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カテゴリ:新・知だらけの学習塾
乳母車
ある講演の場で私が「付箋紙」といったら、若い女性に笑われました。そして「今はポストイットというんです」と教えてくれました。でもそれは、あるメーカーの商品名のはずです。付箋紙は死語ではないと思うのですが。 昨日は「使うと恥ずかしい死語」の第1位「アベック」について書きました。今朝は第2位に迫ってみたいと思います。第2位は「乳母車」でした。今ではほとんどの人が「ベビーカー」または「バギー」といっています。 それにしても消えてしまった「乳母車」は、不思議な単語です。乳母が赤ん坊を乗せて押していたところから、命名されてのでしょうか。乳母が登場する小説は、たくさん読んでいます。でも乳母車が登場する場面は、読んだ記憶がありません。 ネットで検索してみました。何と11作もヒットしました。そのなかの一つを紹介させていただきます。 ――ジャンパーに、半ズボンという軽装です。乳母車を押していますね。これは、私の小さい女の子を乳母車に乗せて、ちかくの井の頭、自然文化園の孔雀を見せに連れて行くところです。幸福そうな風景ですね。いつまで続く事か。つぎのペエジには、どんな写真が貼ら・・・(太宰治「小さいアルバム」青空文庫) 乳母車。こうして読んで見ると、さすがにダサイ(太宰)ですね。 山本藤光2018.01.18 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月15日 03時55分57秒
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