「鳥伊勢」は仲通りの入口からわずかに大通り寄りに位置する焼鳥屋だ。格子の横引きの扉を開けると手前には、厨房があるためにOの字が切れたようなカウンター。このカウンターだけで15~16人座れるか。さらにテーブル席が4席見える。カウンターと合わせ裕に30人は入れるだろう。お通しはなめたけおろしと里芋煮。里芋は薄味で味噌で頂く。樽酒¥560を頼むと銀のヤカンで利き猪口になみなみと注ぐ。猪口の底の蛇の目を見ながら、口を寄せまず一口。焼きものは、せせり¥240、ぼんぽち¥220、椎茸¥380、ししとうと¥220。絶妙の焼き加減の焼鳥には黒七味がよく合う。太い竹串に刺さった焼鳥に歯をあてて、ぐいと横に引く。木の香を嗅ぎながら酒を飲む。また焼鳥を頂く。単純な動作の繰り返しが心地よい。せっかくなので鳥わさ¥700も頂いた。本山葵でさらりといける。最後におまけの鳥スープとデザート(梨と葡萄)を頂いて、締めて¥2670也。お土産に焼鳥の折詰というものもある。八寸(10本)¥2800~。
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