テーマ:社交ダンス(8445)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
グレゴールはスロベニア人です。
最近スロベニアの選手の活躍は目を見張るものがありますね。 今年のUK戦のアマ・ラテン決勝に入った6組中3組までがスロベニア。 イタリアやスロバキアと国境を接するこの小さな国は、スポーツの英才教育に非常に力を注いでいるのだそうです。 子供の頃から社交ダンスをただのお稽古ごとではなく、いい先生、いい先輩の動きをしっかりと学んで来ているため、体得した知識も湧いてくるアイデアも既に人に教えられるレベルに達しているんですね。 今日は、パソドブレの続きを習いました。 パソらしく見えるパソの極意の続きです。 1 一瞬でシェープを作り、さらにその動きを継続してボリュームを見せる。 2 動きは『ROUNDED』すべて円を意識する。 3 男性は力強さを強調。不用意に膝を曲げない。 レッスンは前回と同じで、100%大将しごきでした。 大将は競技用のオーダーパンツ履いて、一張羅の赤い練習儀着てるのに、闘牛士というより汗だくの歌舞伎に見えます。 グレゴールはGパンなんか履いてるのに、同じ動きをするとなぜ闘牛士に見えるんでしょう。 それは『パソらしく見えるパソ』の動きのツボをきちんと押さえてる上に、一瞬でシェープを作れる素早く動くための筋肉や、大きくシェープを膨らませてもグラグラしない、しっかりした体幹があるから出来るんですね。 大将は少しなら真似できるんですが、最初の数小節しか持続できませんでした。 年のせいもあるでようけど、飲んでばっかりいるからでしょうね。肝臓が疲れるとスタミナに影響が出てくるんです。 結局第一ハイライトまでしか行きませんでしたが、エッセンスは掴めました。 リサのレッスンも、前回に続きルンバをお願いしました。 彼女は一昨日よりも随分ラテンぽい肌の色に変わっています。 最初に指摘されたのは大将の立ち方でした。 『お腹をしまえ』 これって、何度いわれても出来ませんね。先週も先々週も通常のレッスンで指摘されてるのに。 飲むと忘れるんでしょうね。 結局、大将のあいまいなステップをクリアにしてもらうのに半分の時間を費やして、『これでレッスン料割り勘なんて絶対やだ』と思い始めていました。ドレスだって結局自腹だったし(根に持ってる?)。 でも、私の方も収穫は多かったんです。まず、いまいち苦手なスリー・アルマーナ。これのバリエーションがルーチンに2カ所も入っているんですが、 『ヒールで回れ』 と教えて頂いたことで、非常にステップが安定しました。 さらにルーチンが新しく組まれてからすっかり意識から抜け落ちていたことを思い出させてくれました。 『動き続ける』 ほんの少しでも時間が余ったら、止まったまま次の音を待ってはいけない、からだのどこかで音を表現し続けるということです。 『時間はたっぷりある』 とも言われました。早い移動のルーチンでも、必ず時間いっぱいまで使って動きを完結させること。慌てて次の動きになだれ込まないこと。 彼女はイギリス人ですが、カップル結成してからはしばらくスロベニアに居ましたので、スロベニア・キャンプの流れを継いでいるんでしょう。 今まで教えて頂いたキャロル先生やスクフカ達と同じルーツを感じます。 レッスンが終わると、二人はさっさと帰り支度を始めました。 「試合頑張ってね。」というと、 「試合、来るの?」とリサ。 残念ながら応援には行きませんが、健闘を祈ってます。 参加者のリストを見ましたが、なかなかのメンバーで見応えがありそうですね。 どうか最高のパフォーマンスで、日本のファンを魅了して下さい。 グレゴール & リサ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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