ワンコ先生、油彩画を見る
来週の展覧会「怪作展」に出す絵ができあがったので、ワンコ先生・小太郎に見てもらいました。ワンコ先生、お昼寝中でしたか。申し訳ない。怪作展は1998年から毎年続いていて、(開催日の関係で去年はなかったのですが)今回で8回目です。最初の時に大学の卒業制作の銅版画を出品した以外は毎年油彩画を出品しています。今は水性で早く乾くアクリル絵の具という便利なものがあるのですけど、私はどうしても油絵の具が好きです。発色が違うんですよね。アクリルって色がくすむというか、軽いというか…。絵の具の世界も進歩しているので、今はどうかよくわかりませんけど。とはいえ、油絵の具を真っ正直に使うと、乾くのに一ヶ月とか一年とかかかるので、速乾材をばしばし入れて描いています。邪道です。それでも乾くのに2、3日はかかります。完全に乾かすのは一週間。だから、一週間前の今日、完成です。ぎりぎり。昔は、ホントにぎりぎりまで描いていて、乾かないまま展示…なんてことも多々ありましたねぇ。いい思い出だわ。油絵の具は毒なので(食べると自殺できるらしい)、描いてるときは小太郎さんは立ち入り禁止です。写真撮ってるときに絵の具箱の臭いを嗅いでいたけど、臭くないのかしら。私はテレピン油、ペトロール油の臭いがダメなので、臭いが少ないものを使っています。この油の臭いが大好きって人も世の中にはいるようです。信じられません…。今回は、久しぶりに具象っぽいのを描きました。母は「こういう分かりやすいのがいい」と言っていますが、私は、見る人によって違うものに見えるほうが面白いと思うんだけどな。ワンコの絵ですが、これを牛とか馬とかイノシシとか言ってくれる人歓迎。って、そういう問題ではないか。全部で7点出品します。その他の絵、過去の展示の様子は「怪乃会」のブログでちょこっと見られます。「怪作展」2007年2月8日(木)-14日(水)11:00-19:00(最終日は17:00まで)EPOホール(小田原エポ5階)