NOと言える三多摩～言泉「やまと」後悔日誌

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• ［VOYAGE-490］　エピソード／プチ錬金術としての生命保険見直し。

  今日もまだ湘南の実家にいる。朝から晴れて、日中は気温が上がったものの、夜に入って強い雷雨に見舞われた。アメダスによれば、日最低気温日最高気温府中（三多摩）3.7℃（05:50）17.9℃（13:10）辻堂（湘南）5.5℃（04:30）18.0℃（15:00）であった。さて、今日の記事は、［VOYAGE-484］の続編とも言うべき内容である。「口座残高非常事態宣言」を受けて、4月末の危機的な状況を回避するための行動を取ったので、そのエピソードを述べてみよう。それは・・・生命保険の契約貸付を請求して当面の資金を確保することと、そもそもの契約内容を見直して月々の保険料を下げることの、二つの行動計画からなる。具体的な行動を記述する前に、まずは私の生命保険がどうなっているかを説明しておく。いわゆる一般の生命保険（終身保険［重点保障プラン］）と個人年金（生存保障重点型年金）の二つに加入していて、月々の保険料は前者が12,662円、後者が7,572円、合計20,234円である。ちりも積もれば言泉「やまと」なる・・・じゃなくて、山となる。月々の保険料といえども、結構な金額である。今後の収入も決してバラ色ではない（というより、ほとんど灰色に近いはずの）私としては、とりわけ前者の保険料を引き下げたいと常々思っていた。というわけで、今日は生命保険会社の手続き・相談窓口に出向いた次第である。窓口では、いかにもベテランっぽい方に、丁寧に対応していただいた。まずは保険口座カードの手続き。すっかり忘れてしまった暗証番号を確認しようと思ったところ、「長い間お使いにならなかった上、お客様の個人情報（要するに生年月日）に基づく暗証番号が設定されていますので、ATMなどでは使えなくなっています。再発行の手続きをしましょう」とのこと。さもありなん。続いて、現在の契約内容を一通り説明してもらってから、契約貸付の請求と契約内容の見直しについて相談した。その結果、契約内容に関しては、以下のように変更することにした。死亡・高度障害（生活資金）生活保障特約（10年確定年金）　10年間　毎年230万円　→　0円（特約解約）死亡・高度障害（一時金）定期保険特約　一時金390万円　→　0円（特約解約）死亡・高度障害（一時金）終身保険　一時金110万円3大疾病3大疾病保障定期保険特約　一時金500万円病気による身体障害疾病障害保障定期保険特約　一時金500万円骨折・関節脱臼・腱の断裂で治療特定損傷特約　1回につき　一時金5万円成人病で入院新成人病入院医療特約　日額5,000円5日以上継続入院後の通院通院特約（本人型）　日額3,000円ケガで入院新災害入院特約（本人型）　日額10,000円病気で入院新入院医療特約（本人型）　日額10,000円扶養家族がいないので、本人が死亡したときにお金をもらっても仕方がないことから、その特約を二つほど解約したのである。しかし・・・たったそれだけで、月々の保険料は、12,662円から7,894円へと大幅にダウン。しかも、ここには「契約転換特則の年金」が含まれていたため、「解約払戻金」も発生。その解約払戻金のおかげで、契約貸付の請求は、当初想定したよりもやや少ない額で済んだ。適用年利率は、1997年7月に契約した終身保険の部分が3.75％、1996年3月に契約した年金の部分が4.75％。消費者金融会社のローンでは、ここまで低くはなるまい。こうして、当面の危機的な状況は回避された・・・ように見えるが、本当であろうか？神のみぞ知る、といったところかもしれない。

  2008.03.25

• ［VOYAGE-486］　エピソード／学位記授与式＆謝恩会。

  日中はおおむね曇り。夜になってから晴れて、満月の一歩手前の月が皓々と光を放っていた。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は6.5℃（04:10）、日最高気温は15.1℃（12:40）であった。さて、今日は、大学院で学位記授与式が行われ、私自身も修士課程を修了することになった。今日の記事では、この一日のエピソードを振り返ってみたい。01時ごろに就寝したものの、なぜか04時に早々と目覚めた。その後は、風呂に入ったり朝食を取ったりして、式までのんびりと時間を過ごした。研究室の恩師に記念品を差し上げるため、13時30分に学友と待ち合わせ。ところが・・・研究室は留守であった。やむを得ず、式の後に伺うことにした。14時からは、講堂で大学主催の「学位記授与式」が行われた。冒頭に、壇上にいる大学の幹部職員が紹介された後、生ピアノでリストの「愛の夢　第3番」の演奏があった。かつてキリスト教系の大学に通っていたときは、好むと好まざるとにかかわらず、礼拝堂のパイプオルガンで賛美歌が演奏されたものであるが・・・国立大学法人でも、こんな粋な計らいがあるとは、うれしい限りであった。そして、修士学位記・専門職学位記・博士学位記がそれぞれの総代に対して授与され、学長の式辞に引き続き、それぞれの受領者総代がやや冗長に（？）謝辞を述べて、式は終わった。ここで、遅れてきた学友らと合流し、「こーゆーときに遅刻しねぇだろ、普通！」というツッコミはさておき、第1次記念撮影タイムに突入。私の父・母・姉も会場に来ていたため、そこにも合流を果たした次第であった。それから、研究室の恩師に今度こそ、記念品を手渡した。15時30分からは、研究科の「学位記授与式」。一人一人に学位記が授与され、研究科長からお言葉を賜った。私が在籍した研究科はその道の就職状況が芳しくないせいか、「お祈りいたします」「願っております」といった表現がしきりに強調され、苦笑を誘っていた。それが終わってからは、第2次記念撮影タイムに突入。ここでは、博士後期課程1年の先輩2人が記念品（大学校章の携帯ストラップ＆地元洋菓子店のチョコレート）を持って駆けつけてくださった。実にありがたいことである。16時過ぎに、研究科の懇親会へと移動。昼食を取っていなかった私としては、思わずいろいろと食べたり飲んだりしたけれども、次のイベントが控えていたため、腹8分で休止。余力を残しておいた。そして、お世話になった先生方をお招きして、学友らで18時30分から謝恩会を催した。和食ダイニングのお店を借り切っての、立食パーティー形式である。お招きした先生方のうちの何人かはご出席できず、最終的には11人の先生方がお集まりくださった。対する学生は10人で、計21人が美味しい料理に舌鼓を打ちながら、いろいろな話に花を咲かせていた。盛況の中で謝恩会が終わって、先生方を見送った後、近くの喫茶店で学友らとお茶会。今度は、昨年修了した先輩OG（社会人）1人が駆けつけてくださった。喫茶店が閉店する23時過ぎに、会は解散。しばしの別れとなった。このまま博士後期課程に進学する学友もいれば、国内や海外で引き続き日本語教育業界にとどまる学友もいれば、まだ道が定まっていない学友もいる。いずれにしても、それぞれの道を歩んでいくことになるわけである。ところで、私自身は・・・上のお茶会に移行した頃から、強烈な睡魔に襲われていた。1週間前と同様に、帰宅して間もなく、深い眠りに落ちてしまうのであった・・・。

