先日、久しぶりにいっちょ、飛行機にでも乗って、うろうろ散歩道(さんぽどう)をまい進しようかとは思ったが歯痛のために、急遽取りやめ、家に一日中、ネットしたり本読んだり、本を読んだりネットをしたり、久しぶりにDVD2本借りて映画見たり、その1本が前にも見た奴だったりして、正月以来初めて一日中篭っていた。夢の生活である、隠居である。しかし、1日で飽きる。自分の中で、家に篭り、ネットサーフィンして、各国の空港情報とか旅行情報集めて、紙上旅行部実行部隊になって、わけの分からん本を読んで、疲れたら別の本を読んで、そうだ、掃除をしようとか洗物をしようとか思いつかず、洗濯は明日でいいや、と思い、悪いのは社会のせいだ世間のせいだと呪ってみてばかりでは怨嗟ばかりでは嘲笑ばかりでは不健全というか、1日以上続けば多分暇なのである。といっても、不思議に、何年もぼーっとすることがあっても、暇だなあ、何しよかなというのがない。
それはそれでよかった、偶然にも、比較によって安心するタイプでない人間であってよかった。多分、人は誰もオレのことなんか別に気に留めてなくても当たり前だし、認めてないし、もてなくても当たり前だし、友達も少なくて問題ないといえるから良かった(といえるということは、チョビットの人間だけでも、そう思ってくれているという根拠のない自信に満ち満ちているということなんだろうけどもねえ)
きっと定年退職したら、まず3年は旅に出てしまうんだろうなあと思ったが、それには、健康が一番なのだなあ。
翌日、仕事で、外に出て歩いていると、電話音が鳴り続けて誰も出ないので、遂に、オレにも脳内にピピピの鳴り出した電波系になったのか、どうしようと思ったら20秒ほどしてやっと、随分向こうにいる人がもしもしと携帯電話を取り上げた。
そのあと、電車に乗っていると、またもやピピピと今度はアラーム音が電車の中に小さく響くが誰も反応しないので、遂に、オレにも脳内にピピピの鳴り出した電波系になったのか、どうしようと思ったら、急に前にいた女性がはっと気がついて、旅行キャリアをごそごそし、アラームを止めた。
ああ、よかった。まだまともそうだわ。
足先から上までペアルックでもいいですか!