花屋な日々

お嬢は行ってしまった。。

やさしい里親さんに今日もらわれて行ってしまった。

また　いつもの
穏やかな日常が戻ってきて

やんちゃな子猫がいる慌しい生活は過ぎ去ってしまった。

ほっとしたような　寂しいような
間違いなくとんでもなく寂しいんだけど

大事な子たちをみんないい人に嫁がせることができて
なんとも肩の荷が下りたようなそんな感じで。



里親さんが迎えに来る前
寝ているお嬢を眺めていたら
ふいにお嬢が目を覚ましたので　抱っこしてみたら

寝ぼけたお嬢が
私の唇をおっぱいと間違えて吸い付いて
チュウチュウ吸い付いて

離すと両手伸ばして「ダメーダメー」って言うから頬ずりしたら
また唇に吸い付いて


コレひょっとして手を離しても
お嬢は私の唇に吸い付いてぶら下がってんじゃなかろうか

もしそんな光景をお客さんにでも見られたら

私間違いなく変態じゃなかろうか
なんていろいろ考えたけど

なんとも幸せそうに唇に吸い付いて甘えてるお嬢をひっぺがすのに躊躇して。


そうなんだな、お嬢は寝ぼけてたり
眠いときとか
どうしても甘えたくって
おっぱい吸いたくなって
私の首とか　指とか　唇とかに吸い付いちゃうんだな、って


新しい里親さんにもそのこと伝えなくちゃだな、って

吸いたいだけ吸わせてやってくれとお願いしとかなきゃ、って

そんなこんなで切ない気持ちになっていたら
ちょうど里親さんが迎えに来て


最後にお別れのチュウをした。

キャリーに入れられたお嬢を
最後にもう一度抱っこさせて、って頼んで
お嬢のほっぺたにチュウをした。


バイバイ、お嬢。


あなたの幸せは約束されました。

元気で。




里親さんがお嬢を連れて店を出た瞬間、
喉の奥がぐっと痛くなって
涙が出そうになって

はぁー、って深呼吸してたら


いきなり
「ねぇあなた　にんにく味噌油は好き？」
ってお客さんが入ってきて

「にんにくは好きですけど」
って言ったら

なんでも自分の作ったにんにく味噌油は絶品なんだと

どこを探してもこんなにおいしいのはなかったと

友人知人に分けたらとても喜ばれたので近々商品化を考えていると

お花屋さんにはいつもお世話になっているから今度持ってきてあげるから
ぜひ食べてみろと

なんだか知らないけど延々と
自分の作ったにんにく味噌油の話を
ホント延々としてたおばさん・・・。


悪いけど私　たった今お嬢と別れたばっかりで少し浸りたいし
悪いけどあなたの作ったにんにく味噌油に興味のきょの字もないんですけど

しかたがないので「はぁ・・・」って聞いてたけど


大事な別れをすっかり台無しにされた気分な。
なぜこのタイミングで　にんにく味噌油の話をするかと。
にんにく味噌油なんてどーでもいいんですけど。





そんな感じの本日。


さすが休み明けの金曜日で
朝から仕入れ、水揚げ、その他いろいろ追われ
おまけに感傷に浸るスキも与えてくれないお客さんのおかげで

すっかり疲労困憊。

夜の羽村はひろりんが行ってくれたからいいけど

その準備や　閉店後の配達、そのあとまたギリギリで急いで市場へ行って
鉢物の引き荷をして


うーん、やっぱり金曜日のひとり営業はツライ。

何がいちばんツライかっていえば
やっぱそりゃにんにく味噌油の・・
じゃなくて
いろいろいろいろ　やること多すぎなんで。



昨日は昨日で定休日ですが
幕張で開催されているＩＦＥＸ行ってきたし。

市場のみなさんとバスツアー。

バスに乗った瞬間からビールが配られたんだけど
朝っぱらからしかも早朝から
ビールなんて飲めないんですけど
寝起きにビールは無理なんですけど


まぁ　でも　バスは楽ちんでいい。
帰りは爆睡。


今回、ＩＦＥＸに行ったのは
この前千葉に行ったとき　訪れた「精華園」さんが出展されてたのがいちばんの理由で

精華園さんのカーネーションは私本当に好きで

カーネーションは大好きなんだけど精華園さんのは特にきれいなので

またあのステキな笑顔にお会いして
いろいろお話しちゃいました。



あとは資材関係を見て回るのが楽しいの。

アレ、女性はみんな楽しいでしょうね。
ホントすてきな資材がいろいろあるんだもの。




そんなこんなで

ちょっと　もう　頭回らないので
書きたいこと途中のような気がするんだけど今日はこの辺で。

来週の定休日にはまた
市場で行われる「ラッピング講習会」に参加で

なんかもー
人手は足りないし　やることいっぱいだし　休みは休めないしで

なんかもーなんかもーな感じなんだけど


とりあえず寝ます。

おやすみなさいまし。

お嬢、次は夢で会いましょう。