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2020年07月14日
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今回は、いつもと趣向を変えて、「ものすごく“難しい”吹奏楽曲をひとつ鑑賞してみる回」にしました。

FJWOで演奏することはゼッタイに永遠に「無い!」と断言できる、超難しい曲ですが、「圧巻」とか「神々しい」とか、そんな言葉がぴったりな、素晴らしい大傑作です。

アメリカの<クロード・スミス>さんが、<アメリカ空軍バンド>に頼まれて1982年に作曲した、10分ほどの作品ですが、この10分間の演奏をするために、演奏者は、どれくらい努力をして、どれくらいタフにならなくてはいけないか…そんなことを考えてしまうくらい、高い技術力と音楽表現力を求められる難曲です。

でも、決して「聴くのがむずかしい」音楽ではなく、耳なじみの良いワクワクするテーマが、ヴァリエーションという名前の通り、くり返しくり返し形を変えて現れる構成なので、むしろ「分かりやすくカッコいい!」と夢中になれるでしょう(だからこそ発表されて40年近く経ってもなお、吹奏楽の不動の名曲として親しまれているのだと思います)。

では、まず、山形にゆかりのあるプロ音楽家たちが集まった吹奏楽団 <PRO WiND 023> の公演動画を観てみましょう♪ 指揮は、東京佼成ウィンドオーケストラの正指揮者でもある<大井剛史>さんです。

クロード・スミス作曲
フェスティバル・ヴァリエーション
https://youtu.be/ggzCQRC8h60

すべての楽器が「ここ!」というところでアップになるので、どうぞ何度でも鑑賞してみてください。冒頭から最後までソロやセクションの見せ場だらけです!

4:09 ごろで チューバのソロを演奏しているのは、何年か前にFJWOのご指導にも来てくださった<本間雅智>先生ですよ♪

6:40 過ぎに、いろいろな音がたくさん重なった、ものすごい響きが続きます。複雑な和音をぶつけてぶつけて、まるで現世ではないような世界観を作り出しています。聴きなれていないと「あれ?誰か音を間違ってるのかな?」と思うかもしれませんが、「ドミソ」や「ソシレ」とは別世界の和音で、独特の響きを作り上げているのです。

7:36 ごろで、再び<本間>先生がソロでアップになりますが、この部分を良く覚えておいてください☆

どんな曲か分かったら、次は、この演奏を聴いてみましょう。

https://youtu.be/RB8vWIBR2KY

こちらは動画ではありません。“音”に集中して鑑賞してください。

演奏は、本家本元、世界初演をした<アメリカ空軍バンド>で、指揮者は、この曲をスミスさんに委嘱した(書いてくれるようお願いした)<ゲイブリエル大佐>です。
「舌を巻く」という慣用句が日本語にはありますが、まさしく「舌を巻くほどうまい」すさまじい演奏です。ビデオではないので、すべての“音”が、とてもよく聞こえてくると思います。

そして、先ほど「覚えておいて」といった 7:36 ごろのソロは、こちらの演奏では、作曲者の指定通り、コントラバスクラリネットという超大型の低音クラリネットが演奏しているんですよ。

この演奏も何度でも聴いてほしいですが、曲についてなにか分かると、リピートして聴くことがもっと楽しくなるかもしれません。

http://h-ongendo1964annex.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_b33c.html

大人向けの記事なので、ちょっと難しい文章かもしれませんが、ところどころ楽譜の見本が貼ってあるので、それらを見るのもおもしろいと思います。先に挙げた 7:36ごろのソロの楽譜も、下の方にありますよ(ただ、、、これらの主旋律の裏で、木管楽器たちが、ものすっごい真っ黒けの、オニのような楽譜と格闘しまくっているんですけどね)。

Wikipedia でも『フェスティヴァル・ヴァリエーション』で説明ページがありますよ。

本題は、ここまでですが、最後に一つおまけです。

なんと、この難曲を、ホルンだけで演奏してしまったアンサンブルがあります!

<Horsh (ホルッシュ)>という、日本のプロオーケストラで活躍するホルン奏者5人によるアンサンブルで、メンバーは、藝大フィルハーモニア管弦楽団の<庄司雄大>さん、東京都交響楽団の<鈴木優>さん、日本フィルハーモニー管弦楽団の<信末碩才>さん、読売日本交響楽団の<矢野健太>さん、静岡交響楽団の<柳谷信>さん、です。

https://youtu.be/1uIB6u1onHg

もはや「良い子はマネをしないでね」というくらい、とんでもないレベルですが、でもこの5人にも、きっとみなさんのような「初めて楽器をもった日」「初めて音が出た日」「初めて合奏に参加できた日」などはあったのです、ぜったいに! 楽器を演奏する人たちの、スタートはみんな一緒です。いつでも、「もっと上手(じょうず)になる自分」を夢見ていて、いいんですよ♪





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最終更新日  2020年07月15日 00時50分29秒
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