♪ 深海の熱水あまた湧く場所で寝てるごときに真夜に目覚めぬ
昨夜は暑かった。昼間、日の浴びて釣りをしたことで体が熱を帯びていたのかも知れない。1時半後、どうにも暑くて階下のフローリングの上で寝ることになった。
昨日は、今日の昼にある一品持ち寄りの宴のためにと、何十年振りかのハゼ釣りに出かけた。衣浦大橋近くの国道247号線沿いにある亀崎港、亀崎海浜緑地に駐車場がある。
半田市亀崎港は、昔からハゼ釣りのメッカと言われるほどに有名なところ。当然、夏休みも残り10日を切ったこの時期はハゼ釣りの子どもや親たちが押しかけて、釣り竿がずらーっと並ぶものと思っていた。
春に生まれ、6月ごろは新小子ハゼが主流だったものが、大潮で処暑のこの頃になるとかなり大きくなってきている。薄日が差すぐらいの天気だし、こんな絶好のハゼ釣り日和は無い。
ところがだ、人影がやけに少ない。嫌な予感がして、釣りをしている人に聞いてみた。
「釣れてますかー?」
「ぜんぜん、だめ!釣れない。」
「どうしてなんだろう?」
「・・・」
釣り座をどこにするか迷ったが、港の突堤の先までいって釣ることに。誰も居ないし初めての釣り場なので不安だが、まあやってみるしかない。干潮が13時、満潮が19時19分なので、3時過ぎは時間的にはまだ潮が低いが上げ3分ぐらいなので、そろそろ喰いが始まっても良さそうなもの。
折角来たのだから何もしないで帰るわけにも行かない。この場所で釣るのは初めてなので状況が良く分からないので、万能ロッド4.5mと長めのものと、チョイ投げ用を2本を取りあえずセットして、投入。
全くアタリがない。それに見ると海底はカキの殻が敷き詰められている様な状況で、根掛かりしてしょうがない。チョイ投げの方を少しサビいて、誘いをかけるなんてことが全くできない。
色々やってみるが、当たりがないのでどうしようもない。セコムの宣伝に出て来る孤高のヒーローSUPER GREATの「どうしようもない」と言うセリフが頭をよぎる。
うーん「どうしようもない」。
なんだかんだで1時間経過し、潮も上がって来たのが良く分かる。上げ潮になった魚は岸近くへ寄ってくるのを知っているので、堤の近くを探ってみることに。
遠くへ投げ入れても根掛かりするだけだ。ハゼ釣りの天秤仕掛けを止め、脈釣りに変更。オモリガン玉を2個付けて、ほとんどフカセ釣りに近い。これなら根掛かりもしないし、当りもとりやすい。
これが大成功。さっそくアタリが来た。最初の一匹はセイゴの子どもだった。まあ釣れれば何でもいい。その後は、そこそこのサイズのハゼがポツポツ釣れるようになり、4時を過ぎてようやく釣りらしくなってきた。周りを見てみると釣れている人が居ない。場所がいいのかどうかは分からないが、相変わらず近くに来る人もない。釣れているのは私だけの様子。
自分の座っている突堤のすぐ際で釣っているわけで、長い竿が恨めしい。2m程度ののべ竿で十分だった。
入れ食いとまではいかないが暇ではない程度にアタリがあり、いい形のハゼが上がって来る。
しかし、6時近くになってアタリが遠のき始めた。たまに釣れるぐらいでかなり間が空く。まだまだ目的の数が釣れてないので粘ってみるが、6時15分に納竿を決めた。
なんでこんなにハゼの数が減ったのだろうか。気候のせいなのか、あるいはスズキが増えていてハゼの稚魚を喰っちまったのか。海が汚れてしまったせいなのか。日照りでもなく、朝方にはかなりの雨が降ったりしているので赤潮になっているのでも無さそうだ。
100尾は釣るつもりだったのに30尾ほどの釣果だった。まあ一品にはなるので、唐揚げにでもして持参することにしよう。
♪ 一石を三鳥にせむハゼ釣りをブログ 手料理 宴に活かす
左が海浜緑地で、柵もあり安心して釣りができる。右の一番奥が今回の釣り座で、いつもならこんな感じで釣り人が居るはずなのに、この日はこの半分にも満たなかった。
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行
●「手軽で簡単絞り染め」
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