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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2007.09.24
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カテゴリ:雑筆
今日も一日どんよりと曇っていた。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は20.2℃(06:50)、日最高気温は23.3℃(13:20)であった。

さて、[VOYAGE-300]でも触れたように、私自身は自民党総裁選挙にはさほど興味がない。
「330票対197票で、福田氏が勝ったよ」
「あっ、そう」
みたいな感じであろうか。むしろ、責任の所在を考える上で、こちらのほうに関心がある。
「改めて深くおわび」安倍首相、都内の病院で陳謝の会見
(YOMIURI ONLINE 2007年9月24日17時12分)
退陣表明「最悪のタイミング」 安倍首相が会見で陳謝
(Sankei WEB 2007/09/24 17:33)
安倍首相「議員として引き続き活動」・慶応病院で会見
(NIKKEI NET 2007/09/24 17:45)
安倍首相、病院で会見 「体調悪化」で辞任決意
(asahi.com 2007年09月24日17時51分)
安倍首相:病中会見 辞任は「最悪のタイミング」と陳謝
(MSN毎日インタラクティブ 2007年9月24日18時04分)
個人的な感想として、2点ほど指摘しておきたい。

1)本当に病気なのか?
首相を辞任することになった理由は「体調悪化」であり、診断によれば「機能性胃腸症」とのことであるが、本当であろうか。まあ、「心の病」の存在は確かであろうが、内外への体面を保つ必要から、自民党によって無理やり「病気」にさせられたのではあるまいか(文字通りの「身体検査」?)。

2001年4月期のフジテレビの月9ドラマ『ラブレボリューション』は、江角マキコ氏が演じる30代の心臓外科医と、藤木直人氏が演じるテレビ局政治部記者の、大人の恋の行方を描いたものであるが、この中で、西岡徳馬氏の演じる政治家が政変がらみで(立場が悪くなって)偽装入院する・・・という展開がある。私としては、このエピソードを思い出してしまうのである。

2)首相の臨時代理を置くべきではなかったか?
この政治的空白の期間に、突発的な災害などが起きたとしたら、どうするつもりであったのか。
そうした認識の甘さが参院選での敗北の一因なのかもしれないが、首相のリーダーシップ(さらに言えば、政治権力そのものによる危機管理や弱者救済)が期待されていないことの裏返しとも言える。

無政府主義でない限り、民主政治は逆説的ではあるものの何らかのリーダーシップを必要とする。しかし、現政権は、憲法改正や教育再生などで過剰なリーダーシップを発揮しようとして挫折し、ついには必要最低限のリーダーシップも発揮できなくなってしまった。未熟さゆえの極端な振る舞いではあるが、危機感を覚えるのは私だけではあるまい。このような政治状況を改善するためには、政治家自身に加えて有権者もまた、判断力や行動力を向上させていく必要があろう。



最後に余談。ここ数日の各紙社説で、個人的に興味深かったものを紹介しよう。
9月入学―無理に進める話ではない
(朝日新聞 2007年9月23日)
確かに、無理に進める話ではない。が、3月に学校を卒業して、すぐ4月に企業に入社する(場合によっては卒業式の前から職場に拘束される)ことが、いかに不自由であるかを悟るべきである。結局、幼稚園→小学校→中学校→高等学校→大学という「単線的な教育課程」は、選別された歯車を企業社会に送り込むための「部品工場」でしかない・・・という現実を直視しなければなるまい。

もはや個人を画一的な基準の中に押し込めて、そこからはみ出た個人を取り締まる・・・というような時代ではない。それぞれの多様性を認めながらルールを合意形成していくことが求められるはずである。その点で教育という分野が果たす役割は、決して小さくないと思われる。

私がかつて通っていた大学では、入学式は4月と9月に、卒業式も3月と6月に、それぞれ年2回ずつ挙行されていた。入学や卒業の時期を多様化することは、とりもなおさず、個人個人の生き方を多様化することにつながるであろう。そうした多様性の確保を求めたい。





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Last updated  2007.11.21 21:00:35



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