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のである。こういう場合・・・。
雨戸が付かないと言ったら正確ではないが、 本来雨戸が付いていない窓に、雨戸代わりになるものを 付けたいというご要望。 戸袋スペースもないし、シャッターを付けようにもそれもダメ。 純和風の入母屋造りだし、角地に建つ大きな家だから あまりおかしなことはできないという厄介な件。 大きな家に、奥さんの一人暮らし。 台風対策である。 去年の台風時期には、合板をビスで打ちつけ 垂木をカンヌキにしてとりあえずの処置。 これを同じ市内に住む息子さんにやってもらったという。 で、今年はもうそんなことも出来ないし、 なかなかやってもくれないとかで、 どうにかならないかと、今年早々に来られた。 ご希望は、安く、出来れば今ある合板を使って、 でも、出来るだけ「はめはずし」が簡単にできるように。 ということだった。 一旦は、合板でやろうということになっていた。 でも、私はそれはいやなのだ。 専門家がやって、合板を打ち付けるのでは はっきり言って、私のプライドが許さないのだ。 そんなことしていたら「これ誰がやったの?」 ということになりかねない。 家が家だけに、そんなことはしたくないのだ。 まあ、他人が何を言おうと本人が良いとおっしゃるのだから、 それでいいのだが、私としてはしゃんとしないのだ。 で、結局、 ウチにずーっと何年も眠っている雨戸枠の在庫と その他の部材を使って、通常の雨戸を取り付けられるようにしてあげることにした。 ただし、戸袋が付かないので、雨戸はどこか他の場所へ保管。 と、こうなったのも、たまたま雨戸の取替で10枚程、 この家のと同じ雨戸の処分を頼まれ、 中古品だが十分使えるということで、これを加工して使ってもらうことにした。 やはり、合板を打ち付けているより、 それなりに雨戸を建て込んでおいたほうが見た目も良い。 ということで、奥さんには、喜んでもらえた。 が、こっちとしては、利益がない・・・。 でも、合板を貼るのは釈然としないのだ。 ガラス屋、サッシ屋としてのプライドが許さないのだ。 でも、頭と手間を使う割には、儲からないのである。 そういうわけで、 近くでもあるし、時間が空いているとき、 少しずつ仕事させてくださいということで、 了解して頂いている。 実際、今日はまだほんのわずかしか仕事が済んでいない。 ただ、まあ、ウチの在庫処分が出来たということと ちょっと時間が空いたときに出来る仕事ということで まあいいかっと思っているのである。 プライドだけでは飯が食えるはずもないが、 こういうプライドは捨てきれないのである。 ただ、変なプライドや見栄は捨てているつもりではいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 8, 2006 08:25:00 PM
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