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カテゴリ:福島第一原発 汚染水
※10/16 中国政府外務省や放出差止め訴訟の件も加えて、「経緯11」を差し替え
本記事は、情報量やリンク数が多いことをお断りしておきます。 過去に当ブログに掲載したことも含め、フクイチでの「処理水」の放出に至るまでの経緯を整理・集約した記事です。 拙ブログの用語について、お断りです。 ●「処理水」 「ALPSで一度でも核種の濃度低減処理をしている、相対的に低濃度の放射性液体廃棄物」と書くべきですが、簡略化の為、「処理水」と記載しています。 ●「風評被害」 「核災害による『市場構造の変化』『ブランド価値の毀損』」と書くべきですが、政府・東電の説明を引用・要約する際は「風評」という言葉を用いています。 当ブログのポンチ絵・図表はクリックすると拡大します。無断転載・引用はご遠慮下さい。 表・ポンチ絵はB5サイズ以上のタブレット・PCでご覧頂くことを前提に作成していることをお断りしておきます。 見難い場合には、ワード・ペイントに張り付けてご覧下さい(Windowsの場合)。
フクイチの全体図は、年表の後に掲載しました。 誠に勝手ながら、出典のリンクは基本的なものに限っています。元データを個別に確認する必要があれば、ご自身で検索をお願いします。 私は、核災害由来の放射性液体廃棄物を意図的且つ大量に環境中に放出することには反対です。経産省へも個人で「放出反対」を申し入れしました。申し入れの内容やその他の意見・分析は、下記記事に記載しました。 (リンク/22年10月以降の汚染水に関連する記事) ▸希釈放出を「決定」したのは一体誰?(月刊「政経東北」21年7月号) ▸フクイチの汚染水等に関する、経産省への申し入れと回答(2022年10月17日ブログ記事) ▸「風評被害」ではなく、「市場構造の変化」という実害(24年5月9日) ●「処理水」放出に至るまでの経緯(2012年11月~23年8月) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 資料1・フクイチ構内図(23年10月) ![]() 資料2 ALPS処理水に関する広報事業一覧 ![]() 資料3―1 収束・汚染水対策推進組織図 ![]() 資料3―2 ![]() 資料4 (3枚のスライドは「第100回 特定原子力施設監視・評価検討会」に原子力規制庁が提出した資料1-1よりキャプチャ/ https://www.nra.go.jp/data/000393945.pdf) ![]() ![]() ![]() 資料5 ![]() 資料6 ![]() 注記や数字の出典(リンク) ●ALPS処理水に関する基礎情報(経済産業省) ●「廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議」「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議」 ●廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会(経産省) ●外務省・報道発表 ●「ALPS処理水について知ってほしい3つのこと」(復興庁) ●ALPS処理水の海洋放出に伴う需要対策基金事業(経産省) ●みんなで知ろう。考えよう。ALPS処理水のこと(経産省) ●ALPS処理水に係る海域モニタリング情報(環境省) ●ORBS(オーブス/包括的海域モニタリング閲覧システム) ●東京電力 福島第一海洋生物飼育試験ライブカメラ(東電) ●水処理週報(東電) ●東電・処理水ポータルサイト ●ALPS処理水についてお伝えしたいこと(東電) ●東電プレスリリース ●廃炉プロジェクトのニュースリリース(東電) ●記者会見を含む東電の動画アーカイブ ●2023/2/14(火) 一部補正に関する記者会見(東電/2月14日/約70分) ●第2回 海外メディア向けオンライン会見(東電/2月15日/約80分) ●2023年度原子力規制委員会 ●2022年度原子力規制委員会 ●特定原子力施設の実施計画の審査等に係る技術会合(原子力規制委員会) ●東京電力福島第一原子力発電所 多核種除去設備等処理水の処分に係る実施計画に関する審査会合(原子力規制委員会) ●ウネリウネラ ●民の声新聞 ●聯合ニュース・汚染水カテゴリ記事 ●人民網(「汚染水」で検索すれば関連記事が多数ヒット) ●風のたより(いわき市議・佐藤かずよし氏のブログ) ●JF全漁連 ●これ以上海を汚すな! 市民会議 ●原子力資料情報室 ●原子力市民委員会 ●ALPS処理汚染水差止訴訟 春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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詳しい経緯のまとめ、ありがとうございます。
以前フクイチの汚染水処理をロシアが手伝うと言った話をネットで見ました。 その後、ロシアのロスアトム社が技術を持っていると、福島の人から聞きました。 そして先日全く別の人から、日本がロシアの申し出を断り、海にALPS処理水を棄てたのだと聞きました。 文句を言っているのは中国だけでないということも。 太平洋の国々からは、内心総スカンなのだと。 出来る事をやりもせず、自らの環境を汚す決定をする。 情けなくいたたまれない思いを感じました。 (2023.10.14 19:58:48)
きなこ様
度々、コメントを頂戴して有難うございます。 先程、新たな情報を追加して「経緯11」を差し替えました。 ロシアを含め、トリチウム分離や濃縮の技術を売り込んだり提案している会社や研究機関が有るのは承知していますが、私は、「含有核種等が明確でない廃棄物を安定的に処理できるプラント」を設置したり運用するのは困難と見ています。 現に、既設ALPSも改造工事が必要となりました。 プラントを建設するリソースが有れば、貯留水の性状を調べることにリソースを費やし、トリチウムの半減期を待った方が良いと思います。 (2023.10.16 20:45:09) |