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カテゴリ:本
トマ・ピケティの世界的ベストセラー『21世紀の資本』を読んだことは覚えているが、 内容をあまり覚えてなく、読み直すだけの気力もないので、 ピケティの最新思想エッセンスがコンパクトにまとまっている本書を読んでみた。 内容は ・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか ・所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は ・「所得格差」と「資産格差」について ・累進課税制度の衝撃 ・世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について ・ジェンダー格差をどう考えるか ・環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である ・炭素排出制限量において、取り入れるべきアイデア ・「戦争や疫病が平等を生む」という定説は本当か と、Amazonにある。 格差は数字で表せるが、平等は感覚であり、視野視座により感覚が異なる気がする。 また、”平等=同じもの”と定義した場合、人間の製造物でも平等はありえない。 個人的には、「不平等は世の常であり、そこからどう考えるか」と思っているが、 真の不平等を味わったことないから言える発言なのかもしれない… 難しい一冊でした 2023年27冊目 期間:2023年12月3日~12月8日 題名:自然、文化、そして不平等 国際比較と歴史の視点から 著者:トマ・ピケティ 翻訳:村井 章子 出版:文藝春秋 (2023/7/11) 内容(出版社より) 11,945位本 (Amazon本ランキング) 世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。 「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、 世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。 その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。 ●気になったフレーズ ・資産の分布は、常に所得分布より大幅に偏る ⇒このあと、「資産の所有は力関係をも決定づける」と続く。 言い換えると、力関係は大幅に偏るとなる 現社会では資産を持つものが強いとの考えはすごく理解でき、 その力を利用して”資産=力”を維持するために尽力していると思っている 力を持っている方からすると、当然の理論で、 力を持ってない方からすると、不平等と叫びたくなる ・よって、理想的には、女性の労働所得の比率は50%を上回るべきだ。 ⇒何の理想なのだろうか? 女性の労働所得については、チャンスは平等であればいろんな考え方があってよく、 この数字だけ見てジェンダー格差と騒ぐのはどうかと思う… ・人間の社会が、というよりも支配層が、 権力を維持するためには途方もない創造力を発揮して 権利構造を設計しのけることを雄弁に物語っている。 ⇒人間は現状を維持したい欲望をもっているから権力の維持も現状維持と同じかも… ・気候変動の影響がこれまでい所に日常生活で実感できるようになったら、 現在の経済システムに対する考え方が急激に変わる可能性は十分にある ⇒変わるのだろうか… 急激に変わったとしても、 自分/自分たちの利益を優先した行動となるようになるではないだろうか… 今度はこれ読んでみたい。 先週の草野球のダブルヘッダーで今年のスポーツイベントは全て終了し、年間600万歩も達成!! 今年は、早朝野球・マスターズ野球・フットサル・マラソンと、 毎週スポーツイベント盛りだくさんの1年だった 楽しく遊んでくれる仲間たちに感謝です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.16 10:08:31
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