  2008.03.21

• ［VOYAGE-480］　エピソード／残りあと2週間の学生生活。

  今日はおおむね晴れ。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は11.3℃（24:00）、日最高気温は20.0℃（14:40）。府中で日最低気温が10℃を上回るのは昨年11月11日（日）以来、また日最高気温が20℃以上となるのも昨年11月15日（木）以来のことである。もっとも、私自身は昨日までの疲労感に襲われ、自宅に引きこもって断続的に寝たり起きたりを繰り返し、結局合計すると10時間くらい眠っていたので、外の様子はあまり記憶にない。さてさて。この3月も、あっと言う間に半分が過ぎ去ってしまった。昨日の修士論文発表会が終わったことから、今月の主要なイベントは来週金曜の学位記授与式＆謝恩会を残すのみとなった。求職活動をしていた頃は、今月から勤務が始まるかと思っていたのであるが、［VOYAGE-475］でも触れたように、4月1日に辞令が交付されるまでは特に何もないらしい。では、残りの2週間をどのように暮らすべきか。それが問題である。一つの方向性としては、「学割」を最大限に活用することが考えられる。学位記授与式の日に学生証を返還してしまうので、それまでにいろいろなことをしておきたい。まずは映画であろう。とは言え、今は絶対に見たいという作品がほとんどなく、まあ見てもいいかなといった程度の作品が多い。ゆえに、優先度はそんなに高いわけではない。あとはJR乗車券であろう。しかし、こちらも、今の季節は11,500円の「青春18きっぷ」や青函トンネル20周年記念特別価格9,500円の「北海道＆東日本パス（普通列車限定）」などが売り出されているので、新幹線・特急・急行に乗車するプランでなければメリットがない。個人的には仙台へ遊びに行きたいと思っているが・・・競合する格安高速バスなども少なくない中で、果たしてどんな旅行計画が立てられるのか。もう一つの方向性としては、お世話になった大学院その他への置き土産である。［VOYAGE-450］の記事にもあるように、大学院の後輩たちに引き継ぐことが山積していて、それらを整理していく必要がある。また、恩師へのお礼も考えなければならないし、修士論文作成の際にお世話になった方々には修士論文のコピーに手紙を添えて送ることもしておきたい。うっ、めまいが・・・面倒な課題をいろいろと思い出してしまった。いずれにせよ、のんびりできないような予感を覚える・・・。

  2008.03.15

• ［VOYAGE-479］　エピソード／春の祭典（後編）修士論文発表会の当日。

  どんよりとした曇り空で、小雨がぱらつく天気。夕方から夜遅くにかけては前線が通過したらしく、まとまった量の雨が降った。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は8.5℃（04:30）、日最高気温は15.3℃（12:50）であった。さて、それでは一昨日および昨日のエピソードの続きである。昨夜から開始したPowerPointのスライド作成は、途中で1時間半ほどの仮眠を挟みながらも、今朝6時ごろにはおおむね完成した。その後、さらに1時間ほど仮眠を取ってから、シャワーを浴びて出撃準備に入る。ノートPC＆ケーブル類、ストップウォッチといった機材などをカバンに詰め込んで、いざ大学へ。11時ごろから会場設営作業。大教室のプロジェクタの操作マニュアルに悪戦苦闘したものの、どうにか30分ほどでセットアップ完了。軽めの昼食を取って、13時からいよいよ「修士論文発表会」の開始である。開始当初はお客さんが少なかったけれども、次第にゾロゾロと増えた。最終的には、教員4人を含む20人前後といったところであった。なお、今回の発表者は6人。発表者1人あたりの持ち時間は、質疑応答を含めて25分。それぞれ個性的な発表が続き、興味深いものがあった。ちなみに、私自身は、最後の登壇（大トリ）である。私個人の修士論文の題目は、外国籍児童・生徒の多言語教育を支援する協働の可能性に関する一考察―静岡県浜松市および長野県の施策展開を事例として―というもの。このブログでも示唆してきたが、明言はしていなかったので、改めて掲げておこう。発表会は16時過ぎに無事終了。その後は、17時30分から、居酒屋で打ち上げ。参加者は教員が2人、修士課程OGが1人、博士後期課程1年が2人、修士課程2年が5人、修士課程1年が5人。計15人であった。教員のうちの1人が、子どもへの日本語教育に関心をお持ちのようで、私に対して「修士論文の本文を1部いただけませんか」と打診してくださった。実に名誉なことで、快諾した次第である。また、もう1人の教員も、特殊な日本語教育を行う機関に私が再就職する件に触れて、「そこでの職務を踏まえて、そのうち何か講演してもらう機会を設けるから」と、冗談めかしておっしゃった。ところで、「発表会の準備に多大な貢献をした」という理由で、ここでの私の飲み代は学友がおごってくれることになっていた。しかし・・・そういうときに限って、食が進まなかった。ここ数日の寝不足に加えて、発表会が終わったことから気が緩んでしまったようで、神経的な疲労感が一気に出現したらしい。スリープモードに入りつつあった私の脳が、胃に負担をかけることを拒否していたのである。私はつくづく損な性分かもしれない。21時前に帰宅して、22時ごろから深い眠りに落ちた。こうして、長い戦いにひとまず終止符を打ったわけである・・・とは言え、別の戦いがまだ残っているので、それはまた機会があれば、後日の記事で。

  2008.03.14

• ［VOYAGE-478］　エピソード／春の祭典（中編）わずか6時間でプリンタトナー1本をほぼ使い切る。

  天気がどうであろうと、そんなの関係ねぇ、といった気分ではあるが、今日は晴天の一日。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は4.4℃（06:00）、日最高気温は14.4℃（15:50）であった。さて、それでは昨日のエピソードの続きである。昨夜19時ごろから、修士論文発表会の資料2,500ページの印刷を開始した。昨日の記事でも述べたけれども、資料は1部につき50ページ。これを50部、PCからプリンタで印刷していくわけである。ちなみに、手順としては、まず1部目をすべて片面で印刷し、それを裏面にひっくり返して奇数ページと偶数ページが入れ替わるように並べ替えてから、2部目の印刷に移る。そして、印刷されたものを1枚おきに分離すると、両面に印刷された2部が出来上がる・・・といった流れである。ところが・・・19時20分ごろ、4部目（151ページ目から200ページ目）を印刷している最中に、プリンタの異変に気づいた。ああ゛っ、文字がだんだん薄くなっていく！ページの中央付近が次第にかすれていき、200ページ目にはほとんど真っ白となっていた。このレーザプリンタは、昨年9月に購入したもので、まだ半年しか経過していない。そんなに早くトナーを消耗するとは思ってもみなかったが・・・メーカーのウェブサイトを確認してみると、備考■ 印刷可能ページ数2,000ページ（A4/5%印字比率時）とある。それだけ、修士論文作成で酷使してしまったのであろう。経験則から言えば、トナーカートリッジを左右に振ってトナーを均等にすると、しばらくの間は使える。しかし、残り2,000ページ以上を印刷しなければならないため、とてもではないが、このままでは無理である。そこで、即決即断。19時40分過ぎに自宅を出て、立川のビックカメラに向かい、万が一に備えてトナーカートリッジを2本購入。20時10分のことであった。そして、およそ30分後に帰宅した。もし、この発覚が1時間遅かったら・・・と思うとゾッとする。きっと、シクシク泣きながら、コンビニのコピー機に向かっていたに違いない。便宜上、最初のトナーカートリッジを「トナーA」、購入したばかりのトナーカートリッジ2本のうちの1本を「トナーB」と呼んでおく。なにやら原潜「やまと」が北極海で交戦したベイツ家の「ウルフA」「ウルフB」のような表記であるが、まあよかろう。で、帰宅するなり、「トナーA」を「トナーB」に交換。昨夜21時過ぎから、印刷作業を再開した。その後、作業は順調に進んだものの、今日の02時30分ごろになって、44部目（2,151ページ目から2,200ページ目）を印刷しているときに、「トナーB」も薄くなってしまった。うーむ。メーカーのウェブサイトの情報どおり、ほぼ2,000ページである。ともあれ、「トナーB」を外に出して、今度は「トナーA」をよく振ってから再投入。しかし・・・この「トナーA」は、100ページ持たなかった。46部目（2,251ページ目から2,300ページ目）の最後5ページほどで再びダウン。やむを得ず、「トナーB」を再投入し、その最後の5ページの印刷をやり直した上で、48部目（2,400ページ目）まで印刷を済ませた。トナーはまだ残っているようであったが、資料表紙の和紙用箋（3月4日（火）に池袋で購入したもの）が不足していたこともあり、印刷作業はここで打ち止め。時計の針は03時を少し回っていた。結局、わずか6時間でトナー1本をほぼ使い切ってしまったことになる。それからは、印刷した48部を、それぞれ製本カバーに挟み込む。そこまでの作業を終えて、しばらく雑事をこなし、05時30分ごろから仮眠を取った。そして、朝09時に起床。シャワーを浴びてから、大学の生協に向かう。11時から、学友1名の協力を得ながら、50冊、じゃなくて48冊の簡易製本を行った。昼食後、14時30分過ぎに帰宅。15時ごろから17時までは、再び仮眠を取った。ここからは、自分自身の準備である。明日すなわち発表会当日の朝までに、PowerPointのスライドを作成しなければならなかった。この作業は断続的に翌朝まで続くため、詳細は明日の記事へ。それにしても。「マイシカです、先生」というラストの堀田イトには萌えたし、実は恋愛感情の表現が苦手な（山本勘助をひそかに慕う諏訪の由布姫っぽい？）長岡先生は毎回キャラクターが変わっていて面白かったけれども・・・第9話で最高におかしかったのは、黒塚古墳の資料館のシーン。プラティニ！と叫びたくなるようなキャスティングに、思わずニヤニヤしてしまった。プラハでの指揮台ジャンプではなく、今回は古墳での共演であった。・・・って、何の話かお分かりであろう？

