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カテゴリ:ナニワ英語道
(続き)
かつて「ロシアが攻めてくれば白旗をあげて降伏するしかない」と言って物議をかもした、」M氏という経済学の教授がいた。 ロンドンで会ったが、テームズ河の霧のように空気は暗かった。 メシも酒もまずかった。 「ここは天国。日本に骨は埋めたくない。」と個人的な幸福を誇らしげに語る。 ロジカルではあるが、温もりは感じられない。 だから自己中のサヨク人間が好むディベートは、暗くて面白くない。 humorless なのだ。 そのM教授に言った。 「どうですか先生。数日後どこかの国が日本を爆撃するというニュースが入ったら、僕はその時に間に合うように今から飛行機で帰国します」 家族や友人を残して、異国で骨を埋めたくない。 日本史を通じて亡命した元皇は一人もいなかった。 そのサヨク知識人は黙った。 酒がますますまずくなった。 それから二人は一度も会った事はない。 お互い会いたくもない。 ましてや踊りたくもない、左と右のタンゴ。 私は、やはり石なのかと感じた。 20年も前のことだ。 最近のシンポジウムでその時の傷が疼き出した。 君(サヨク)は君、僕(ウヨク)は僕、されど仲良き、とはいかないものか。 同じ日本人であって、どうも人は絆を切ろう切ろうとするのか。 手を結び直そうとすれば失望する。 君子悲しむ・・・ナーンチャッテ(sort of)。 (続く) なかなか好評な日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月31日 08時40分28秒
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