【本】感想『人生の土台となる読書』ゆっくり効く読書
著者が今まで読んできた本を紹介する本。 『人生の土台となる読書 ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30』 pha ダイヤモンド社 2021年 人生の土台となる読書 ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30 [ pha ] 著者によると、読書には2つの種類・すぐに効く読書・ゆっくり効く読書があるそうです。 「すぐに効く読書」(仕事術やライフハックなどの実用書)は、今の状況をちょっとだけ改善するのには有効。 一方で、根本的に物事を考えるための価値観や枠組みを手に入れるためには、「ゆっくり効く読書」(小説やノンフィクションや学術書など)が必要とのこと。 この本では、「ゆっくり効く読書」について書かれています。 読んでみたい本が何冊も見つかりました。 以下は、印象に残った文章です。 「身の回りにいる人たちよりも、会ったこともない人が書いた本のほうが、自分のことを理解してくれている、ということがよくある。読書はいつだって、孤独な人間の味方なのだ。」(p.20) 「勝者なんて、世界の中でごく一部だ。勝者になることしか意味がないのだったら、世界のほとんどの人が生きている意味がなくなってしまう。」(p.64) 「僕は基本的に、「自分の今の状況は、自分の責任じゃなくて何かのせいなのだ」と思わせてくれる思想が好きなのだ。ここまでで紹介してきた「社会学」「脳科学」「進化論」の3つは全部そうだ。」(p.112)人生の土台となる読書 ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30【電子書籍】[ pha ]