  2008.03.13

• ［VOYAGE-477］　エピソード／春の祭典（前編）ハンズネット＆ぽちっとアスクル。

  今日は晴れ時々曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は6.4℃（24:00）、日最高気温は12.9℃（13:50）であった。さて、今日は、個人的には山あり谷ありの一日であった。今日の記事では、そのエピソードを手短に振り返ってみよう。既に何度か述べているように、ここ数日は今度の金曜の修士論文発表会の準備で忙しい。私自身の原稿は既に完成していたものの、発表者全員の原稿の取りまとめ役でもあるため、そのチェックなどに追われていた。で、02時ごろに就寝して05時30分に起床。今朝は珍しく早起きであった。シャワーを浴び、洗濯をして、09時～12時に届く予定の荷物を受け取るべく待機した。この荷物は二つあり、どちらも昼前に、佐川急便によって同時に配達された。まず一つは、ハンズネットで注文した新幹線メロディ＆ボイスクロック。［VOYAGE-473］で紹介した商品である。早速開封してみたところ・・・自動時刻合わせが正常に機能しなかった。ん、いきなり故障か？とも思ったが、屋内のため、電波時計の標準電波を受信していない可能性が高かった。そこで、福島県（おおたかどや山標準電波送信所）すなわち北の空を拝むことのできる東向きの窓際に時計を置くと・・・自動時刻合わせに成功。うーむ。東北・上越新幹線のメロディが実に楽しい。これなら毎日ニコニコしながら目覚めるに違いない（？）。もう一つは、昨日ぽちっとアスクルで注文した商品群。アスカ　製本カバー　背幅3mm　ブルー　BH-3061パック（5冊入）367円×10パック＝3,670円アスクル　コピー用紙　マルチペーパー　マイナス6%　A4　1冊（500枚入）1冊（500枚入）329円×3冊＝987円これらは言うまでもなく、金曜の発表会で配布する資料50冊の素材である。その後、14時ごろから17時まで仮眠を取ってから、コンビニで食料を調達して腹ごしらえ。そして、19時ごろから、発表会資料を印刷する作業に入った。通常であれば、PCからプリンタで1部だけ印刷して、それを原紙としてコピー機で50部複写することになろう。ところが、この時期、修了生は謝恩会などで何かと物入りのため、とにかく出費を抑制したいという事情があった。なおかつ、印刷の質を一定以上のレベルに保ちつつ、製本作業もできる限り楽にしたかった。以上のような要求を満たすため、私のレーザプリンタで50部すべてを印刷することになっていたのである。資料1部あたりの枚数は25枚。これが50部であるから、1,250枚が必要となる。ほちっとアスクルで1,500枚を調達したので、コピー用紙は十分に確保してある。ただし、これらは両面印刷なので、1部につき50ページ。50部で2,500ページである。この「2,500ページ」の重さがどれだけのものであるかは、印刷作業開始のわずか20分後に気づくことになる。が・・・この話は日付をまたいで翌日の明け方まで展開していくため、今日の記事ではここまで。続きは明日の記事へ・・・とは言え、更新はかなり遅れることが見込まれるので、しばしお待ちのほどを。

  2008.03.12

• ［VOYAGE-475］　エピソード／大阪天満宮→大和・三輪「梅杉謙信」。

  明け方から降っていた雨は昼前に上がり、その後は時々日も差すようになった。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は4.5℃（02:20）、日最高気温は11.0℃（15:10）であった。さて、まずは余談から。ずっと待たされていた二つのものが今日、ようやく届いたので、そのエピソードについて。まず一つは、クロネコメール便。［VOYAGE-469］で紹介した、『鹿男あをによし』のオリジナル・サウンドトラックである。注文から到着まで、6日を要したことになる。こんなに遅くなったのは、日曜を挟んだせい？もう一つは、メール。［VOYAGE-462］で言及した、講師募集の応募結果である。以下の引用はその断片。「採用」のお知らせ遅くなりましたが、こちらの常勤講師としてお願いすることが決まりましたので、お知らせいたします。辞令は、4月1日、こちらに出勤された日におりることになりますので、当日9時までに、まず、こちら教務課においでください。当日用意していただきたいもの等については、また3月末にメールで連絡させていただきたいと思います。とのことであった。とりあえず、衣食住に困らない程度の収入の道が確保できたらしい。では、今日の本題に入る。例によって私の目に留まったニュースではあるが、そこから派生していく話である。梅酒の日本一競う　大阪天満宮で１３０銘柄（MSN産経ニュース　2008.3.3 10:19）日本１は「百年梅酒」　天満天神梅酒大会（MSN産経ニュース　2008.3.9 22:04）大阪天満宮で開催されていた天満天神梅酒大会で、茨城県水戸市にある明利酒類の「百年梅酒」が日本一の梅酒に選ばれたとのことである。へぇ～と思って、ほかにどんな銘柄が出展していたのかと出展商品一覧を調べてみたら・・・思わず目が点になってしまう商品名を発見した。梅杉謙信？！？！上杉謙信びいきの私としては、聞き捨てならぬネーミングである。早速、醸造元の今西酒造株式会社を検索してみると、次のような解説が掲載されていた。銘柄「梅杉謙信」の名前の由来。。。菩提もと 純米酒は、室町時代に正暦寺にて創醸された酒造法を元に復元されたお酒で、織田信長が天下一のお酒と褒め称えた銘酒です。このお酒と同時代を生き抜いた、酒好きで有名な戦国武将が「上杉謙信」です。酒豪の謙信は、直径１２ｃｍもある愛用の大盃で、梅干しと唐辛子を和えた漬物「かんずり」をあてに呑んでいたそうです。そこで、酒豪「上杉謙信」の名前にあやかり、『梅杉謙信』と銘銘しました。うーむ。奈良県桜井市大字三輪・・・って、大神神社（おおみわじんじゃ）のすぐ近くであろう。いずれ（おそらく1年以内に）『鹿男あをによし』のロケ地を巡る旅に出るはずであるから、そのついでに表敬訪問してみるか・・・と、思い始めている今日この頃であった。

