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日曜日にある店で買い物をしていたのですが、その際、レジで何やら人だかり(行列?)が出来ていました。
詳しくはわかりませんが、どうやら客のおじさんが理不尽な要求をしているみたいで(いわゆるモンスター)えらい剣幕で店員をどなりつけ、それに対して店員が頭を下げる、でもそれは対応できかねます、みたいなやり取り。 そのため一箇所しかないレジ機能がストップ。他の買い物客がイライラしているのが感じ取れました。 で、考えたのですが、店員側がこういう相手の理不尽な要求にも下手に出るしかないのは、相手を「お客様」だと考えるからであって。これはある意味、客商売の辛いところだろうなあ、と思いました。(相手がどんな理不尽な事を言っても、直接ドロボウでもしない限り排除は出来ない) 翻ってコミケでは全員が参加者、というのはスタッフが制御できる権限を持つために、お客様を作らないのかもしれません。 コミケでは「スタッフの指示に従えない人は排除」という強制力を持った形で運営されているからこそ、あれだけの人数を制御し、イベントを回すことが出来る。 しかし、ここで参加者を「お客様」と定義された場合、誘導に従わない、あるいは自分勝手な理論で混乱を助長しかねない相手もつまみ出すようなことが出来ず、下手に出るしかない訳で。 屋内では日本最大のイベントがたいした混乱もなく毎回、なんとか運営できるのは、「全員が参加者」を徹底させることによって高い統率力を持たせ、ボランティアスタッフでも制御できるようなシステムだからなんでしょう。 「全員が参加者」という理念は「売り手」と「買い手」だけの関係ではありません。そして当然、イベントを作るスタッフも参加者の一部です。互いにイベントを作っている、という意識があるからこそ、我慢できるものもある。他のお客様イベントと違ってコミケ参加者は整然としていると呼ばれる理由かもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
>スタッフが制御できる権限
「制御」っていうほど大仰なものに対する権限は無いと思います。 せいぜい「お願い」レベルではないでしょうか。 スタッフって警官でもなければ警備員でもないわけですし。 …とはいえ、逆に考えれば、その「お願い」を他の参加者が皆きちんと聞いて守ってくれるからこそ、スタッフも立つ瀬があるわけであって…。 しかし、やっぱり中にはこうした「スタッフは他の参加者と本来は変わらない」ということを(あるいは、意図的に都合よく)曲解して考える人がいるわけで、スタッフの言うことを聞かない、あるいはスタッフの言うことにいちいち反抗するようなたわけの中にはそういう屁理屈で行動する人もいると聞きます。 …とはいえ、スタッフも暇では無いでしょうし、この「お願い」を聞いてもらえないと不公平が生じるため、「じゃあ、しょうがないですね」ということで、今度は「お願い」以上のことが出来る存在(準備会上層部、警備員、警官)に問題解決を依頼することになります。 …そうなるとさぁ大変。 イベントがイベントだけに、「キレて怒鳴れば向こうも下手に出るだろ」とか思っていたら湾岸署の留置所に連れてこられました、なんて話にもなりうるかもしれませんね。 自動車泥棒のつもりが最悪軍隊出動の憂き目にあう「GTA」を笑えません。 実際、前回の脅迫事件のように、ふざけ半分のわずかなカキコで懲役1年6ヶ月・執行猶予4年・謝罪・金銭的賠償(総額数百万とか)・更生施設入所のフルコースとあっては、イベントと参加者を守るためには牙を剥くことも辞さず、という姿勢も垣間見れます。 そう考えると、下っ端のスタッフが「お願い」しているうちは、実はすごく下手に出られているような気がするのですが、どうでしょう? (2008.12.09 00:27:44)
とらすさん
コミケは基本、皆スタッフの指示に従うからこそ、あの規模で円滑な運営が出来るのですからねえ。 「スタッフは俺たちと同じ参加者、だからそいつに命令される筋合いはない」なんて人はいます。実際。徹夜組とか、その最たる例でしょうな。自分達の存在がイベントそのものを脅かしているのにもかかわらず、イベント成功のために仕方なく準備会が取る列の誘導を「徹夜は準備会が認めている」とか・・・ 本当にスタッフに注意されているうちはマシな方です。本物のお巡りさんに出てこられることもありますし、準備会にはそれも持さない判断力もありますから。 (2008.12.09 07:59:30) |
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