昔、べヘイレンがあったが、ベトナム戦争から脱走したアメリカ兵をスエーデンなどに、脱出させたりしていたが、そのファーストコンタクトってどうしたのだろうか、なんか思っていたら、繁華街で、髪の毛の長いヒッピーのような奴に声をかけたことから始まったらしい。こいちは、反体制だからポリにチクらないだろう、と外見で判断したようなのである。そのヒッピーがじゃあ、とベ平連に連れて行ったということらしい。今、不良外人が助けを求めても、誰に助けを求めていいか分からないし、そんな反体制とおうか良心に従った組織さえないのではないか。
最近は、少し前まで、兵隊を集めるのが大変だったアメリカも、不景気のために、兵隊に就職する人が倍増しているようだ。医療家族ただ保険つきで、年収300万円程度でである。家族を養わなければならない、というのは、分かるが、それで、他人を殺すって、いったい何なんだろう。人を殺すぐらいだったら、もう死んじゃうよと思わないのだろうか。まあ、人種が違うからいいのか。まあ宗教が違うからいいのか。そして、多くのものが、心身に病を患ったり、犬死して帰ってくる。アメリカ最大の産業、軍需産業に乗っかって。まさか、本気でアメリカ首脳部も、アフガニスタンを制圧できるなんて思ってないはず。年間、アメリカ人一人の戦費支出は80万円超・・・ムチャやな。
そのアフガニスタンに国境を接するパキスタンの町のことを思い出した。砂埃にまみれた武器と世界有数のオピウムの安いといわれる都市、ペシャワール。
話は変わるが、商社でラオスに行っていたという人の話を学生時代に聞いた(その人は失業してトラックの運転手をしていて、オレはバイトだった)。ラオスで弾丸が飛んできて足元の砂がパンパンと上がったときには、本当に自然におしっこを漏らしたといっていた。全くの脱力で、腰が抜けてヘナヘナとその場にへたり込んでしまったといっていた。
話は変わるが、30代前半から5年間ほど、ナルコレプシーのような状態になっており、打ち合わせしていても眠くなり、会議では必ず眠ってしまい、会話中や食事中や散髪や歯の治療中にも寝てしまう状態であった。ある本を読んでいたら、商社の人で上司がいつも昼間寝ているので、まったく出来ない上司だダメだと思っていたのだが、紛争地帯に行って、車から降りると弾丸が振ってきて、腰を抜かし、早く逃げましょうと上司のほうに振り向いたら寝ていたという。この人、病気だと確信したという。それを読んで、オレも病気かもなと思ったぐらいだ。
話は戻るが、そのペシャワールの町を歩いていると、100メートルぐらい後方の車が爆発したのだが、不思議であった。びびらなかったのだ。ちょっと振り向いて、そのまままっすぐ歩いて宿に戻ったのだ。他の情報を一切遮断するどころか、感情まで全く遮断して、何もなかったように、歩いて戻ったのだ。宿までの道のり以外の情報は多分遮断され、そして、不思議と、そのときのことを詳細に覚えていないのである。今の記憶は夢のようである。何故逃げたり、逆に近寄ったり、しなかったのか、そのときどう思ったのかが全く忘れてしまっているのである。ショックを受けるので、感情と記憶が遮断されたのかも知れない。
戦場なんかに行ったらおかしくなる。徴兵されたら、絶対病気のふりする。義勇軍ならどうか分からないが、国や金持ちや経済のために死にたくないよな。