10月19日 現在の猪名川縁の野草 セイバンモロコシ(西播唐黍)
夏以降猪名川の河川敷に繁茂しているカヤのような野草がどんどん成長して人間の背より高くなり、赤い穂が実っています。これはセイバンモロコシ(西播唐黍)という名のイネ科の雑草で大変な繁殖力です。セイバンモロコシ(西播唐黍)セイバンモロコシの原産地は地中海沿岸。セイバンモロコシの名は西播は西方の異国という意味があり、地中かい科r日本へ渡来したモロコシから名付けられました。モロコシは中国名「高粱(こうりゃん)」の音読みからです。セイバンモロコシの花言葉は「唯我独尊」「他を圧して」。セイバンモロコシはイネ科モロコシ属の多年草で、日本には1945年に渡来したと言われており、東北地方から沖縄にかけて畑地、河川敷、道端、果樹園など様々な環境下で繁殖を続けています。7月∼9月頃に先端に円錐花序を見せ、花序は50cmていどまで。花穂がない時期にはススキと見間違えるほどよく似ていて、ジョンソン・グラスの名で牧草として渡来したようで、戦後急速に野生化が進行し、アフリカ、北アメリカ、アジア南部にまで帰化状態にあると言われています。若葉に硝酸塩や青酸化合物を含み家畜が中毒を起こすそうで、「強害草」として認識されています。