宮城県蔵王自然の家「満喫!蔵王の秋」
2日目は「蔵王の秋を体験しよう」ということで登山です。体力に合わせ3種類のコースが用意されていましたが、私たち家族は「石子遊歩道コース」を選びました。遊歩道といっても整地されているわけではなく、普通に登山道です。えぼしスキー場から石子展望台まで登ってゴンドラで下りてくるというコースです。ゴンドラハウスのMAPには、ちょうどゲレンデあたり(の標高)が紅葉の見頃と示してありました。登山には自然の家の職員だけでなく、講師の方も付いてくださいます。最初に、入念な準備運動。真ん中の三角の山が後烏帽子岳。その右のゲレンデのある山が石子山です。ブナの森のなかを登っていきます。そのブナの実をいただきました。ソバの実を大きくしたような三角形の実は、まさにナッツの味で美味しかったです。冬眠前の熊にとってはたいへんなごちそうでしょう。オオカニコウモリ葉の形がカニの甲羅に似ているし、コウモリの様にも見えることから名付けられたらしい。銘木・五本ナラミズナラの木が5本根元でつながっている。(写真では4本しか写っていない)もともと1本の木が枝別れして生長したのか、それとも5本の木がくっついたのか?見上げると、赤や黄色の紅葉と青空のコントラストクロモジ枝を折って出てくる樹液は柑橘系の香り。高級な楊枝の材料にもなるそうです。葉脈だけ残った葉っぱ。自然の力で分解され、やがて養分になっていきます。白龍の滝途中、リフトの下をくぐりました。紅葉まっさかりハンノキの実苔むした大きな岩もあって、飽きないコースです。ウリハダカエデほんとうにウリの様な木肌だ。やっとゴールの石子ゲレンデ駅まで登ってきました。じつは下の登り口から1~40までの表示が掛けてあります。この小学校1年生のお子さんはその数字を探しながら歩いてきました。休憩も含めて2時間以上、よく頑張りましたね。この石子遊歩道コースは初めて歩きましたが、展望はないものの変化に富んで飽きないコースでした。それに登山講師の方は自然の家の職員のみなさんが色々と説明をしてくれたおかげで楽しく登ることができました。この二日間で、これまでとは違った蔵王の秋を満喫できたと思います。お世話いただいた職員の方々、学生スタッフのみなさん、ありがとうございました。