17回目の検定
教室を開いてから17年目の年末が終了した。 日数でいうと6000日以上だ。 その間何百人の子どもたちと接し、色々と語り、彼らの本音も聞いてきた。 私も17年歳を取り、ここに来て少し身体にキレが無くなってきた。 でも自分なりに頑張ってきたことで、 その重ねた年の分だけ貴重なものを貰えたような気もする。 生徒たちはみなエネルギーの塊だ。 10代前半の将来が夢だらけの子どもたち。 楽しいことを話す瞳は輝き、気に入らないことは本当に子どものように不貞腐れた。 誉めれば活気に溢れた時間が作れ、勉強で悩みペンが止まれば慰めた。 教室の姿は初めと変わっていない。 生徒たちは毎年入れ替わり、常に元気な姿を見せてくれた。 みんなが向き合ってくれた机と椅子が今日もここにある。 さあ、この先、教室はどこに向かうのだろう。 新年が迫り、色々考えてみようと思う。 今日も修了検定で本音を見せた生徒がいたが、それでいいのだよ。 紙を丸め、文句を言い。 クリアできない自分に怒れるようになれれば合格だ。 塾長は君のために鬼になり淡々と採点する。 でもほら頑張り全力を出し切ったことで合格できたじゃないか。 力を出せば越えられるのだ。 この感覚を体験を大事にするのだよ。 本音を言いながら君たちの底力を引き出してくれる検定が、 塾長はやっぱり好きだ。