  2008.03.10

• ［VOYAGE-471］　エピソード／Outlook ExpressからMozilla Thunderbirdへの乗り換え。

  今日は見事な青空。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は0.0℃（06:20）、日最高気温は・・・欠測？　（想定外の）故障なのか（想定内の）メンテナンスなのか定かではないが、09時以降のデータが欠けている。うーむ、どうしたのであろうか。さて、今日の本題は、［VOYAGE-375］の続編である。AOL CommunicatorからOutlook Expressへとメールソフトを乗り換えてから、かれこれ3か月が経過した。この間、そんなに大きな問題はなかったけれども、送信者や宛先のアドレスが完全に表示されなかったり、テキスト形式で編集しているのに外部の文章をコピー＆ペーストするとその書式をそのまま持ち込んだりするなど、細かい部分で使い勝手の悪さを感じつつあった。マイクロソフト社の魂胆としては、そういう点で不満があれば、WindowsにバンドルされているOutlook Expressではなく、Microsoft Outlookを買って使え！ということなのかもしれない。もっとも、私のノートPCにはプレインストールされているけれども・・・。それで、「Outlook で AOL の電子メールを使用する」（Microsoft Office Online）には、America Online (AOL) では、独自の電子メール システムを使用しているため、Outlook で AOL アカウントからの電子メール メッセージを読んだり AOL アカウント宛てにメールを送信することはできません。と書いてあり、結局マイクロソフト社とAOLは不倶戴天（？）の関係にあるらしいことが分かった。そういうわけで、Outlook Expressに乗り換えてはいたものの、引き続きAOL Communicatorも併用する、という面倒な作業を強いられてきた。で、数日前。AOLからすべてのメンバーに対して、以下のような内容のメールが送られてきた。AOL Communicatorをご利用のお客様へ平素よりAOLメールプロダクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、AOL Communicatorのサポートを終了させていただくことになりました。2008年3月31日をもちまして、AOL Communicatorはご利用いただけなくなります。弊社では、高品質のメールプロダクトを提供することによってお客様のオンラインに関するニーズを満たすことを第1の目標と考えております。そのため、いくつかのオプションをご用意しております。メールの送受信は、 Communicatorの代わりに次のいずれかの方法を使用して、引き続きご利用いただけます。1.任意のブラウザからWebメールスイート(http://aolmail.jp.aol.com)にアクセスできます。2.IMAPまたはPOP3をサポートする任意のプログラムを使用してメールを管理できます。Microsoft Outlook (Outlookの使用方法)、Mozilla Thunderbird (Thunderbirdの使用方法)などをご利用いただけます。3.他のサードパーティ製の任意のメールクライアントでも、メールを参照したり送信したりすることができます。方法についてはこちらを参照してください。なお、Communicatorのローカルフォルダに格納されたメールについては、“Saved on AOL”フォルダに無制限に移動できます。このフォルダに移動したメールには、いつでもどこからでもアクセスできます。 今後ともAOLメールをご利用くださいますようお願い申し上げます。 何卒よろしくお願い申し上げます。 AOLメールチームこうして、大阪と富山・和倉温泉・金沢とを結ぶ特急、ではなくMozilla Thunderbirdも使えることが判明し、そちらに乗り換えてみた次第であった。この操作感はAOL Communicatorに似ていて、使い勝手は今のところ良好である。以下は、長い長い余談。私の目に留まったニュースなど。「フリーゲージで佐世保へ乗り入れを」地元が長崎新幹線で要望（MSN産経ニュース　2008.3.4 20:14）ＪＲ西“粋な計らい”　余部鉄橋の桜伐採、開花後に（MSN産経ニュース　2008.3.5 18:40）日本車両製造、新幹線車内アナウンスをアラーム音に使った目覚まし時計（NIKKEI NET　2008/03/06）ＪＲ東海：リニア中央新幹線計画、始発は品川か東京（毎日ｊｐ　2008年3月6日2時30分）寝台急行「銀河」、１４日に幕　東京―大阪結び６０年（asahi.com　2008年03月06日13時34分）最初は、鉄道ネタ。長崎新幹線って、車両はフリーゲージなの？　それは山形や秋田のようなミニ新幹線よりも、コスト面で有利？　よく分からないことばかりであるが、いずれにせよ初耳。また、新幹線車内アナウンスは、東海や西日本じゃなくて東日本であれば、私の食指も動いたであろうに。奈良・纒向遺跡の３古墳、前方後円墳の形状に変遷（YOMIURI ONLINE　2008年3月5日22時18分）最古級の奈良・桜井“３兄弟古墳”、形状ほぼ判明　卑弥呼の時代に相次いで築造（MSN産経ニュース　2008.3.6 00:32）次は、歴史関連。発掘現場では、リチャードこと小治田史明教頭が「アタックチャ～ンス」とか言っていそう（？）。名古屋駅前「ミッドランド」開業１年、波及効果に明暗（asahi.com　2008年03月05日22時46分）来阪外国人客２００万人突破へ　商店街もアジア・シフト（MSN産経ニュース　2008.3.6 11:30）続いては、東海・近畿の話題。どちらかと言えば内向きの名古屋と、外に向きつつある大阪との対比が興味深い。ヤフー：ＡＯＬとの統合前提にワーナーと交渉か　米紙報道（毎日ｊｐ　2008年3月5日22時52分）ヤフー、ＡＯＬとの統合交渉を加速・米紙報道（NIKKEI NET　2008/03/05 23:12）ＡＯＬとの統合検討か　米ヤフー、ワーナーと交渉（MSN産経ニュース　2008.3.5 23:14）米ヤフー、タイムワーナーと提携交渉を本格化　米紙報道（asahi.com　2008年03月06日00時46分）米ヤフーがＡＯＬと統合交渉、マイクロソフト対策で…米紙（YOMIURI ONLINE　2008年3月6日02時00分）今度は、そのAOLとヤフーとマイクロソフトの「三角関係」について。ドロドロ系に陥るのか？ネコのあくび：肩の力、抜いてみたら（毎日ｊｐ　2008年3月6日）発信箱：「大人」教育＝与良正男（論説室）（毎日ｊｐ　2008年3月6日0時04分）職業訓練校：外国人生徒の入校促進　浜松市が熟練工育成策（毎日ｊｐ　2008年3月6日15時00分）最後は、その他もろもろ。成人に達する年齢を18歳に引き下げる案に関して、反対の声が多いらしいが・・・私は賛成である。18歳も20歳も大して変わるまい。たとえて言えば、肥後守（小刀）がうまく使えないからと言ってその使用を禁じるよりも、むしろうまく使いこなす方法を体得させるべきであろう。同様に、若者は未熟であるからこそ、大人の責務を自覚させる機会を早めに与えて、その成長を促していくべきではなかろうか。

  2008.03.06

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  ［VOYAGE-460］　エピソード／初詣（その4）大宮。

