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元SF小説家・春橋哲史のブログ(フクイチ事故は継続中)

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2018.11.19
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​朗報! 11月17日に、フランジタンク内のストロンチウム処理水のALPS処理が完了

 11月第3木曜日時点の、フクイチ(福島第一原発)の汚染水貯留量・滞留量の数字が公表されました。

 その前に、朗報です。

 11月19日に原子力規制委員会で開催された「第65回 特定原子力施設監視・評価検討会」での東電の資料と説明によると、11月17日に、フランジタンク(ボルト締めタンク)内のストロンチウム処理水(ALPS処理待ち水)のALPS処理が完了したそうです。
 漏洩リスクの高いフランジタンクでの貯留を早く終了させ、漏洩リスクの低い溶接タンクでの貯留に切り切り替える事は、規制委員会が以前から求めてきた事で、私も、リスク低減の観点から注目していました。

 それが漸く達成されました。良い意味で一つの区切りです。リスク低減が一歩前進しました。
 尤も、やるべきことはまだまだあります。水抜きしたフランジタンクを解体・撤去し、その後に溶接タンクを設置しなければなりません(タンクのリプレース=更新)。フランジタンクの解体・撤去はタンク内部に入っての作業ですから、線量が高くなります。

 又、水抜きできたのはストロンチウム処理水です。ALPS処理済み水の内、約2.1万tが未だにフランジタンクで貯留されています。この水抜き(溶接タンクへの移送)もしなければなりません。この移送の終了は19年3月目途とのことです。
 タンクを解体すれば、それだけ固体廃棄物も増えます。保管場所は確保されているとは言え、屋外保管が続きますから、管理の手間も増えるでしょう。

 玉葱の皮のように、終わりの無いフクイチですが、一歩ずつでも、リスク低減が進んでいるのは良い事です。
 被曝作業に携わって下さっている皆様に、国民の一人として、お礼申し上げます。

 19日の検討会での、水処理に関する資料は下記。

(リンク)​建屋滞留水処理及びフランジ型タンク内のSr処理水の処理に関する進捗状況について


タンク内貯留水は微増。建屋滞留水は2週間で3千t増加

 さて、本題です。

 タンク内のストロンチウム貯留水のALPS処理を優先しているせいか、タンク内のALPS処理待ち水(ストロンチウム処理水)が5000t以上減り、ALPS処理済み水が6000t以上増えました。
 タンク内貯留水は約360tの増加ですが、本来、汲み上げを進めるべき建屋滞留水は2週間で約3000t増加しています。

 19日の会議でも、東電は「今後、建屋滞留水の水位を早期に引き下げるようにする」旨を明言していたので、建屋滞留水は、間もなく、減少傾向になると思われます(そして、タンク内貯留水の増加量は増加に転ずるでしょう)。 今は、スゴロクに例えるなら、「(建屋滞留水の汲み上げは)一回休み」の状態だと思います。

 東電のリリースに基づいてポンチ絵を更新しました。無断転載・引用は御遠慮下さい。


2018年11月15日時点の福島第一原発の汚染水の貯留量・滞留量

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元データ→ ​福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第379報)​​/PDFファイル3頁右上の「RO処理水(淡水)」「濃縮廃液」「処理水」「Sr処理水等」「濃縮塩水」の5項目から計算。

​タンク内貯留総量:約112万t​​​​(撤去予定タンク底部の残水の一部と移送中の水は、計測不可の為、含めず/RO濃縮水は過去の処理量に基づく計算値)

​タンク運用上限値:約120万6千t容量​
(RO濃縮水が残っているフランジ[ボルト締め]タンクは、撤去・解体予定。当ブログでは運用数値に含めず)
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建屋滞留水:​​​約4万1千t​​(原子炉建屋+タービン建屋[1号機除く]+プロセス建屋+高温焼却炉建屋/水位計の計測等に基づく計算値)




春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)​​
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Last updated  2018.11.19 20:45:59
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