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Electropicoの音楽三昧日記

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October 23, 2005
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カテゴリ:Art
恋よりどきどき コンテンポラリーダンスの感覚(アイステーシス)
(10/1~11/13)東京都写真美術館

日本の3つのコンテンポラリーダンス・カンパニーによる、写真ではなく、ダンスでもなく、インスタレーションの展示。

一番大きい空間を占めるのは、学ランダンスでかなり有名になってきたコンドルズ。
段ボールで区切られ、学園祭ノリでデコレーションされたごちゃごちゃした迷路。
その先では映像作品を上映しているが、音声を流すヘッドホンが3つしかなく、長く待ってようやく聞くことができた。
宇宙。焔。ロック。音と映像がシンクロしておらず、あくまでBGMなのには、ああ、ダンスが主の人なんだな、と。

後の二つはこじんまりした展示。

珍しいキノコ舞踊団は、ダンススタジオを模した空間にモニターを並べモニター越しにダンス指導。
客は自由に踊って良いことになっているが、残念ながら誰も踊っていない。
ま、僕もちょっとだけやってみたけどなかなか勇気が出ませんな。変な動きだったし。
インスタレーションの中にいる人間はもうインスタレーションの一部なんだけど、ね。

ニブロールの展示は、白い壁で囲まれた空間。
三方の壁にはCGが投影されている。その空間に入り込んだ人の影がそのCGに反映される仕掛け。
せっかく、歩くと揺れる不安定な床がしつらえてあるのだが、その空間に入り込んだ人たちは、その床で遊ぶことをせず、壁際でつっ立って見ている。
自分の影がCG内でなるべく動かないように、そおっとして、そして静かに出口へ向かってしまう。

自分が関与出来る世界があるのに、関与してほしがっているのに、双方向コミュニケーションを拒否し、傍観者でいたい人たち。
そんな人たちを再発見してしまった。なんとも寂しいこと。

ダンサーという人種の人たちと一緒に行けばもっと良かったな。

~~~~~
ダンス、空間、そして音楽の軌跡 ローザスとアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの25年
(10/1~10/30)東京都写真美術館

150点の写真、30分ほどのビデオ、そして砂を敷き詰めたフロアに天井からビデオ投影するダンス作品。

まずビデオを見る。女性ソロで、振付言語=ダンスのボキャブラリを延々と映し出す。
たくさんの言葉が出てくるのだが、感情が爆発することはなく、もやもやとしてしまう。
感情そのものといえるような、わかりやすく衝撃的なアフリカ由来の動きとは全く違うなあ、と今更当たり前のことを感じる。

砂に投影されている作品名は"Violin Phase"。これも実はインスタレーションで、砂場へは出入り自由。
そして、たくさんの足跡で砂は波立っている。
なのだが、しばらく僕が見ていた限り、中に入り込んだのは僕一人。
やはり多くの人は、自分がそこに影響を与えないように遠巻きに、お行儀良くしている。
そうやってしつけられてきたんだよね。でも、こんな非日常空間では、それを脱ぎ捨てなくちゃ。

そう思って、一回りして足跡を付けてきた。





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Last updated  November 5, 2005 02:54:12 PM
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