カテゴリ:ヘルシーライフ
〇ヨウ素は不足でも過剰でも健康に問題を起こす ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料として必要な物質で、不足すると甲状腺ホルモンの分泌を刺激するためのホルモンが増加して、甲状腺の発達が促進されるため、甲状腺肥大や甲状腺腫が起こることがあります、 一方、ヨウ素が過剰になっても、甲状腺機能の低下や甲状腺中毒症が起こるので、ヨウ素の摂取には注意が必要ですが、昔から海藻類や海産物を食べる食習慣のある日本人はヨウ素の過剰摂取に対する影響が出にくい民族とされています。 ○めかぶとその他の海藻類のヨウ素含有量 刻み昆布 230000(23万)マイクログラム(100gあたり) ほしひじき 45000 カットわかめ(湯通し塩蔵) 8500 わかめ(生)1600 めかぶわかめ(生) 390 焼きのり 2100 大豆 79マイクログラム(100gあたり) 米(精白米)3.9 いわし 38 牛肉 16.4 海藻類でダントツに多いのは昆布です。他の食品と比べても海藻類はヨード含有量が多いことがよくわかりますね。 〇ヨウ素摂取量のめやす 日本人の1日当たりのヨウ素摂取量は平均1000~3000マイクログラムと推定されています。 幅がありすぎですが、これは、ヨードが国民栄養調査項目に入っておらず、データがないためです。厚生労働省の審議会資料には1日当たり平均約1500マイクログラムと推定されるとの記載もあります。 詳しく調べたい方は次の厚生労働省の資料で。 そこで、どれぐらいの量を目安としたらよいかですが、推奨量(推定平均必要量から計算されたものです)としては成人では130マイクログラムぐらいとされています。そしてこれ以上摂取すると危険とされる耐容上限量は成人で3000マイクログラムです。 生めかぶのヨウ素含有量は100gあたり390マイクログラムということなので、仮に生めかぶを1日100g食べたとして、日本人の推定平均摂取量を約1500マイクログラムとするなら、その4分の1程度のヨウ素を摂取することになります。
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最終更新日
2021.07.08 07:01:10
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