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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2023.09.28
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♪ まよい猫の勘か定めか猫好きの家に行きつき飼い猫になる


 猫が大好きな新築のお隣の奥さんは、我が家に猫がいることを羨ましがっている。朝6時過ぎには車で出勤する。少し遅れて旦那さんも車で出勤だ。

 神の差配か。その旦那さんが「○○さーん、車の下に子猫がいて車が出せな~い」とカミさんに泣きついてきた。これまた猫好きのカミさんがおっとり刀で駆け付けて、取りあえず子猫を保護。




 もの凄い声で鳴く。低くて太い声はおよそ猫とは思えない声だ。それも力の限り鳴いていて、その必死さが伝わってくる。
 目の周りに目やにがこびりついて酷い顔をしている。濡らした綿で拭いてやって、何とかみられる顔になった。

 

 鳴き通しで喉が乾いているだろうから、取りあえず牛乳を与えてみると、むしゃぶりつくように飲んだ。何日も何も食べてないらしくガリガリに痩せている。歯も生えているし、アランの餌を水で湿らせて柔らかくして与えてみる。ガツガツとしっかり食べた。

 腹もふくれて少し元気になって、落ち着いたか鳴き声も小さくなった。それでも鳴きやむことはなく、よたよたと動き回り「かあちゃ~ん、かあちゃ~ん」と探し回っているよう・・。



 何という偶然だろうか。猫が好きなのが分かっていてお隣さんにやって来たような気がしてならない。旦那さんは猫を飼ったことはないなしいが、奥さんが好きなのは分かっているので、きれいになった顔のスナップを撮って、奥さんに転送してやっていた。


風邪をひいているらしく鼻水が出る。暖かい場所を見つけて・・

 仕事から帰ってからどんな話になるのか分からないが、取りあえず我が家で一日面倒を見ることに。カミさんは午後から仕事で居なくなり、その間私が対応することになった。

 

 最初のトイレが肝心だと言われても、どう対応して良いか分からない。遊ばせながらその兆しが見えたら猫用トイレに連れて行って、なんとかそこでやらせる手筈。
 しかし、タイミングがうまく合わず、私のズボンの上でやっちまった。

 ずっと一緒にいるわけにもいかないので、部屋で自由に動けるようにして私は別室へ。しばらくして様子を見に行くと疲れたのかよく眠っている。生まれてまだ1か月ぐらいの子どもだ。心細いし腹ペコだし、取りあえずは保護されて安心したのだろう。
 
 
時間をおいてまた観に行くと目を覚ました。まだ少し寝ぼけた顔がかわいい。

 旦那さんが撮った写真はあまりに酷いので、我が家で撮ったものを奥さんにラインで送ってある。きっと飼う気になるんじゃないだろうか。

 5時半ごろ、奥さんが少し早めに帰宅。さっそく猫を見に来た。一日の様子を、猫好きの心をひきつけるように気配りしながら、元気だし人懐っこいことなどを伝え、抱っこしてもらったりする。

 6時ごろに旦那さんが帰宅し、さっそく二人でやって来た。「飼い猫の子らしく人に慣れている風で、まったく怖がったり警戒するところがないのがいいね。」そんな話をしながら、子猫の様子をじっくり観察。帰る時になって、二人の後を付いていくのを見ても相性はすこぶる良さそうだ。
 この時点で、猫の世話には長けているカミさんはまだ仕事から戻っていない。夕食後に改めて来てもらうことに。


体重を測ったら470gだった。

 カミさんに、8時半ごろに来るというLINEが入っていたようで、「3度目です」とか言いながら二人がやって来た。もう飼うことに決めていたらしく、「猫砂を上げますよ」というと「買いました」の返事。帰宅して直ぐに話がまとまったらしく、あれこれ準備が出来ていてた。奥さん思いの優しい旦那さんだ、本人共々気に入れば揉めるはずもない。めでたしめでたし。

 *後から聞いたところによると、付けた名前が「アンカー」。車の下にいたので「under the car」から取ったんだとか。猫好きの奥さんは工場建築の現場監督をやっている人。その感性がこんなところにも現れているのが面白い。


 アランは気づいて覗きに来たが、そばに近づくことはせず遠くで眺めていた。うなり声を上げて怒ったりすることもなく、“もし一緒に生活するなら拒否はしないよ” という風な感じだった。

 我が家が(齢からしても)、今から子猫を飼うことは憚られる。もしお隣さんが飼わないとなると、飼ってくれる人を探さなければならない。そうもならずに収まるところに収まってくれた。
 つくづくこの猫は運がいいと思うし、運命的なことも感じてしまう一日だった。





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最終更新日  2023.09.29 16:01:26
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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