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2010年02月13日
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カテゴリ:山に登る

937


この画像は 8合目ちょい下
金剛童子の ちょい上ですわ

それより150mほどは高いであろう
9合目の急傾斜地 祠の石垣と岩室の残骸の横に
ピッケルふるって 雪をへつり開削整地なんとか テントを張り・・・


テント内にころがりこんで バーナー点火
かじかんだ指をあっためる 指ほぐれたんで 電話した

  
   ああ ぼくですー
   うん 無事に
   いや まだ9合目
   うん 土地勘ないし案内板ないから
   朝は 登り出し10じはん
   時間 ムダにしたからまだ 9合目
 
   うん 積雪180センチ
   道標 雪に埋もれてて
   天候 曇り 山ぜんぜん見えへん

   ごく たまに雲が切れて
      ちょっとだけ陽も出たけども

   明日 天候しだい 
      できたら剣が峰の山頂から飛騨がわに
      賽の河原を通って 五の池から飛騨頂上へ抜けて・・・
   いや 濁河温泉に下りるんではなく 
      継子岳から チャオ御岳スキー場へ
   そこ 木曽福島までバス路線があるから・・・

   うん 無理はせーへん

御岳は ケータイがふつーに使える んである


944


12月の 樹林帯でのテント泊とは ぜんせんちがう
あのとき ヨユーで楽しんでたのに 今回はヒーでした

   晩飯 パンとコーヒー カップめん
   いろはすのボトルにお湯を詰めて 湯たんぽのぬくもり

   今回は 使い捨てカイロ も持ってきた 
   両の足先 背中 腰 両の骨盤の横 6枚使用

   寝袋ー25度対応の イスカのエア630 シュラフカバーも
   空気で膨らますエアマット=サーモレスト も忘れてない

   寒いってことはない -5度
   異常に高温の2月や 12月のほーが寒かった
   高音やとテントの中 ビショビショに濡れてしまう

           狭い 
           雪開削整地 平地ができたが
           締まってない雪 テントの半分だけ
           なんとか寝ころぶことができる安定面
           寝袋に腰まで入って 寝ころんだ姿勢
           半身だけ起こして それで煮炊きする

           狭い ごちゃごちゃしてる
              安定がワルイ
              烈風ときおり
              テントがはげしくはためく
              風に押されて空間が半分ほどになる
              身体でブロックしたり手ぇで押さえたり
              それをやりつつバーナーで煮炊きせんなん
              
   かなりのストレス作業 結果この夜 こないだ買おたばかりの
              オーバーグローブがちょい熔けてもーた
              バーナーそばのテント際に置いてたら 
              強い突風でテントがゆらぎ・・・


  このテント もともと入り口のチャックがこわれかけてた
  それを だましだまし使こてきた んやが ついに
  夜のオシッコ出入りで テントのチャックが完全に壊れて
  しまらんよーになってもーた 雪と風が吹き込む中で 一夜を明かした

          オシッコ がやっかい
        ともかく就寝 寝る前にオシッコ
        うつうつ寝て 夜中にもオシッコ
       
  雪まみれ氷まみれの靴 テントの中に入れてある
  そのでっかい冬用の靴をはいて出て また入ると
  かならず雪がテント内に入ってまう テントの中 雪だらけ

       こんど冬山に 行くときは   
       テントの中で チンチンの先を
       ビニール袋に つっこんでして 外に捨てることする


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    起床 3じすぎ オシッコ まだ寝たいが
    今日の行動は 早動きが肝要 朝メシ 簡易パスタ

    朝食後のお湯沸かし中 300ccの湯がバーナーごと倒れ
    シュラフの中に流れ込み急速に冷える あちゃーこりゃマズイ

    なんとかもう一度300ccの湯を沸かし 
    800ccテルモスの魔法壜←今回購入 に詰めたのち 
    テント内でパッキング開始 順序考えて ともかく突っこむ
    テント内で靴も履き スパッツも付け 完全に装備して
    あとはテントだけ 

