洞天福地

昔、「シリウス」という言葉が何だか気になって…
でも、何がどう気になるのか分からず
仕方ないので「出神」でどこか高い次元に出かけ
「シリウスって何のことや？」と大声で叫びながら飛んでいたら

急にどこかに吸い込まれ…

そこはとても大きくて立派な会議室のような部屋で
数人のとても大きな老人が椅子に座っていて
ふと、頭の中に「元老」という言葉が浮かんだ。

すると一人の元老が「まあ、ここに座って見ていなさい」というので
私はその老人の前のテーブルの上にちょこんと座り込んだ。
このサイズ感、まるで自分がハエになったみたいだと思いながら…。(笑)

暫くすると、その老人は「どうだ、何か分かったか？」と聞いてきた。
でも、そこに居た老人達は皆、ただ椅子に座って居眠りしているようにしか見えなかった。

私の心が読まれたのだろうか。
老人は「お前の居る世界とこことでは時間の流れが違うんじゃ。こちらでの一瞬はお前の世界ではとてつもなく長い時間なんじゃよ。」と教えてくれた。

そこに居た老人達はそれぞれが宇宙で、自分が管轄する宇宙を見守っていると言うことだった。
どの宇宙でも誕生した命は全て進化成長して行く。
古くなった肉体を脱ぎ捨て、何度も生まれ変わり、進化成長して行く。
とても高度に進化した星もあれば、まだ、原始的な星もある。
進化がある程度に達したら、原始的な星の成長の手助けに赴くというシステムになっているらしい。

この地球はまだまだ未開の星なので多くの手助けを必要としている。
「シリウス」という言葉は自分が何のためにこの星に存在するのかに気づくためのキーワード。

実際にはこのキーワードはシリウス以外にもあるとのことだった。