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テーマ:ジュエリー(5295)
カテゴリ:ファッションアイテム
松田聖子の「青い珊瑚礁」じゃないですけど、珊瑚礁の広がるオーシャンブルー きれいですよね。 でも、その珊瑚礁のサンゴって、植物や石だと思っていませんでしたか? 実は私、海中に生えている木か何かだと思っていました 。 スキンダイビングをやる人や沖縄に住んでいる人だったら、サンゴが何かくらい、常識だと思います。 サンゴは列記とした動物 なんですね 。 種類としては腔腸動物の花虫類に属しています。イソギンチャクやヒトデなんかが、お仲間です。 このサンゴ、装飾品としていろいろなアクセサリーに加工されていることはご存知かと思います。 その歴史は、ヨーロッパの新石器時代(BC5000年以前)の洞窟の中より装身具の破片が出土しているくらい古いんです。 日本へは仏教伝来とほぼ同じ時期、地中海産のサンゴがシルクロードを経て運ばれてきました。 日本では幕末に近い文久3年(1812年)土佐沖で初めて採取され、明治以降本格的に採取されはじめました。 皆さんの中には、サンゴをアクセサリーにするなんて、環境破壊も甚だしい、きれいな珊瑚礁を守りましょう、と思っている方もいるかもしれませんね。 でも、珊瑚礁のサンゴとアクセサリーにするサンゴは種類が違うんです。 珊瑚礁を形成しているのは「六放珊瑚」といって柔らかい種類で、宝飾品に加工するには硬い「八放珊瑚」というものを使います。 アクセサリーになるサンゴにもいろんな種類がありますが、特に真っ赤なサンゴは血の色を連想させることから、強い生命力の象徴でもあります。 ですから、古今東西、様々な災難や、病気から人々を守る霊力があると信じられてきました。 十字軍の兵士達が十字架と共にサンゴを身につけたのも有名な話です。 また、サンゴは、安産のお守りとしても有名ですが、出産を終えた女性が身につけても御利益が有るとされています。 サンゴ=産後の語呂から、産後の肥立ちが良い、ということです。 昔から沖縄では産後の肥立ちと母乳の出をよくするため、出産3日目にサンゴのかけらを煎じたスープを母親に飲ませるという習慣が残ってるそうですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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