問1
知っとう、といいつつ、知っていたら、知っとる、あるいは、知っとってやね、という。そんなことは大学に行って、神戸市から離れるまで知らんかった。
問2
「あらゴミ」荒ゴミのことだが、働いてから地元を離れると、粗大ゴミとか資源ごみとか、なんだかそんな話になって、「あのー、それで、あらごみの日はいつですか」と聞いたら「なんだそれ」といわれた。(今では地元もそういうゴミはなくなったようですが)
問3
日番は、クラスで順番に回ってくる当番だ。他の地域では日直ということは、ずっと知らなかった。何故知らなかったかというと、そういう話を大人になってからなかなか知らないからだ。そういう話を思い出したのは、学生時代タイのコサムイで知り合ったカナダ人が小学生まで日本に住んでいて、日本語が堪能だったのだが、単語が小学校で止っていたからだ。男子女子とか、日直とか給食当番とか、このにいちゃん、何か懐かしいこというなあ、という人であった。
問4
神戸ノートは、神戸の風景が表紙裏に印刷された学習帳だ。勿論、全国区で使われているものだと、小学生時代は思っていたのだが、ボーイスカウトのクリスマス商品交換会で、開けてみるとジャポニカ学習帳だった。何だ、このノートは。と思ったのだが、そういえば、ボーイスカウトの同じ隊(=家の近所)に阪急ブレーブスにいた大塚がいたなあ。小学校の時はよく遊んでいたが、高校になって偶然道端で会って、何となく彼はにやけていた。(はにかんでいたなあ)
問5
どべ 例「オマエ、ドベか(成績とか50メートル走とか」
ベッタもあった。
問7
べつべん 私は、小学校4年のときに、初めて別勉に行った。意味は、多分、学校とは別に勉強しにいくってな感じなんだろうか。月謝は3000円。週2回。通っているうちに、どうやら塾という言葉もあるようだ、どう違うのだろうか、と思った次第。『力の五千題』、『自由自在』、『応用自在』・・・
問8
ミッキ えんがちょ!は大人になってから知った。多分全国区の漫画かなんかで知って何だそれ、ミッキのことか?と思った。バーリア、っていう普遍的な普通単語もあった。
ミッキってもしかしてミッキナイフからきたものなんだろうか。
問9
油引き 神戸の学校が土足なのは西洋文化を学校にそのまま取り入れたからで、それだと教室が埃っぽくて大変だから床にドロドロのワックスを塗りたくる油引きをする。生徒がやらされ、そのあと、皆でスケートごっこをして誰かが必ず滑って転ぶ。そういえば、小学校は、講堂も含め、土足であった。床は木。
問10
そばめしは、ガキの頃は知らなくて、全国区になって初めて存在を知った。そんなのあったかなあ。
問11
動物園といえば、入ったらいきなりフラミンゴがいるものだという記憶。入場するまでの道沿いにオウムが飼われていた。パンダは新参者なので、あまり親しみはないかも知れないが、やはり諏訪子だろう。1951年開園と同時にインドからやってきた象は2008年まで生きた。
問12
「こけよった」 神戸ではまだこけてない。こけかけた。その他地域では既にこけた状態、わざとこける。
「お茶こぼしよった」 神戸ではまだこぼしてない。こぼしかけた。その他地域では既にこぼした状態、わざとこぼす。
「死によった」 神戸ではまだ死んでいない。死にかけた。その他地域では既に死んだ状態、わざと死ぬ。
学校の発表で、「家族でドライブに行き、お父さんが寝てしまい、ガードレールに当たってもう少しで死によった」と発表したこともあり、
文集にも凧がおちよったら、と書いてある。
問13
しんどいが物事でなく人にかかるようだ。「おれ熱あるんかな、えらいしんどいわ」「必死のパッチで走ったから、オレもうムッチャしんどいわ」「バリしんどいから帰るよ」
問14
なんしか とにかく、途中の説明を省く時、「なんしかアカンねん」
問15
しもって、やりもって 「ご飯食べもってテレビみとう」
問16
バリ寒い バリシブイ バリはがい バリしんどい バリはやい バリ眠い
問17
しっとるわいや、そうやわいや、わいやわいや
問18
じゃんげり お手玉を足で何回蹴ることができるかというのであるが、バージョンはいろいろあり、効き足の土踏まずあたりで蹴り続けるのがオーソドックスであったが、その他、足先で蹴り続ける、左右足を交互に土踏まずで蹴り続ける(通称台湾蹴り)、効き足は土踏まず、反対の足は土踏まずの反対側で交互にけり続けるとかある。
ドブで塗らして重みをつけて調整したわけ。中は小豆ではダメで、やっぱ砕いた米がよかったと思う。
そのうち、競争するのだが、10分間の授業の休憩中では、勝負がつかないどころか、一人が永遠に蹴って終わってしまうというほど上達し、私も連続600回(613回)の記録を打ち立てた。何であんなに流行ったのか、多分勝負に負けたらそのジャン蹴り玉をとられるからだろう。
問19
水牛とは、ノコギリクワガタのことであり、ゲンジ(クワガタ全体を指す)の中でも、オオクワ(オオクワガタ)以上に、ソノシルエットの格好良さから人気があった。一番人気がないのは、メンタ(小クワガタのメス)である。基本採れるのはコクワ(小クワガタ)かたまにヒラタやミヤマが取れた。ミヤマは、ちょっと茶色くて毛があって、なんとなく西洋な感じがして、ヒラタは平べったい流線型がそれなりにかっこいいのであるが、コクワの次に採れるので、人気もそれなりだ。クヌギポイントを毎朝山に入るのであった。水牛やオオクワ採ればヒーローである。
問20
ファミリアの服
子供服ファミリアは全国区であると思っていた。時々、車で元町や三宮に行くと、おかんがファミリアに何かを持っていくのであった。よく分からないが、よくブラザー編み物で、暇つぶしに編み物をしていたのだが、それを降ろしていたのであろう。いや、刺繍か?刺繍は完全趣味だったか、いやあれもどこかに売っていたぞ。何やってたんだろうか。
問21
うらおもて、てってのて 今でいうグーパーじゃんけんか。2組に分ける時にやる。
問22
六甲のおいしい水 買うのにやたら抵抗がる。裏庭の水やろが。と。小学校の時に習ったのは、六甲の水は良くて腐りにくいので船舶用に持っていかれて、神戸市民は飲めないんだよ、ってことだったが、センコーほんまかいな。だいたい、水に金だすようになったの最近じゃん、初めて海外で
水買ったとき憤慨したわ。
問22
ダボ・・・。ボケ、かす、あほ、いわれるよりダボっていわれるほうがショックなんか?おれにはどれも同じに見えるぜ。