  このブログへの書き込みを開始してから460日目の今日、ようやく30,000アクセスを達成した。30000　　2008-02-24　17:51:36　　*.ucom.ne.jp184日目の2007年5月24日（木）に10,000アクセスを記録したときも、336日目の2007年10月23日（火）に20,000アクセスを記録したときも、そして今回も、「*.ucom.ne.jp」氏がキリ番をゲットしてくださった。何はともあれ、すべての読者諸氏に感謝申し上げたい。0→10,000→20,000→30,000184日152日124日徐々にではあるが、スピードアップしているのは、うれしい限りである。なお、今後のことについて、そろそろ予告しておかねばなるまい。既に「楽天フォト」の容量が限界に近づきつつある上に、遠からず私は社会復帰して多忙になることが見込まれるため、この「楽天ブログ」は3月（下旬？）に「卒業」しようと思っている。今までご贔屓（ひいき）いただいたことに対しては厚くお礼を申し上げるとともに、最終日までは引き続きご愛読いただければ筆者の望外の喜びである。さて、今日は完全に晴天。アメダスによれば、日最低気温日最高気温府中（三多摩）-0.7℃（02:50）7.6℃（14:10）辻堂（湘南）0.6℃（02:10）10.6℃（13:50）で、府中は今季34日目の冬日であった。私自身の体感でもそうであったが、やはり数値の上でも、湘南は暖かいらしい。そういうわけで、昼過ぎに湘南の実家を出発して、現在は三多摩の自宅に帰っている。ただ、その前に、昨日行けなかった大宮の氷川神社に参拝してきたので、その画像を掲げておこう。 今日もJR各線のダイヤが乱れていたおかげで、（本来ならとっくに発車していたはずの）大船始発の湘南新宿ラインに乗車することができた。この湘南新宿ラインで都心を通過したのは今回が初めてであるが、いずれにしてもそのまま一気に大宮へ。大宮からの帰りは、武蔵浦和で武蔵野線に乗り換えるつもりであったが、昨日同様めちゃくちゃに遅延していたため、諦めて再び埼京線に乗って、新宿で中央線に乗り換えた次第である。ところで、花粉症なのか風邪なのかは定かでないものの、ここ2～3日はくしゃみの回数が急増している。それに加えて、今日は目・首・肩がまた痛む。ゆえに、ほかにも書きたいネタはあるけれども、今日はこの辺で失礼したい。

  2008.02.24

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  ［VOYAGE-459］　エピソード／初詣（その3）谷保→府中→強風で武蔵野線ストップ。

  昼過ぎまで晴れていたものの、その後は曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は0.6℃（24:00）、日最高気温は16.8℃（12:50）。日最高気温が15℃を上回ったのは昨年12月12日（水）以来のことで、日中は一時的に4月上旬並みの陽気であった。が、春一番をもたらした南風が北風に変わると、気温は急降下。また真冬並みに戻ってしまった。さて、今日は、［VOYAGE-425］および［VOYAGE-440］の続編である。思うところあって、初詣の第3弾に出かけてきた。最初は、ご近所から。第7チェックポイントは谷保天満宮。 思い返してみれば、ここに参拝したのは2年前の2006年2月2日（木）、大学院入試当日の朝に立ち寄ったのが最初の機縁であった。昨年は2007年2月4日（日）すなわち立春に参拝しているので、今年も2月のうちに参拝しておこうと思った次第である。ちなみに、上の白梅の画像をクリックして拡大すると、その中央付近に、働き者のミツバチが早くも活動を開始しているのが見えるはず。続いては、谷保駅からJR南武線に乗車して、府中本町で下車。第8チェックポイントは大國魂神社。 ここは、実は今回が初めての参拝。私にとっては文字通りの「初詣」であった。武蔵国府に位置し、なおかつ「魂＝多摩」を名乗る神社であることから、一度はご挨拶に伺わなくてはと思っていたのである。そして最後は、再び府中本町駅から今度はJR武蔵野線に乗車して、武蔵浦和経由で大宮を目指した。第9チェックポイントである武蔵国一宮の氷川神社に参拝するためであった。ところが・・・東京都と埼玉県の県境付近で車窓を見ると、南側（東京都方面）は青空が広がっているのに対して、北側（埼玉県方面）の空はなんと黄土色（！）。まるでどこかの都市が核攻撃を受けてその砂埃が舞い上がったかのような、とんでもない空模様が目に飛び込んできた。その直後の14時30分ごろに電車は東所沢駅でストップ。沿線各地の風速計が基準値を超えたため、武蔵野線全線で運転見合わせとなってしまったのである。しばらくすれば運転再開するであろう・・・と、私は高をくくって車内で待っていたけれども、運転再開の見込みは全く立たないらしかった。東所沢に到着してから1時間半が経過した16時過ぎの段階で大宮へ向かうのを諦め、府中本町方面に戻るべく反対側の電車に乗り換えた。しかし、さらに30分以上待っても電車が動き出す気配はなく、これ以上待つのは時間のロスであると判断した。そこで、やむを得ず改札口を出て所沢駅東口行きの西武バスに乗り、所沢から西武新宿線で新宿を経て小田急小田原線・江ノ島線に乗車。こうして、こちらは予定通りであるが、現在は湘南の実家に帰省している。それにしても、まさか2時間半もの間、東所沢で足止めを食らうとは、思ってもみなかった。一体どういう因縁であろうか？

  2008.02.23

• ［VOYAGE-456］　エピソード／全国工芸職人展。

  引き続き今日もよく晴れて、陽光がまぶしかった。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-2.9℃（05:50）、日最高気温は12.4℃（14:10）。今季33日目の冬日となった。さて、今日の本題に入る前に、今日の私の行動を時系列的に述べてみよう。明後日が修士課程修了者最終試験（修士論文口述試験）で、その日の夕方には打ち上げが予定されているため、今日から明日までの間に、いろいろな用事を済ませておきたいと思っていた。主な用事を大別すると、1）A3のドキュメントを綴じて保存できるファイルを探すこと。2）映画を見に行くこと。の二つが、行動目標としてリストアップされている。とは言え、上記の1）と2）をどういう順序で実行するか。それが問題であった。1）については、どこかの文具店を訪れて探すこともできなくはない。しかし・・・これはややレアな商品であり、すぐに見つかるとは限らない。むしろ、インターネット経由で調達したほうが、手っ取り早いし、さらには値引きも期待できる。ということで、最初にインターネットでアイテムを検索。「これだっ！」という商品を確定した上で、値段の安いところを探すことになるが・・・いろいろと調べてみると、オフィス用品オンラインショッピングのウェブサイトでは、メーカー希望小売価格（税込） 819円　→　税込価格 639円　税込送料 315円計 954円という価格設定であった。1個だけを注文すると割高になるが、2個なら送料を加えても1個当たりの金額は安くなる。そういうわけで、これを2個注文し、翌日の配達を待つことにした。となると、明日は自宅を離れることができない。今日のうちに映画を見よう・・・ということになり、上映時間を確認して、予約可能なものはオンラインで予約。時間帯などの都合から、1本目は川崎で見て、2本目は立川で見ることにした。こうして出撃準備を整えて、まずは川崎に向かった。映画館では、たまったポイントを招待券に引き換えるつもりでいたが、その場合、川崎ではオンラインで予約ができない。窓口で申し込むことになるので、時間に余裕を持って出発した。川崎に到着すると、最初に映画館の窓口に向かい、席を確保。それから東急ハンズへ。A3のファイルを探してみると・・・やはり見当たらない。私のカンは正しかったらしい。同じファイルに用いるインデックスシールだけをここで購入。続いて書店をぶらぶらと歩き回る。前回衝動買いした新書4冊のうち、まだ1冊しか読み終わっていないのに、ここでさらに3冊の新書を購入。一体いつ読むつもりなのか？その後、遅めの昼食を済ませ、1本目の映画を見る。見終わってからすぐに立川へ移動。電車の中では爆睡。そして、立川で2本目の映画を見て、夜遅くに帰宅した次第である。さて、本来なら、今日の本題は「映画ネタ」であろう。ところが・・・頭・首・肩の痛みに襲われて集中力を欠いていることもあって、それは明日の記事に回したい。実は川崎に到着したとき、さいか屋で「全国工芸職人展」なる催し物が開かれていることを知り、それも見てきた。そこで、今日の本題は、その印象などについてである。一昨日の記事などで何度か触れているけれども、私は伝統工芸のようなものが好きである。かつて新宿の日本語学校で教壇に立っていた頃、上級読解で「ほんものの豊かさ」とは何かといったテーマの文章を取り扱ったことがあった。画一的な大量生産・大量消費の社会と、長年にわたって磨き抜かれた職人の技術を大切にする社会とでは、どちらが豊かなのか、というような問題提起であったが、ちょうどその授業をしている時期に、池袋のデパートで同様の催し物が開かれていたことから、学生たちを引率して見に行ったことすらあった。過去の思い出はさておき、今回の催し物に話題を戻そう。東京・江戸切子、群馬・桐生織、新潟・越後絵ろうそく、福井・武生唐木指物、静岡・駿河塗下駄、三重・伊賀くみひも、京都・丹後の藤布、兵庫・薫香、熊本・肥後手打鍛冶、宮崎・竹の家具・・・などなど、各地の伝統工芸品がたくさん並んでいて、中には製作実演をしているところもあった。で、今回、最も印象的であったのは・・・福岡・秋月の桜染・草木染。トートバッグ、マフラー、ストールなど、さまざまなアイテムがあったが、花の咲く前の小枝を原料に桜染を完成させました。とのことで、淡いピンク色がとても上品で、完全に私のサンカク、もとい目を奪ってしまった。誰かにプレゼントしたいなぁ・・・と思いつつも、「誰に？　何を？　どういう口実で？」という点で悩ましいものがあり、結局そこでは買うのを断念したものの、ブログで紹介だけはしておきたいと思ったのである。あっ、あのお方にあの機会で使えるかも・・・と、妄想にふける今日この頃であった。ともあれ、川崎での開催は、26日（火）16時まで。お近くにお住まいの方は、一度ご覧になってみては？

