歌 と こころ と 心 の さんぽ
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♪ ブラームスの人世(ひとよ)の旅のレクイエム荘厳なりし音満ち来たる
YouTubeでクラシック音楽を聴いていた。辻井伸行に感動し、そして大江光から武満徹へ。”音楽って凄いなぁ”とその奥深さと無限の可能性を思いながら、バッハの「マタイ受難曲」へ移るも聞き続ける気が起こらず。モーツアルトのレクイエムを齧って、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」へ。 ここで釘付けになった。素晴らしい! このブラームスの「ドイツ・レクイエム」は、その構成と音楽性、ポリフォニーと独唱、コーラスを織り交ぜた音の厚みとオーケストレーション、そして展開。 ただただ退屈な宗教音楽という先入観を覆され、難しい理屈を感じさせない。BGMでも楽しめるが、歌詞が挿入されているので、観ていても分かり易い。 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」 カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 (ザルツブルグ祝祭大劇場1978年3月22日) ドイツ・レクイエムは、ラテン語の典礼文ではなく、ブラームスがルター訳の聖書から選んだ章句で構成されているのだとか。テキストは元の文脈を離れて、人間の苦悩や儚さ、働きと忍耐、そして慰めと報いと喜びを表現する、いわば《生者のためのレクイエム》として配列されているという。 全体は7つの曲からなり、次第に力を増す第1~3曲、安らかな第4、5曲、激動から静に戻る第6、7曲の3群のアーチ構造となっているらしい。 この3群はテキスト上もそれぞれ「苦悩から希望へ」「喜びと慰め」「復活と報い」というテーマに対応していて、調性の面でもこの3群による緻密な構造があるという。 第1曲 悲しんでいる人々は幸いである 〔かなりゆっくりと、表情をつけて〕ヘ長調 4/4拍子 第2曲 人は皆草のごとく 〔ゆっくりと、行進曲的に〕変ロ短調 3/4拍子 第3曲 主よ、我が終わりと、我が日の数の 〔ほどよくゆっくりと歩くように〕ニ短調 2/2拍子 第4曲 万軍の主よ、あなたの住まいは 〔適度に感動的に〕変ホ長調 3/4拍子 第5曲 このように、あなた方にも今は 〔ゆっくりと〕ト長調 4/4拍子 第6曲 この地上に永遠の都はない 〔ゆっくり歩くように〕ハ短調 4/4拍子 第7曲 今から後、主にあって死ぬ死人は幸いである 〔おごそかに〕ヘ長調 4/4拍子 演奏会用作品として作曲され、典礼音楽として使うことは考えられていないのが、大きな特徴として挙げられ、ブラームス自身も、「キリストの復活に関わる部分は注意深く除いた」と語っているとか。 ブラームスは、20歳のときにシューマンのエッセイ『新しい道』で紹介され、脚光を浴びる。以降ブラームスは、室内楽作品では高い評価を得ていくも、“時代の最高の表現を理想的な方法で表出する使命”という期待に正面から答えたのは、その15年後、1868年に完成したドイツ・レクイエムによってだったという。 初演後のスピーチで、「巨匠の後継者は、やり始めた仕事を全うする」と彼は述べ、それから4つの交響曲をはじめとする大規模な傑作を生み出してゆくことに・・・。 「ドイツ・レクイエムの歌詞と音楽」より引用させていただきました。 ドイツという国の音楽的宗教的歴史の奥深さは、遠く離れたアジアの島国に住む一般の日本人には想像すら及ばない。 バッハが好きな私としては、その辺のことを知らないというのも片腹痛い思いではある。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。 ◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。 ★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月) ☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行 ●「手軽で簡単絞り染め」
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sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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