【ブログ】ハリルにこのまま継続させていいのか?
サッカー日本代表の欧州遠征。ブラジル戦は1-3、ベルギー戦は0-1で2連敗。もっとも、ランキングが2位と4位の国なので、敗戦という結果は、妥当だと思う。しかし、問題はその中身!ブラジル戦は、VARによってPK取られたという”不運”もあるが、それ以前に戦術として用意していたプレッシングが上手く嵌ららなかったが、敗因のひとつと思う。もっとも、この試合の意義は、嵌らなかった事ではなく、どうすれば嵌るようになるのかを感じて、次に活かせればいい事なので、ここで課題にする事があっても問題にする必要はない。ただ、失点してから、消極的になった事は、逆に問題で、この試合の前に、ジーコが「日本人はメンタルに問題がある」と言ってたとおり、戦術が上手くいかなかった時のどうすればいいのかに、迷いを感じた。しかもこのあたりは監督も迷走していたように思える。ベルギー戦では、守備の意識が高く、無失点の時間が長かったのは評価していいだろう。強豪が格下との試合で一番イヤなのは、自分たちのリズムなのに点が入らない事。そこから少しずつ、リズムが狂ってしまうパターン。これに持ち込められれば、しめたもの。一度狂ったリズムはなかなか取り戻せないので、その間に得点できればベスト。でも、やっぱり強豪もそんな環境には慣れたもの。得点できなくても、焦らずじれず、じっとチャンスを伺い続ける。これができるから強豪なのかもしれない。ベルギーはそんな風に見えた。結局、一発蔵って、そのまま敗戦だった。僅差といっても内容はしっかりした横綱相撲だと思う。この2戦、成果はあったのだろうか?課題は見つかったのだろうか?成果は、使える選手と使えない選手が見えた事かもしれない。槙野は、昌子からレギュラーを奪還しつつある。乾や長沢もそれなりによかったと思う。井手口もミスが散見できたとはいえ、高い評価には変わらないと思う。課題は、ミスが多かったと思う。小さなミスが大きなミスになる。やっていいミスとやってはいけないミスというのも区別がついていない様にも見えた。小さなミスからなくすことに拘りも持つべき。あと、選手選び(交代を含めて)にも課題が。ゲームメークする人選手が選出されていない事。ガンバの遠藤、川崎の中村など流れを作れる選手がこのチームには必要だと思う。さらに、今回ACLの決勝を控えている浦和の選手を5人も選出した事。それでいて槙野、長沢は使ったが(遠藤もアリバイ程度に使った)、そんな意味の無い選出は選手にもクラブにも迷惑な話。ハリルを監督にして、日本は何を得たのだろうか?得ようとしているのか?ロシア大会だけでなく、その先の未来に、希望が見えない。それでいて、自分は間違っていないというのは、誰が納得しているのだろうか?監督と選手の間にも乖離がみえるように思える。日本のサッカーを模索し、確立させるというのは、昔からの課題のひとつだが、いまだに迷走しているように思える。もう、監督を変えてもいいのではないか?ミシャでも、ネルでも交代要員がいるのだから。ミシャのサッカー。独特だけど、多分、急に導入してもいけるのではないかと思う。それなりの選手も日本にはいるだろうし、ベースもある。ネルシーニョでもいいだろう。好き嫌いが激しいけれど、こっちも基盤があるので、当て嵌められる選手はいるはず。ワールドカップ!このままだと予選3連敗の覚悟が必要だと思う。