テーマ:社交ダンス(8696)
カテゴリ:ワンポイントレッスン
ヤグダにはルンバを見てもらいました。
バッサーノ・オープンの決勝で一番スコアが悪かったのがルンバだったんです。 ユーリにパソでさんざんしごかれて汗だくになった大将は、負け惜しみのようにつぶやきました。 『ルンバではアンタが絞られる番なんだからな。』 ところがヤグダは大将を指差してこう言ったんです。 『どちらかというと、あなたが問題ね。』 踊りに以前のような連続性が見られなくなっている、ポージングや移動に気を取られてプチプチ途切れているようだとのご指摘。 『踊りはポーズじゃなくて、ポーズはただの結果よ。ポーズとポーズの間が踊りなのよ。』 今ユーリのレッスンでパソ踊ってたからその名残かもというと、 『確かにそれもあるかもしれないわね。』 ヤグダは言葉を選びながら続けました。 『パソは男性を見せる踊りだけどルンバは女性を見せる踊りなの。男性は自分が目立とうとしちゃダメ。不必要な手の動きが多すぎるし、女性を見せようという気持ちが全く見られないわ。そもそも一度だってお互い見つめあうシーンがなかったでしょ。』 言われてみればそうでした。いつも個々にシャドー練習ばっかりしてるせいでしょうか。 それとも本当に二人の愛は終わってしまったのかな。 『もっと彼女に意識を集中するのよ。彼女がどんなに素晴らしいか、それを皆に見せるの。彼女をあなたの力でスターにするのよ。』 オーーー!! 横で聞いてて照れくさいやら誇らしいやらいろんな感情が交錯しました。 大将はヤグダの言ってることを100%理解してるのかどうか不明でしたが主旨は汲んでいたようです。 『今でもはっきり覚えてるわ。以前のあなた達が見せてくれたルンバ、あれは上のフロアだったわよね。お互いを思いやる深い愛情が踊りに見て取れて感動したのよ。あの時の踊りはどこへ消えてしまったのかしら。』 変な話ですが、久しぶりに大将の目を見た気がしました。 最近そういえば日常生活でも見つめあうことがなくなった気がします。 夫婦生活が長いとみんなそうなるんじゃないかって気はするんですが、皆さんはいかがですか? しばらく風邪ひいてたので移さないように、移らないようにお互いを避けて生活していたからかもしれません。 いくつかのテクニックも教えてもらい、振り付けも多少変わりましたが、やはり一番大きく変わったのは気持ちでしょうね。 私的にはルーチンの中で最近さぼっていた『ルルベ』とか、『8の字』とか『ルンバウォーク』とかを省略しないで繊細に踊るようにと言われました。 リード&フォローが苦手だというと 『ベーシック踊ってみて。』 と言われました。踊ってみせると、 『ちゃんとできるじゃない。それをルーチンでもやらなきゃ。』 おっしゃるとおりですよね。 何のためのベーシックかってことですよ。 ルンバウォーク、乗っている足の方の肩甲骨を床に繋げるのだそうです。そうすると肩が上がるクセも直せるとのこと。 それに思っていたよりずっと骨盤が横向く、つまりウエストを絞る感じでした。 この辺も最近楽してさぼってるところです。 『ルンバは流れるような動きを見せる所と、はっきりしたリズムを見せる所があるから、そこをきちんと分けて自分が今何を見せるのかちゃんと把握してる必要があるの。』 8の字やルンバウォークは、特に基本だからはっきりしたリズムを見せる必要があるんですね。 私の8の字はふくらみが足りないそうです。 最近お腹に肉がついて来たのはこう言った基本動作をちゃんとやってなかったからかもなあ。 今回のレッスンも大変勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/02/28 12:03:35 PM
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