夏コミで入手しました一番気に入った本の中に「はたらくおぢさん 総集編」があります。
この「はたらくおぢさん」というのはサークル参加している人にはおなじみ、次回申込書を買った際に付いてくる「コミケットプレス」という小冊子(単体で一般でも買えます)、毎回コミケに参加者としてではなくお仕事として働いている、例えば警備員さん、宅配業者の方、タクシーの運転手さん、警察関係者、ゆりかもめ運営事務所、その他ゴミの処理をする業者さんまで、コミケを支える裏方さんに対してのマンガインタビューです。
いやはや、これを読むと本当にコミケがいかに異常な規模で、そして、こういう人々がいなかったらコミケの運営がいかに支障をうけるかわかりますね。
例えばゴミ問題一つとっても一回のコミケで出るゴミの量は100トンを超えます。また、コミケ準備会事務所近くの郵便局ではコミケ申し込みの時期に合わせて特別シフトで対応(サークル申し込み書類だけで膨大な量になるので)コミケカタログは積み上げると富士山の7倍以上とか・・・
いつも何気なく使っているサービスも、アレだけの規模のイベントではどれだけ大変なことであるかを考えさせられると同時に、こういった裏方で仕事される人に気に入られるような信頼関係を参加者の見えない場所で準備会は築いているんだなあと改めて感じました。
また、故・米やんへのインタビューにも涙。コミケのたびに関係各社を回って頭下げまくりなど、考えたら一番「はたらくおぢさん」だったのかもしれませんな。
恐らく次回も販売しているかと思いますので、興味のある方はサークル申込書販売のブースで買えるかと。たった300円でしたが、楽しくぎっちり詰まった内容ですよ。