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カテゴリ:本
著者の蓑宮氏は、神奈川県小田原出身でソニーを引退して、
地元小田原で色々と活躍されている方。 本書は、著者の”まちおこし作戦”を著者の視点でエッセイ風で描かれいる。 偏った視点と二宮尊徳推しが少々気になるが、地方創生の一部が垣間見れる。 特に若い子たちの地方創生や新しい分野に進出する行動力がいい。 リタイヤ後に社会に役立つ何かをしたいと考えており、 本書を読んで、故郷の発展に向けての活動もありかなと また、 「愛する気持ちはあるが、どう動いてよいかわからない。」 や 「まちの職員にいっても動かない。ならばよそから人を連れてくる。」 など、”まち”を”組織”に変えて読むと、その通り、その通りと... 7章では、「松下政経塾」「盛和塾」「一流塾」について述べられていた。 たくさんの本を読んだり、色々と経験する中で、 大人の塾が数多く存在し、自分にとって必要であったかも、 とこの頃ふと考えるがあるが、正直気づくのが遅すぎた… と諦めている自分がいる。 いまからでも遅くないのか、50代での留学もありなのか… 会社人生のリタイヤに向けて、本書を読みながら色々と考えることができた。 あと20年近く働く必要がありそうなので、 ”リカレント”なのか、”リスキリング”なのか、わからないが、 次のチャレンジを検討してみたくなった。 内容も難しくないので読みやすく、ページ数も少ない。 たまには、こんな本も悪くない 2023年6冊目 期間:2023年3月25日~3月30日 題名:まちおこしは総力戦で挑め 小田原発「地域創生のカギはSDGsにあり」 著者:蓑宮 武夫 出版:PHP研究所 (2022/9/6) 内容(出版社からのコメント) Amazon: 467,684位本 はじめての本の購入で 10%ポイントプレゼント コロナ禍により、企業のテレワーク導入が進んだことで、 小田原市でも2020年6月から転入者が転出者を上回る転入超過という奇跡が起きている。 一方で、北条氏の城下町として豊かな文化や芸術を生み出してきたが、 その活動が休止を余儀なくされ危機を迎えている。 そこで、著者はSDGsを軸にしたまちおこし作戦を展開、 小田原の政官財民を巻き込んでの総力戦を始めたのだ。 本書は、すべての都市の目標ともいえるSDGsと まちおこしを結び付けるユニークな取り組みを描いた実践的な教科書である。 ●気になったフレーズ ・ただお金を貸すということではなく、 借りたお金をどのような仕事で返済していくか。 ⇒発展途上国で生活に困っている人にお金を貸すだけでは、 その人のためにならないとのこと。 理屈はわかるが、お金貸すのは簡単だけど、支援になると… ・エネルギーもまた地産地消でなくてはならないと思っていました。 ⇒これ、ドローダウンやリジェネレーションでも語られていた。 なぜ必要なのか、理解できてない ・経済一辺倒の考え方から、 共同と自然環境にやさしい社会づくりに目を向けなければならない ⇒経済と一緒に考えないと続かない。 そこを含めて、どのように変われるのか、これからの課題ですね ・感動を分かち合うことで絆が生まれ、 コミュニティーとして成長していくのです。 ⇒その通り。組織の成長に必要なのは共感ですよね。 「感動を分かち合う」機会をどのように生み出すか、そこが課題 ・若者のチャレンジ精神を潰してはいけない ⇒チャレンジ精神なのか、単なる戯言なのか… それを見きわめる必要があるのか、悩んでいる。 若者を下に見る年配者も多く、それも悩み ・常に新しく新鮮な発想を持ち続けるために、 よそからの人たちも積極的に取り入れていく。 ⇒私もよそ者として今の部署に配属して7年経つ。 その間に組織を変革させ、個人としては2回昇進して、良い異動だった。 入る側も受け入れる側も、高いモチベーションが必要 ・いかに優秀で思いのあるリーダーがいたとしても、 後から続いて走る人たちがいなければ、街づくりは成功し ません。 ⇒組織づくりも同じ。 後から続けるように走らせるのがとても難しい。 最近は、自分の走る速度と続いて走ってくるメンバーの速度が違うことが悩み… ・外に目を向ける視点と、内側を見失わない視点 ⇒このバランスをどう保つか。意識することが大事。 ・「制度の壁」「物理的な壁」「意識の壁」 ⇒TRONを発明した板村さんが考える新しい技術や発明を阻む3つの壁 「意識の壁」は、自分自身が意識を変えようとすれば、 その壁は必ず取り払うことができるとあった。 その通りだと思う ・「そんなことは前例がない」「今までのやり方とは違うからできない」 ⇒言葉で発してくれればよいのだが、 この考えで、勝手に断ったり、途中でやめちゃったり、 固定観念で自己判断されるのが、相当に厄介 ・私たちがこの研修会で語りかけたことは、夢を持つことの大切さでした。 ⇒50歳を過ぎてまだ自分の夢が何なのか、探している… 大切だと思うし、夢を持っている人は幸せに見える。 ・まず、親が感動すること 親が感動すれば、その感動は子供に伝わっていく。 ⇒常に感動しているので、伝わっていると思う。とても大事なこと。 次これ読んでみようかな。 プロ野球開幕!! 頑張れWBC戦士たち!! WBCを題材にしたNumber1071号が売っていない... 700円が送料込みで1727円になっている… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.02 13:48:31
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