    外に出てみて わかった

    夜中に降った雪
    岩棚との間に流れ込み
    元の位置より70センチほど
    テントを斜面方向に押し出してる

    はげしい突風もそれを助長した
    アンカーロープをもう1本張れば防げた
    もうすこしズリ落ちてたら
    テントごとひっくり返って
    ヒドイことになってたかもしれん・・・200m滑落とか・・・・

  
  テント むりやり収容収納
  時間は食うが 手袋を嵌めたまま アイゼン装着
  夜が白んできた6じ58ふん 祠の上=進むべき方向 見上げる


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    ブリザード♪ ブリザード♪ 

    ユーミンが アタマの中で歌ってる

    上に向かって 数歩・・・ 

    思った・・・

              視界は20m ときに10m
              まったく初めて 土地勘のないルート

              ここはおそらく2900あたり
              3063あとすこし・・・

              ダイジョウブかオレ?
              たどれるか? 
              10 20 50mの視界
              この尾根を はずさず進めるか?

              進んだ後 山頂 何時?
              そのあと どうルート変更しても 
              もう1泊必要 現状ヌレヌレ状態 
              それでもう1泊 その 気力 あるか?


   叫んだ → 下りるべき!     

                  夏山なら
                  状況のワルイ山もやっとかんとー と
                  熊野奥駈け道 わざと6月の雨のなか
                  南ア赤石ー荒川三山 ガスと雨を突いて
                  対処能力の訓練であり 克服に達成感

                  冬山は別
                  状況のワルイ冬山 死ぬで
                  ぜんぜん楽しくナイ ヒーなだけ
                  時々の気晴らしである 命はダイジ 
         


   下り がまたヒドかった 
      異常な高音である 雪はじっとり湿り 
            アイゼンの間に雪つまり
                ツルーッと滑り
                キケンきわまり
         一足ごとピッケルで叩いて下り
     雪 融雪中 踏み抜き増え つんのめり
     ザック25 体重63 急斜面で前回り
                  ザーと滑り
          ピッケルでの制動停止が頼り
                打ち込む ガリッ 4回転倒
  肝冷やしつつ なんとかかんとか 起き上がり 
    いちばん外に着てるマムート びっしょり
      降る小雪もすぐ融けて 水のしたたり
     来た道の引き返し自分の 踏み跡たどり
        しかし 前夜すこしく 雪が降り 
      自分のつけた道を 見失うこともあり
                立って歩くより
        四つんばい ヒザだち 尻すべり
        これらを繰り返す内に どっぷり
                  びっしょり

  8合目下 金剛童子 
  アイゼン→カンジキ付け替え
           祠の屋根から 水したたり
    手袋もすでに ぐしょぬれで 
       予備の乾いた手袋に 取りけえたり
    こんなことやってるうちに 指 冷え切り
 指の暖めのために使い捨てカイロ 胸に1枚張り
      かじかんだ指を押し付けて 暖をとり・・・・

  
                  前日の登り
                 6時間かかり

                     下り
               3時間 ぽっきり
              ゴンドラ駅に 至り
                   ほっこり♪

        この日も山は いっさい 見えず

931


   アカンときには シッポを巻いて逃げ帰る 

           撤退する勇気を持つ とは
           負けることのダイジさ である
           蛮勇よりも臆病であれ である

                卑怯であってはならない
                負けた足らなかった を 
                深く認め受け入れる がダイジ

           イノチあっての物だね である

           時々の気晴らし である
           命を賭ける 職業的冒険登山家 ではない
           一介の やきもん屋のオッサン である

           妻子やしなう責任の重さ

           これが生きていく上での
 
           重要なアンカーロープ=碇綱 なんである


   さ 御嶽山 夏に行って 十分に下見して
     土地勘をやしなって またいつか 
     冬に乗り越えに行ったろーっと♪ 

       
         
  
   
ーーーーーーー----------------------------------
なにがしか 
みなさんのお心に 
とどきましたでしょーか? 
もしそー思もてくれはったら 
クリックたのんますー♪        ↓
b5ana-





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最終更新日  2010年02月13日 09時42分22秒
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