  2008.02.20

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  ［VOYAGE-452］　エピソード／修理もしくは買い替えをしたいモノ。

  今日もよく晴れていたが、昼過ぎから雲が多くなった。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は0.1℃（22:10）、日最高気温は8.4℃（13:50）であった。さて、今日の記事のタイトルは、なにやら『枕草子』っぽい感じがしなくもない（？）。ここしばらくの間、いろいろなアイテムの調子が悪く、修理もしくは買い替えを検討しつつあった。そこで、今日は、それらを列挙してみることにしたい。まず、修理したい候補のナンバーワンは、デジタルカメラ。2001年4月に購入して以来、旅行の際には必ず私のお供をしてくれているが・・・実は意外と華奢で、過去に数回修理に出したことがある。この画像はその背面。液晶ディスプレイの上に、三つのボタンがオリオン座の三ツ星のように並んでいて、それぞれ「表示」「キャンセル／戻る」「メニュー／実行」の機能が割り当てられている。ところが・・・今回の三連休パスを利用した旅行の途中で、これらのボタンをいくら押しても全く機能しなくなったり、時には「メニュー／実行」ボタンを押すと「表示」機能が起動したりするなど、三つのボタンがボディの内側でズレ動いているように感じられた。こちらの画像は前面。で、向かって左の側面を見ると、手前がややへこんでいると言うべきか、あるいは奥がやや浮き上がっていると言うべきか、いずれにしてもボディには野島断層（？）のような凹凸（画像では縦線）が確認できる。この位置関係を考えると、ボタンのズレと何か関係がありそうな気がする。本当なら、今日は30分で特急修理をしてもらおうと思っていた。しかしながら・・・この側面の「断層」をグイっと強く押してみると、あら不思議。三つのボタンは正常に機能するようになった。ゆえに、修理に出すのはやめて、しばらく様子を見ることにした。次に修理したいのは、［VOYAGE-294］で触れたA4モノクロレーザプリンタの「お古」のほう。1998年12月に購入したもの。私の実家にはまともに動くプリンタがないので、そちらに「お下がり」を置きたいと考えていた。ところが・・・メーカーのウェブサイトで修理サポートを探してみると、上記リストにない製品（旧製品・アクセサリー等）につきましては、修理申込がご利用いただけません。拠点一覧より最寄の受付拠点にてご確認ください。とのことで、どうやら部品保有期限を過ぎてしまって、もはや修理できないらしい。残念・・・。あと一つ修理したいのは、ノートPC。2003年9月に購入したもので、2007年2月21日にはDVDマルチドライブを修理したけれども、ここ半年ほどの間は液晶ディスプレイの表示がおかしい。画面の右下には別の領域が重なって表示され、タスクトレイなどがほとんど見えなくなってしまったのである。まあ、動作そのものには大して支障がないため、騙し騙し使ってきたが・・・修士論文作成という過酷な労働を強いたこともあり、むしろそろそろ買い替えを考える時期なのかもしれない。ここからは、買い換えたいアイテムを並べてみよう。まず一つは、PCのバックアップ用メディア。今までは20GBのポータブルHDDを用いてきたが、容量的にほぼ限界に達してしまっている。修士論文のファイルなどはいまだにバックアップを取っていないことから、早急に買う必要があろう。続いては、かばん。ノートPCなどを持ち運ぶデイパックとして、Manhattan Passageのシティー3WAYプラス（旧モデル）を長年愛用してきたけれども、ジッパーの金具（指で持つ「取っ手」の部分）の穴が磨耗し、ついに金属疲労で破断してしまったのである。もう一つは、ジャケット。上のデイパックを肩で背負う場合、とがった金具が腰の付近に当たり、ジャケットもその部分だけが損傷して布地が薄くなりやすい。今はジャケットの上にコートを羽織るためごまかせるとは言え、格好が悪いのは事実である。ところで、先立つものは・・・？すべてを一気に買い換えられるほどの経済的余裕は乏しい。優先順位を決めなければなるまい。

  2008.02.16

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  ［VOYAGE-440］　エピソード／初詣（その2）江ノ島→鎌倉。

  今日は二十四節気の一つ、立春である。暦の上では今日から「春」となる。昨日の降雪とは打って変わり、今日は見事な晴天。アメダスによれば、日最低気温日最高気温府中（三多摩）-3.5℃（06:40）8.3℃（14:50）辻堂（湘南）-1.3℃（06:30）9.7℃（14:30）で、府中も辻堂も今季の最低気温を更新し、府中は今季21日目の冬日であった。さて、今日の記事は、［VOYAGE-425］の続編である。［VOYAGE-437］でも示唆したように、初詣の第2弾に出かけてきた。09時20分ごろに湘南の実家を出発し、小田急江ノ島線の片瀬江ノ島で下車。第4チェックポイントは江島神社である。 辺津宮、中津宮、奥津宮を回り、ついでに稚児ヶ淵まで足を運んで相模湾の光景を堪能した。続いて、徒歩で江ノ島駅まで行き、そこから江ノ電に乗車。11時30分過ぎに終点の鎌倉に到着。第5チェックポイントは鶴岡八幡宮である。 例年の初詣であれば、江ノ島よりも先に鎌倉に来る。ところが今回は、15日前に伊豆で旗揚げ（？）をしているため、順序を逆にしたのである。「凱旋」と言えば聞こえはいいかもしれないが・・・若宮大路の段葛は積もった雪が溶けてグジャグジャの泥道となっていた。そして、そのまま徒歩で12時15分ごろに荏柄天神に到着。ここが第6（最終）チェックポイントである。 この境内の紅梅は早咲きで、元日に花が開いていることもある。で、ここでは、毎年必ずおみくじを引くことにしている。昨年は「凶」であったが、今年は・・・第五番　おみくじ　凶聞きわけぬ　人もあらまし　さまざまの　鳥の音まねる　百舌鳥の　そらなき運勢　諂ひ、お世辞は人を偽り自らをあざむく。一時の成功は次に反比例して罪を享ける。再び起つことを不可能にすることもある。拙くとも誠実、誠意をもつて貫きなさい。○願望　他の利用を考へて失敗、自立せよ○交際　口の好い人に近づき過ぎてゐる○縁談　相手の缺点を気にするな、良縁○産児　安産、名付け、愛育法を調べよ○事業　少し向ふ見ずに走る。自重せよ○試験　長上に相談して受けよ○病気　意外に長びく○転居　急がぬ方がよいなんと2年連続で「凶」。私の不徳のいたすところであろう。その後、天神前から京急バスに乗って鎌倉駅に戻り、鎌倉→（JR横須賀線）→大船→（JR東海道線）→藤沢→（小田急江ノ島線・小田原線）→新百合ヶ丘→（小田急小田原線）→登戸→（JR南武線）→谷保というルートで三多摩の自宅に帰った次第である。心なしか、湘南よりも三多摩のほうが残雪が多いような気がした。また、三多摩の自宅で水道の蛇口をひねると・・・湘南の実家よりも水が冷たく感じられた。

