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子貢《しこう》が曰《いわ》く、貧《まず》しくして諂《へつら》うことなく、富《と》みて驕《おご》ること無《な》きは如何《いかん》。
子《し》曰《のたまわ》く、 可《か》なり。 未《いま》だ貧《まず》しくして道《みち》を楽しみ、富《と》みて礼《れい》を好《この》むものには若《し》かざるなり。 子貢《しこう》が曰《いわ》く、詩《し》に言う、切《せつ》するが如《ごと》く磋《さ》するが如《ごと》く、琢《たく》するが如《ごと》く磨《ま》するが如《ごと》しとは、其《そ》れ斯《こ》れを謂《い》うか。 子《し》曰《のたまわ》く、賜《し》や、始《はじ》めて与《とも》に詩《し》を言《い》うべきのみ。諸《こ》れに往《おう》を告《つ》げて来《らい》を知《し》る者《もの》なり。(学而第一) <訳>子貢《しこう》がいった、「貧乏であってもへつらわず、金持ちであってもいばらないというのは、いかがでしょうか」。 先生は答えられた、「よろしい」。だが、貧乏であっても道義《どうぎ》を楽しみ、金持ちであっても礼儀《れいぎ》を好むというのには及ばない。」 子貢《しこう》がいった「詩経(衛風きいく篇)に『切《せつ》するが如《ごと》く磋《さ》するが如く、琢《たく》するが如く磨《ま》するが如く』と[いやが上にも立派《りっぱ》にすることを]詠《うた》っているのは、ちょうどこのことでしょうね」。 先生はいわれた、「賜《し》よ、それでこそ一緒に詩の話ができるね。前のことを話して聞かせるとまだ話さない後《あと》のことまで分かるのだから。」 <解説>「如切如磋、如琢如磨」の詩句《しく》は、詩経《しきょう》の衛風《えいふう》篇にあります。 切磋《せっさ》は、角《つの》や骨《ほね》を手入れする際に、まず切ってからその上に磨《みが》きをかけることを言い、 琢磨《たくま》は、玉《ぎょく》や石《いし》を手入れする際に、まず打ってさらにその上に磨《みが》きをかけることを言います。 人の修養《しゅうよう》においても、高いところにさらに高いものを望《のぞ》み積《つ》み上げることが必要であることを言います。 <こころ> クリックお願いします。m(_ _)m 人気ブログランキングに参加しています。 どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.16 06:46:42
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