ネットで買い物するときにどれくらいの電力消費が行なわれるのか
節電のために個人や企業が果たすべき役割を考えなくてはいけない時節。楽天グループはひとりあたり電力消費を、昨年比△40%を目指すとして取り組みを始めました。インターネットでサービスを提供する企業は、供給側の電力消費とユーザー側の電力消費の両方を念頭においておかなくてはいけません。ネットで買い物するときにどれくらいの電力消費が行なわれるのか、気になりませんか?色々な条件があって正確に測定するのは難しいのですが、各種電気製品の消費電力を比較したサイトなどを見ると、実はPCの電力消費はそんなに大きくないことがわかります。(1)1,000ワット以上(2)500ワット以上、1,000ワット未満(3)100ワット以上、500ワット未満(4)100ワット未満の4段階で電気製品を分類すると、ノートPCは(4)のカテゴリに入ります。デスクトップPCのほうが2~3倍電力を食うようですが、いずれにしても電車に乗って出かけて百貨店に行くよりは、ずいぶんネットショッピングは電力抑制に貢献すると思われます。マイクロソフトが、インターネットブラウザによっても消費電力が異なるというレポートを出しました。IE 9、Firefox 4、Chrome 10、Opera 11、Safari 5 の各ブラウザを比較したところ、IE 9の消費電力が最も少ないということです。これは計測の手法などにも各種の意見が出そうですけれど、海外からもエネルギー問題に意識が高まっていることのひとつの事例だと思います。レポート記事はこちら⇒http://blogs.msdn.com/b/ie/archive/2011/03/28/browser-power-consumption-leading-the-industry-with-internet-explorer-9.aspx