Jacky Truchot-Martin
●2002 Morey-St-Denis 1er Cru Clos Sorbes
惜しまれつつ2005年を最後に引退したMorey-Saint-Denis の生産者。インポーターは、金井屋(千商)。この銘柄の2002年を試すのは、2016年9月以来となる3本目。移動後、立てた状態でじっくり休ませて4時間ほど前に抜栓。コルクの状態も特有の黒カビや染み込みもなく、すこぶる良好。
作柄を反映して熟度が高く昨年2月に試した同年の『Morey Saint Denis 1er Cru Les Blanchards』と比べて幾分硬さも感じるが、トーンの高い赤系果実の華やかさと透明感のあるミネラル風味があり、熟成由来の旨味も十分。今回のボトルは、まだまだ上りの調子の仕上がり具合で、温度の上昇とともにトルショー特有の熟成香も。現状でも十分に旨いが、まだ10年程度は問題なく発展するように感じる。
シャンボール・ミュジニー・プルミエクリュ・レ・センティエ, ジャッキー・トルショ[2001]Chambolle Musigny 1er Cru Les Sentiers , Jacky Truchot