  2008.02.04

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  ［VOYAGE-425］　エピソード／初詣（その1）三嶋→伊豆山→箱根。

  三多摩の府中のアメダスによれば、今日は晴れ時々曇り。日最低気温は-2.7℃（06:20）、日最高気温は8.6℃（12:50）で、今季15日目の冬日を観測した。ただ、私は地元の三多摩を離れていたので、個人的な感覚によれば、曇り時々晴れであった。で、三多摩を離れて何をしていたかと言えば・・・本来なら元日に行くはずであった「初詣」に出かけてきたのである。もっとも、今日は例年元日に参拝する鎌倉・江ノ島コースではない。鎌倉でイイクニをつくるためには、まず伊豆で旗揚げをすべきであろう（？）との発想から、そちらの方面から初詣を開始した。それでは、画像を示しながら、今日の私の足取りを振り返ってみよう。早朝05時に自宅を出発。谷保→（JR南武線）→登戸→（小田急小田原線）→小田原→（JR東海道線）→三島というルートを経て、08時10分過ぎに第1チェックポイントの三嶋大社に到着。 ここは伊豆国一宮であり、源頼朝（1147～1199）が戦勝を祈願して成功したことから、特に武家の崇敬を集めた。また、商売繁盛などの神様としても知られる。その後、再び徒歩で三島駅に戻り、三島→（JR東海道線）→熱海→（伊豆東海バス）→伊豆山神社前で、09時20分ごろに第2チェックポイントの伊豆山神社に到着。 ここは関八州総鎮護で、二所権現の一つとして武家の崇敬が篤かった。また、源頼朝と北条政子（1157～1225）がここで忍び逢って結ばれたという逸話から、恋愛成就の神様としても有名。かなりの高台にあり、長い石段を登ると息が切れそうになったものの、そこから望む相模湾が穏やかに光り輝き、何とも印象的であった。今度は、伊豆山神社前→（伊豆東海バス）→熱海駅→（伊豆箱根バス）→箱根関所跡→（伊豆箱根バス）→元箱根バスの運行が時刻通りであれば、箱根関所跡では3分で乗り継ぎができる予定であったが・・・そうは問屋が卸さないのが世の常。そこに到着したときには、乗り継ぐはずのバスは既に発車した後であった。仕方なく、そばを食べるなどして、30分ほど時間を消化。 結局、12時少し前に第3チェックポイントの箱根神社に到着。 ここも関東総鎮守で、二所権現の一つに数えられた。やはり武家の崇敬が篤かったほか、東海道という東西交通の要衝に位置していたことから、庶民の信仰をも集めてきた。交通安全・心願成就・開運厄除にご利益があり、運開きの神様として名高い。画像を見ての通り、狛犬の背中など、ところどころに雪が残っている。さすがは箱根である。私が参拝したときには、中国語のガイドの説明に聞き入る団体客でにぎわっていた。おそらく富士山ツアーの途中に立ち寄ったのであろう。本当なら、この後は鎌倉および江ノ島を回る予定であったが、さらに30分超過したため、既に1時間遅れ。このペースでは江ノ島で日が暮れてしまうので、続きはまたの機会に延期することにした。元箱根→（伊豆箱根バス）→小田原→（小田急小田原線）→登戸→（JR南武線）→谷保というルートを経て、夕方16時過ぎに帰宅した次第である。ちなみに、上述のルートで伊豆箱根バスを多用している理由は・・・同社のバスに何度でも乗り降りできる「箱根バスフリー」を購入したからである。3日間有効で2,000円はお買い得と言える。

  2008.01.20

• ［VOYAGE-421］　エピソード／反動と、次の一手。

  今日はよく晴れた。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-1.0℃（07:20）、日最高気温は9.8℃（13:40）。今季12日目の冬日となった。空気が乾燥しているせいか、のどが軽く痛み、のど飴のお世話になりつつある。のど飴カンタービレといったところであろうか。さて、昨日修士論文を提出したおかげで、今日は完全に放電状態。いくら寝ても眠気が取れず、積極的に何かをしようとする気力が湧かない。本当は伸び放題の髪を美容室で切ってもらおうと思っていたが、結局不発に終わった・・・動かざること山の如しである。で、実は昨日、こんなメールを受領していた。このたびは、非常勤職員にご応募いただきありがとうございました。応募者多数につき書類選考の結果、残念ながらあなたさまのご希望に副うことができませんでしたのでお知らせします。なお、選考結果に関するお問い合わせには一切応じかねますのでご了承ください。これは、［VOYAGE-409］の応募に対する回答であった。うーむ、現実の厳しさを悟るほかあるまい・・・。［VOYAGE-365］に続き、2敗目である。しかも、また書類選考で。私の履歴書は、よほどマイナスのオーラを放っているに違いない。修士課程修了後の進路をどうするか。修士論文を書き終えた今、この課題に再び直面することになる。そもそも私が大学院に進学しようと思ったのは、高等教育機関（要するに大学）の中で日本語を教えるための資格（学位）とスキルを得たかったからである。ところが・・・実務経験の上ではもともと1年半しか教壇に立っていないのに、大学院で2年間ものブランクをつくってしまった。大学院で勉強すればするほど、知識を身につければつけるほど、技能が追いつかず、自分自身が教育者として未熟であることを痛感してしまう。と同時に、研究者としても未熟であることを自覚せざるを得ない。言語教育学の世界では、母語能力と第二言語能力のどちらも発達が十分でない中途半端な状態を「ダブル・リミテッド」などと呼ぶが、まさに私は「教育・研究のダブル・リミテッド」に陥ってしまった感がある。ゆえに、直接的に学習者を相手とした日本語教育そのものに携わるのではなく、中心から少し離れて、周縁的な領域で仕事を探し始めていたのである。ん？　今、ふと気がついたが・・・カナダでの滞在を経て修士論文のテーマを大転換したのも、実は上のようなダブル・リミテッド的な自己認識が背景にあったのかもしれない。まあ、何にせよ、経済的な事情もあって、もはや博士後期課程への進学は考えていない。では、どうするか。一つの道としては、今まで積み上げてきたものを一度リセットして、たとえば派遣で働くという方法もある。しかし、何らかの形で教育とか研究とかに従事して、ひいては個人や社会のレベルアップを支援したいと思っている私としては、5年後10年後にどういう人生を歩んでいたいのか・・・ということを考えると、どうも違うような気がしてしまう。もう一つの道としては、日本語学校の教壇に復帰することが挙げられる。求人状況を考えると、教師としての経験値を高めるためには、これが一番手っ取り早い方法である。とは言え、日本語学校での仕事は、日本語を教えることよりも、むしろ学生の出欠管理などの部分が大きく、それゆえに未経験者でも採用されうるのであるが、私としては（本当に個人や社会のレベルアップにつながっているのか、という）何かモヤモヤしたものが残ってしまうのである。まあ、あせってみても仕方あるまい。修士論文明けのリハビリ期間として、今は養生に励もうではないか。

  2008.01.16

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  ［VOYAGE-419］　エピソード／終戦前夜。都電荒川線ぶらり旅。

