テーマ:社交ダンス(8696)
カテゴリ:ニュース
最近よくニュースに登場するPM2.5。
2.5って、サイズを表してるってご存知でした? PMはparticulate matter(粒子状物質)の略で、大きさが2.5μm(マイクロメートル)以下の小さな粒子のことをPM2.5(ピーエムにーてんご)と呼んでます。1μmは、1mm の千分の 1です。 他にも大きさが10μm位下のものをPM10(ピーエムじゅう)とか、0.1μm位下のものをPM0.1(ピーエムれーてんいち)と呼んでるんですね。 つまり服のサイズを『S』とか『M』とか『L』とか呼んでるのと変わらないんです。 2.5μmがどのくらい小さいのかすぐには思い浮かびませんが、花粉が30μm、髪の毛の太さが男性で80μmくらいだそうです。 花粉の10分の1くらいの大きさとなると『一粒とってみる』というのはムリでしょうね。でもそれがたくさん集まって浮かんでいれば煙に見えると思います。 こちら2月25日にNASAの人工衛星MODISが撮影した画像。 東北大の工藤純一教授提供だそうです。 PM2.5を含む大気汚染物質の分布が黄色で示され、中国大陸から日本に達している様子がうかがえるとのこと。 宇宙からはっきり見えちゃうんですね。 朝鮮半島にもかなり飛んでます。 環境省のサイトを見ると、『暫定的な指針となる値としての 1 日平均値 70マイクログラムに対応する1 時間平均値 85マイクログラムを一日のうち早めの時間帯で超えた場合は、都道府県等が注意喚起を行うことを推奨する』となっています。 マイクログラムとは正確にはμg/m3 のことで、たて・横・高さ1メートルの空気の中に入っている粒子の重さを百万分の1グラム単位で表した数字です。 粒子のサイズはいろいろなので、一山いくらの量り売りみたいな感じで計るんでしょうね。 詳しくは知りません。 ニュースでは新潟市で午前5~7時の平均値が101.7マイクログラム、福島県会津若松市で85マイクログラム、大阪市では午前5時~正午の平均値が90.4マイクログラム、石川県輪島市で85.5マイクログラムだったと報じられて、なんでも今まで最多の10府県が注意喚起したそうです。 中国は今月20日以降連続7日間深刻な事態になっていて、北京では460マイクログラムを超え、26日は北京を含む15都市でWHOの指針を遥かに越える値が観測されているとのこと。 それが流れて来てるってことですね。 具体的に私たちは何をすればいいかというと、あまりはっきりしませんが、不必要な外出は避けるとか、マスクするとか、屋外で激しい運動は避けるとかだそうです。 布団干したり窓開け放して掃除もやめた方がいいのかな。 これから競技会シーズンですし室内競技とは言え心配になりますね。 ゼーゼーハーハーしたらたくさん吸い込みそう。 ところでこちら、2001年から2006年までの世界のPM2.5濃度の分布図(NASA)です。 中国が多いのはともかく、アフリカから続くこの赤っぽいベルトは何ですかね。 黄砂は大きさがだいたい4μmくらいとのことですから、砂漠の砂という訳じゃないみたいです。 石油燃やしてるせいですか? 誰かご存知の方教えて下さい。 健康被害のある煙と言えばもう一つ。 中国から飛んで来るより遥かに危険なのが、喫煙者のいる室内。 タバコのPM2.5の値もかなりマズいらしいですね。 喫茶店なんて分煙されてない店がまだたくさんありますし、昔は会議中でも家族団らんでも誰かしらタバコ吸ってました。 こちらの資料によると『自由に喫煙可の店』は568マイクログラムだそうで、北京より悪いじゃないですか。 きれいな空気吸ってれば長生き出来るかって言うとそうでもないでしょうし、タバコ吸ってる人でも長生きな方はいらっしゃいますけど、タバコ吸いながら中国に文句言えないですね。 アメリカなどでの調査によると、PM2.5が 10マイクログラム増えると心臓や肺の病気の死亡率が 9%、肺ガン死亡率が14%、全死亡率が 6% 増えるそうです。 PM2.5濃度が高い空気を24時間呼吸しなければならない地域で暮らしておられる方々の健康被害が心配ですね。 今日は一応マスクして出勤しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/02/27 07:04:43 PM
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