花屋な日々

本日ポインセチアまつり。




今日は園芸の仕入れで、やけにポインセチアを買ってきました。

赤、ピンク、いろいろ。


そーだ。某携帯ショップがポインセチアを欲しがっていたから、せっかくだから今日納品してしまえ、と思い
お店をはるかちゃんに任せて私は納品へ。

「ポインセチア、早く欲しかろうと思って今日持ってきたよーん。来週分だからね」

「きゃー、何それ！たったいま、ポインセチアが早く来ないかねーって話してたとこなの！すごい！以心伝心！？」

「超能力です」

「うれしーうれしー♪早速飾ろう♪」

「これ来週分だから来週の納品は無しね、再来週もポインセチアを納品します」

「うんうん！毎週ポインセチアにしてー」

実は毎週切花のアレンジを納品していますが、先日行ったときかなり暖房をかけていて、店内　暑かったのです。

こりゃー切花はもたないな、と思って鉢に切り替えました（勝手に）。

そしてこれだけ暖房が効いた店内、そのうち店にある観葉植物も持ってきてしまおうと企んでいます（勝手に）。
だってうちの店寒いんだもーん。観葉植物がかわいそうなんだもーん。
そしてそれらを持ってきて、請求書を切っておこう（勝手に）。



店に戻るとはるかちゃん、のんびりお仕事してました。
「てんちょー、早かったですね♪」

おぬし、暇だからって余裕ぶっこいてたわね。
その余裕が数分後には青ざめた形相に変わろうとは、そのときはまだ二人とも知らなかった。。。

つづく。。。





つづくじゃなくて。


その直後、店が一気に混みだしました。

立て続けに花束の注文が。しかもお客さん急いでる。

お客さんに１０分もらった私。
いきなりそれをはるかちゃんに振る。

「え！？１０分！？」
はるかちゃん、青ざめましたねー。
でも必死でやってくれました。
かわいい花束ができましたー。やればできるじゃないの。

と、その直後また急ぎの花束のお客さんが。
またまたはるかちゃんに振るいぢわるな私。

今度はお客さん、はるかちゃんが作っている正面に立って、腕組みしてじーっとはるかちゃんの仕事ぶりを見ています。

きゃーこわいー、そんなの私だってキンチョーするー。
はるかちゃん、形相が変わってました。
「話しかけるなオーラ」を振りまいて必死でした。

私は他のお客さんの相手をしたりしてたのですが、はるかちゃんのあまりのキンチョーぶりに、
私までキンチョー。。。
腕組みしてじーっと見ているお客さんの気をそらそうと、話しかけてみたりいろいろ横からフォロー入れてました。

と、焦ったあまりはるかちゃんの作っていた仕上げのリボンがブチっと切れてしまいました。
あわてるはるかちゃん。

待ちくたびれたお客さん、
「もうそのままでいいから！」と。

こりゃイカン、と私がリボンをうまく取り繕いました。

ひー焦った。。。
なぜこんなときにリボンが切れてしまうんだ。。。
多分、はるかちゃん思わず力が入りすぎてしまったんでしょう。
お客さんが帰ってから、はるかちゃん切れたリボンを指でくるくるいじくりながら
「うえー」とか「あわー」とか、声にならない声を発してました。

「花束はきれいにできてたよ」
と私。

「そうですか？ほんとですか？頭が真っ白です」

「ダイジョブダイジョブ、リボンが不良品なんだよ」

「うえーん」

「いや、あれは私でも緊張する。あれは怖い」

「怖いですー、だって腕組みしてじっと見てるんですよー、怖いですー」

「結構そうゆうお客さん多いよ。余裕ができたら話をしながら作るといいよ」

「そんな余裕はありません・・」

「まー、そのうちそのうち。お茶でも飲んで気を取り直せ」

「いいです、ダイジョブです」

「顔がダイジョブじゃないから。とりあえず落ち着け」

「店長が早く帰ってきてよかったです、ひとりだったら大変でした」

「寄り道しないで帰ってきてよかったよー。帰ったらあなたがシクシク泣いてたらびっくりしちゃうから」

「えへへ・・」


今日のはるかちゃん、結構ヘロヘロになって帰って行きました。

ヘロヘロとはまさにあーゆーことを言うんだろうな、というくらいヘロヘロ。
カラダじゃなくて心が。

かわいそうに。。。って私のせいか。


まー何事も経験ですから。

やっぱ、習うより慣れろ、ってことで。



そんなこんなで今日はドタバタでした。


では本日もお疲れ様でしたー。