♪ 家屋敷 不動産とふ生き物の栄枯をさらすゴーストタウン
今日は年２回あるクリーンキャンペーンの日。春５月の最終日曜日に全市一斉にやるのに対し、２回目の秋は、地区（コミニュティー）ごとに分かれてやることになっていて、この地域は一番最後だったようだ。
一軒空き家が有るので、その周りもついでに掃除。玄関には草が生い茂り、外まで蔓延っていてみっともない。両隣の家がやらないので、見るに見かねている私がやる事になる。トウダイグサだのヘクソカズラだのが我が物顔に伸び放題。引っこ抜くのも手に負えるほどで、強引に引きちぎるようにしてそのまま屋敷の中に放り込む。
家の持ち主は亡くなった主の長男で、東京に住んでいるので来ることもなく、空き家は放置されたまま。朽ちてくれば今話題になっている「空き家問題」の対象になる。
大工に言わせると良い造りの家で、空き家にしておくのは勿体ないとのこと。かれこれ２０年程にもなるだろうか。屋根の一部が破れ、樋が壊れて雨が降り込んで来る隣家の主人が、たまらず連絡をしたが無しのつぶてらしい。
子供が独立して別の処に居を構えてしまえば、主亡きあとは空き家となる。そういう家が余っているのに新築の家がボンボン建って行くのは非常にアンバランスなこと。経済優先の施策がこういう珍現象を生んで来たようだ。
土地活用とか言って、遊休地に集合住宅やアパートをどんどん建てる。今、その入居率が引くくて借入金が返せないで喘いでいるオーナーが全国に沢山いると聞く。甘い業者の言葉に乗ったばかりに、空いた土地で利潤を生むはずが反対に借金を背負うことになっている。
ともあれ天気も良いし、きれいになって心も晴れ晴れだ。
|
◆２００６年５月８日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、２００９年２月中旬より再スタートしました。
◆２０１１年１月２日からは、楽歌「ＴＮＫ３１」と改題してスタートすることにしました。。◆２０１４年１０月２３日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選（２００６年５月～２００９年２月）
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集２０１２年１２月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
|
