東電と原子力規制委員長の会見への「報道」の参加回数・2024年1~3月
「東電と原子力規制委員長の会見への、報道各社の参加回数」2024年1~3月分をまとめました。 この集計は2019年後半から始めました。過去の結果は下記。(リンク)●2019年の集計(8~12月)●2020年の集計●2021年の集計●2022年の集計●2023年の集計 原子力規制委員長の定例会見への参加回数は、2020年からカウントしています。「参加回数」は「質問の有無」で数えています。会見で1回でも質問すれば、「参加」とカウントしています。 動画で姿が映っていても、質問しなければ「参加」とはカウントしていません。 記者クラブでレクを受けているのも、外部から見えないので、集計しようがありません。 詳細は、資料1・2にまとめました。概略は、 ●東電のフクイチに関する記者会見の開催は24回・約21時間10分●参加率が50%以上のメディア・記者は、おしどりマコ氏・読売新聞・朝日新聞・東洋経済新報・NHK・共同通信◆原子力規制委員長(委員会)の記者会見の開催は14回・約11時間半(能登半島地震に関する臨時ブリーフィング含む)◆参加率が50%以上のメディア・記者は、共同通信・NHK・朝日新聞・まさのあつこ氏 でした。 月刊「政経東北・22年2月号」に書いた内容と重複するので簡単にしますが、取材のプロセスを透明化する義務は報道の側にもあります。どのような問題意識で、どのような質問をしているのか、実際の質疑を見なければ分かりません。質問を聞くことで、記者の勉強度合いや問題意識が可視化されます。 又、記者やその上司も、この国の「主権者」です。発表のコピーだけを報じるのが、「主権者として適切な行為なのか」という問いかけは常になされるべきでしょう。(リンク)●第23回(22年2月号):報道への評価と、汚染水の増加量 記者会見毎に質疑応答の内容を評価したいのですが、それを具体化すると私のリソースが幾らあっても足りなくなるので、全体の数字を提示するにとどめます。 東電のフクイチに関する記者会見は、原則、月曜・木曜で、それらの動画は1週間経つと東電のサイトから削除されます。毎月1回の「中長期ロードマップの進捗に関する記者会見」(最終木曜に開催される場合が多い)は、アーカイブとして残されています。 原子力規制委員長の定例会見は、原則、毎週水曜で、ノーカット動画と議事録は規制委員会のサイトにアーカイブとして残っています。(リンク)●原子力規制委員長の定例会見の動画と議事録●東電の会見・メッセージ 会見の視聴と、会社(記者)別の参加回数の集計は、今後も続けます。 尚、自己紹介が聞き取り難かったフリーのジャーナリストについては、掲載を割愛した方もいることをお断りしておきます。私は「公開情報から確認できることをまとめる」ことに徹しています。 当ブログの表はクリックすると拡大します。B5サイズ以上のタブレット・PCでの閲覧を前提に作っていることをお断りしておきます。無断転載・利用は御遠慮下さい。 読み難い場合はワードかペイントにコピペしてご覧ください(windowsの場合)。資料1 東電会見への報道の参加回数資料2 原子力規制委員長会見への報道の参加回数春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)