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カテゴリ:本
シリーズ50万部突破の「ライフ・シフト」の続編の「LIFE SHIFT2」
この先、人生100年時代が待っていて、 これまでの固定概念を捨て、生き方と働き方を考え直そうと、 著者のアンドリュー・スコットとリンダ・グラットンが問いかけてくる。 2018年に前作のLIFE SHIFTを読んだときは、 人生100年時代が全く想像できなかった。 5年経ち52歳になった私は、定年が見えてきたからか、 祖母も100を超え、両親の老いが目立ってきたからか、 本書が語る人生100年時代がそれとなく想像できた。 18年後の70歳までおそらく何らかの職に就いていると思われ、 これからの働き方、生き方について、考えるきっかけとなりそう。 自分の息子の世代は、労働年数が今よりも大幅に増えるので、 40~50代の多くの人が歩んできた「終身雇用&同じ職種」が通用しなくなり、 自己啓発の必要性が非常に高くなるとあった。 就職活動中の息子へのアドバイスも固定観念ではダメだなと、 本書を読んで改めて感じた 4章の「生涯にわたって学び続ける」の節が印象的 ・学生は学ぶことが必須で、自身の学ばない選択で学ばなくなるが 大人は学ばないことが通常で、自身の学ぶ選択で初めて学ぶことができる (自身の意志がないと学ぶことができない) とか、 ・大人の学習では、 新しいスキルと行動パターンを身につけるのと同じぐらい 古い思考や行動を捨てることが大きな比重を占めるようになる とか、 ・快適ゾーンにとどまっている人は、 成長ゾーンに入れない場合がある など、よく言われていることだが、感じるものがあった。 マラソン、スポーツボランティア、など、 老後を見据えた50歳前後のチャレンジは間違ってないと、 背中を押してもらった感じ。 いまの状況に悩んでいる50代の方にお勧めの一冊。 自分を変えるきっかけになるかも... 2023年5冊目 期間:2023年3月18日~3月23日 題名:LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略 著者:アンドリュー・スコット 、リンダ・グラットン 翻訳:池村 千秋 出版:東洋経済新報社 (2021/10/29) 内容(出版社からのコメント) Amazon: 8,841位本 この変わり続ける世界で、私たちはどう生きるか? 【目次情報】 1 部 人間の問題 1 章 私たちの進歩 2 章 私たちの開花 2 部 人間の発明 3 章 物語 4 章 探索 5 章 関係 3 部 人間の社会 6 章 企業の課題 7 章 教育機関の課題 8 章 政府の課題 ●気になったフレーズ ・年齢層別にみた場合、いま世界で最も急速に人口が増えているのは、 100歳以上の層なのである。 ⇒表現の仕方が非常に上手。 その層の人口がどんどんと増えていくのであれば、 80歳以上にターゲットを絞ったビジネスとか面白いかも。 ・ほかの動物にはなく、人間だけがもっているスキルの最たるものは、 将来起こりうるさまざまな結果を予測し、 複雑で難しい問題の解決策を見つける力だ。 ⇒人間だけがもっている特別な力があると思うのは、 人間のおごりだと思う。 人類は地球上のすべてを理解しているわけではないのだから... ・それに対して、「アルファ・ゴ・ゼロ」は、 囲碁のルールだけ教えられて、あとは自己対局で腕を磨くよう指示された。 ⇒理解はできるが、どのような仕様でどのようなソフトになっているか、 想像もできない。知識のなさがとても悲しい… ・友人や知人の輪を拡大させて視野を広げたり、 家庭で新しい役割を担おうとしたり、新しい試みを始め、 新しい生き方や働き方を築こうとしている人たちがいる ⇒洗濯や風呂掃除などの家庭での新しい役割や スポーツボランティアなど新しい試みを 50代が見えてきたころに始めており、それなりの成果があった。 一方で、友人や知人の輪を増やしたいのだが、全然増えない もっと若いころから積極的にネットワークを増やしておけばよかったかも… ・複利の魔法がものを言うのは、資産運用だけでない。 ⇒金融投資における金利と同じように、 スキルや健康への投資にも複利が生じるとあり、 期間が長くなればなるほど、投資収益は大きくなると続く。 自己投資の考えを若い子によく話すので、この例えはわかりやすい。 かつては、50代で自己投資しても60歳で引退なので収益は少なかったが、 70歳まで働くのであれば十分な収益があるともあった。 おっしゃる通り。 私は52歳にして何に自己投資するべきか…、とても悩んでいます。 ・幸福とは自らの可能性を開花させることだという。 ⇒アリストテレスの「エモダイモニア」という幸福論 この考え方好き ・私は人生の計画を修正するのに役立つ人的ネットワークを築けているか? ⇒築けないから困っている その反省から息子にはネットワークは大事だからと口酸っぱく言っている。 ・人生のなかには、経験の幅が大きく広がり、 刺激的な人たちにかもまれて過ごせる可能性が高い時期がある。 ⇒何度も経験したからよくわかる。 その時期は刺激的で、充実していて、楽しい 最近味わってなく、この感覚を欲している まだ20年近く働くことになるので、 何度でも味わえるように、もっと頑張らねば… ・子供はみな、自分のことを理屈抜きで愛してくれる大人が 少なくともひとりは必要だ ⇒同感です ・これからの教育に求められるのは、 子どものうちから必要な情報を見つけ、曖昧で不確実な状況に対処し、 発見したことを分析・評価して問題を解決する力をはぐくむことだ。 ⇒息子が小さなころから教えていたこと。 塾に入っても、塾の言うことは聞くな、 1+1=2がわかる人が、1+1の練習を何度やっても無駄だと... 塾の宿題も自分が必要だと思うこと以外やるなと言っていた。 中年期の学びの機会として DCI(スタンフォード・ディスティングイッシュト・キャリアズ・インスティテュート)の が紹介されていた。日本でも同じよなプログラムありそうなので、 勇気出して受けてみようかな… 本書が面白かったので、同じ著者のこれ読んでみたい。 定年が見えてきた50代には必要かなと・・・ WBC興奮しましたね。 決勝戦は、半休とってTVにくぎ付け。 感動でちょっと泣いちゃいました スポーツっていいな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.25 13:58:21
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