何年か前にキプロス上空を飛んだ。
小さな空港を出たら、公共バスなどはなく、タクシーしか移動手段がなく、誰に聞いても５０トルコリラ２８００円ぐらい一律であり、仕方なく１５キロだか先の首都ニコシアを目指す。タクシーもどちらかといえば高級車系ばかりである。
空港からは綺麗な道で平坦。キプロス島は地中海では３番目に大きく、四国の半分ぐらいの面積である。
山々がガタガタである。
ホテルは、南キプロスにはいっぱいあり、各種ホテル予約サイトも充実しているのだが、北側には総合予約サイトは見当たらず、（リゾートの一部は見受けられた）首都でのホテルはネットで探す限り数件あるだけで、仕方なく、日本出国日に直接ホテルにメールするが返事はなかった。
グルジアからももう一度メールをしたものの返事はなく、とりあえず、アベイラブルか直接ホテル前に乗り付けた。多分、一番大きいホテルであり、旧市街にあり、屋上から南側の風景が見られるということで、行ってみたのである。
空き部屋は、無事あったというか、覗いてみると８月、シーズンと思われるが、がらがらである。従業員の態度は悪いが、それは、態度ではなく、そういう奴のようで、ちゃんとしっかりはしている。ＷＩＦＩもこのサライホテルにはあって、暗証番号も親切に教えてもたっらのであり、部屋も多分近年改装されており綺麗である。北キプロスではカジノが合法化されているのか、別に誰も泊まってくれてなくても1階の併設カジノで稼いでいるからいいよってな感じであった。感じであるが、カジノに入っていく人は見なかったのである。
しかし、部屋に入ると、ムワと熱が篭っており、速攻でエアコンをかけるのである。
・・・・さて、帰国である。帰りのタクシー代は安いだろうと思っていると、これまた談合しまくっていて、一律料金である。足下もよってからに。私も、今では普通の会社員なので、多少の出費にも血を流さない体になっているのである。
飛行機は、まあ、トルコ航空がイスタンブールから1日4,5便出ているんだが、いやはや、誰もカウンターにならんでいなくてがらがらである。
飛行機も南キプロスでは欧州各国から離発着があるが、こちらはトルコがメインである。
ゲートも３つであり、いずれも歩いていく沖止め方式だ。
パスポートでない別紙のスタンプも最後までくれて、要は記念品にしなさいよってな感じだろうか、とにかく、これはパスポートに挟んでいると、ギリシアを初めとするほかの欧州で見つかったら入国拒否されるかも知れないので、捨てるのである。
放送もなく、何となく、職員が大声で出ますよ、集まってねと叫び、何となく滑走路を歩くのである。
タラップに乗り込む自分が写っているんどえある。
19時半発だが、19時にトルコの格安会社ペガサスエアラインズが飛んでいるので、まあ、皆さん向こうに行くわなと思うのであった。
空いていたので、こちらも定刻15分前に動き出す。
地中海でも、まだ夏は8時半過ぎまで明るい。
すぐに、旧市街が見えた。
10分もたたないうちに、地中海に出た。何故か、大阪までのチケットは見せてないのに、オマエどこ行くんだ、とカウンターで興味本位に隣のカウンター職員に暇つぶし的に聞かれて、大阪というと、荷物は大阪までチェックインしといてやったからな、搭乗券はイスタンブールのトランジットで発行してもらえ、と一方的に言われ、まあ、いいかと思うのであった。勿論、イスタンブールでは4時間の時間があり、地下のスーパーマーケットで買い物と、ビールの購入があるので、一旦、トルコに入国するんどえあった。（しかし、予想してなかったけど、予想に反し、イミグレが長蛇の列で、予想外に40分ぐらい並んだのは予定外であった。並びながら、もしかしてスーパーマケットってもう21時だから閉店しちゃっているのではないか、と思ったのだが、無事開いており、やっつけで会社の土産お菓子を購入。やっつけでいいんですか？いいんです。）
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