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カテゴリ:街を歩こう
常総市には「染色村」という染色の専門家の方々が、工房を構えていらっしゃる地区があります。
常総市観光物産協会のホームページによると、 「昭和36年に東京在住の染色家有志120名が旧水海道(現 常総市)に染色村を建設し、古代より受け継がれてきた伝統ある染色の維持発展に努めてきました」とあります。 昭和36年頃... といえば、まだまだきものが普通の生活の中にあった時代です。 その後、きものは、だんだん日々の生活の中では見られなくなってきて、染色村も人がいなくなってきてしまいましたが、今もなお活躍されている作家さんもいらっしゃいます。 常総市役所近くの老舗割烹旅館 糀屋(こうじや)さんに、染色村の代表でもある染色作家石山修さんのタペストリーが展示してあります。 糀屋さんは、常総の水害の際に大きな被害に遭われたお店です。水害の後しばらくお休みされていましたが、一階をリニューアル。畳の席は和風モダンな椅子席に生まれ変わりました。糀屋さんでは、茨城県産の蕎麦粉常陸秋蕎麦がいただけます。石山さんは、糀屋さんのお蕎麦がお気に入りだそうで、ときどきいらっしゃるのだそうです。 そして、ときどき、展示されている作品が入れ替わります。 現在展示されている作品の一部をご紹介いたします。 下の写真は、過去に展示されていた作品の一部です。 私は、石山さんの描く藍の色が大好きです。 石山修さんのホームページ「染色作家 石山修 いのちへの賛歌」はこちらです。 そのホームページの中で、石山さんは、 「自分が生まれては消える刹那と自然界の呼吸の中で、自己と伝統の精神を融合させることで存在の意味を問う。 私の作品はいのちへの畏敬の念であり、魂の表現である」 と述べておられます。 糀屋さんのお席は広々としていて、空間に余裕がありますし、お値段もリーズナブル。 そして、石山修さんの作品も見られます。 常総市にお越しの際は、是非一度お訪ねくださいませ。 常総市役所のすぐ近くです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年11月15日 17時16分56秒
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