  人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと1日。ということで、提出期限前日の様子を手短に。その前に、まずは天気の記述から。今日はおおむね曇りで、時折薄日が差す程度。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は1.5℃（00:30）、日最高気温は6.9℃（13:50）と、実に冷え冷えとした一日であった。で、今朝は、07時30分ごろに自宅を出発して、国立からJR中央線に乗車。朝の上り電車なのに、祝日（成人の日）のおかげで座れた。中野で乗り換えて、東京メトロ東西線で高田馬場へ。ちょっと早く来すぎたので、駅を出て最初に目に入った飲食店、すなわちウェンディーズ高田馬場店で軽く腹ごしらえをしてから、製本屋に向かう。09時ちょうどに店に入り、原稿を渡すと、仕上がりは12時とのこと。時間つぶしのために、私が選んだ方法は・・・ いまだかつて乗ったことのない、都電荒川線に完全乗車することであった。片道約53分。往復すれば2時間ほど消化できる上に、運賃160円×2＝320円と安上がり。そういうわけで、始発駅の早稲田まで歩き、そこから終点の三ノ輪橋まで乗車。駅の周辺をぶらぶら歩き回って、ジョナサン大関横丁店で早めの昼食をとり、再び都電に乗車。車内は町屋駅前から庚申塚にかけての間が特に混雑していた。毎月4日、14日、24日はとげぬき地蔵尊の縁日とのことで、巣鴨の界隈はにぎわうらしい。面影橋で下車して、12時を少し回った頃に製本屋に到着。製本された論文を受け取り、代金を支払って、徒歩で高田馬場へ。同じルートで帰宅の途についた次第である。帰宅後、寝不足の頭をリセットすべく爆睡。二度寝すると、夜もすっかり遅い時間になっていた・・・。残りの作業は、2,000字程度の要旨を作成すること。そんなに難しい課題ではあるまい？

  2008.01.14

• ［VOYAGE-417］　エピソード／提出期限3日前の悪夢VS現実の世界。

  弱い雨が降る一日となった。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は3.8℃（22:10）、日最高気温は8.5℃（01:00）であった。さて、今日の記事は私の目に留まったニュースにしようと考えていたけれども、突発的な出来事に見舞われたため、そのネタは明日以降に延期する。で、突発的な出来事とは・・・13時ごろから仮眠を取っていたところ、［VOYAGE-407］以来の悪夢にうなされ、14時過ぎに目が覚めたことである。夢の内容としては、こんな感じであった。修士論文提出期限の日の14時40分。あと20分以内で提出しなければならないのに、原稿のコピーが終わっていない上に、簡易製本のための道具類もない。たまたま近くにいた学友らに当たり散らしてみるものの、どうにもならない。そこで、期限を少し遅らせてもらうべく、事務室に交渉に出かける。しかし、猶予の余地は全くないらしく、「それはできません」の一点張り。一向に埒が明かない。ついに私は1年後に提出することに同意しつつも、その1年間は休学扱いで授業料を免除してもらうよう懇願するが、それすらもダメ。交渉はすべて空振りに終わる。ここまでが夢の話。ここからは現実の世界である。寝起き直後で頭がまだボーっとしているとき、今度は携帯電話の着信音が鳴り響いた。表示を見ると、昨日FAXで予約を入れた製本屋からであった。先方：　「表紙のタイトルが長すぎて1行に収まらないんですが、どうしますか。どこで切りますか」私の論文のタイトルは、副題を除く主題だけでも、32文字あった。結局どういうタイトルにしたんだっけ？と、寝ぼけ眼（まなこ）で原稿を探してから、私：　「じゃ、最後の『に関する一考察』（7文字）を削除してください」先方：　「それでも幅がギリギリで、左右の余白がほとんどないんですよ」私：　「ポイントを小さくすることはできませんか」先方：　「そうすると5ミリ角になって、タイトルが目立たないんです」私：　「じゃ、『を支援する』（19文字）で改行して、『協働の可能性』以降（13文字）は2段目にしてください」先方：　「それなら入ります」というやり取りを経て、どうにか一件落着したらしい。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと3日。世間では3連休？　でも、そんなの関係ねぇ！それはさておき、さすがにそろそろ見直し作業にも飽きてきたような気もする。で、簡易製本は当日、生協で一式を購入してそこで作成しようと思っていたが・・・夢のお告げ（？）を考えると、簡易製本も前日に製本屋で済ませておいたほうが、当日は楽かもしれない。

  2008.01.12

• ［VOYAGE-410］　エピソード／完成度98％（もぅだめクッタービレ？）。

  朝のうちはどんよりと曇っていたが、昼過ぎから晴れてきた。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は1.7℃（24:00）、日最高気温は8.8℃（15:00）であった。さて、今日の記事は、簡単な経過報告にとどめる。昨日から今日にかけては、修士論文の最後の追い上げに没頭していた。とは言え、昨夜の『のだめカンタービレinヨーロッパ』はしっかりと見たし、その前と後に1時間程度の仮眠を取ったりもしているが・・・今朝の段階で終章の冒頭を書き上げて、分量的には完成度98％に達した。ここから先の執筆にはもう1～2日かかると判断したことから、そこまでの内容を「第二稿」として指導教員にメールで送信した次第である。今朝09時30分ごろのことであった。その後、10時ごろからグッスリと二度寝して、起きたのは16時30分。そして、現在へと至るわけである。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと10日。今から12日前の状況と比較するため、参考までに現時点でのデータを公開しておこう。中表紙1ページ＋目次3ページ＋本文64ページ＋参考文献6ページ＝計74ページで、MS-WordのDOCファイルのサイズは1,749KBである。トンネルの出口がようやくおぼろげながら見えてきた感じ？

  2008.01.05

• ［VOYAGE-409］　エピソード／岐路・メガ・戯画・テラ、バイト。

  何日連続であろうか。今日も晴天。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-1.4℃（07:10）、日最高気温は12.4℃（13:10）であった。今季9日目の冬日である。さて、今日の記事は、昨夜のエピソードについて。修士論文に書き加えるネタを求めて某教育研究機関のウェブサイトを調べていたところ、「非常勤職員募集」の文字が、私の目に入った。非常勤講師ではなく、任期付研究員でもなく、非常勤職員か・・・と思いつつも、その詳しい内容を見ることにした。すると、以下の通りであった。1．雇用形態：非常勤職員　週30時間以内2．雇用期間：2008年2月1日より2008年3月31日まで（3年を超えない範囲で更新有）3．勤務場所：●●●●●●●●●●●●4．勤務時間：月曜日から金曜日。午前10時より午後5時まで（途中1時間の休憩あり）（1週間の勤務日数および1日の勤務時間数は応相談）5．業務内容：外国人児童むけ教材作成補助、センター事務補助6．待遇：時給・上限1,082円（年齢・経験に応じる）社会保険有り、通勤手当支給、ボーナス無し、有給休暇は6ヵ月後から発生7．応募条件：・パソコンの基本操作ができること・教科学習支援もしくは日本語教育の経験がある方が望ましい8．応募方法：（1）次のものを1月10日（木）（必着）までに、メール添付または郵送（応募書類は返却しない）・履歴書（写真付）・連絡用のメールアドレスを履歴書に明記してください（2）書類選考のうえ、面接を1月16日（水）に行います。面接時間は、事前にメールで通知します。業務内容としては、まんざら悪くない。しかし、時給・上限1,082円で、しかも週30時間以内という待遇は・・・最大でも1週あたり32,460円。月収に換算して13万円程度、年収に換算すれば156万円程度にしかならない。まあ、日本語学校の非常勤講師も似たようなものではあるけれども、仙人じゃあるまいし、この額で一体どうやって暮らしていくというのか・・・（絶句）。おそらく、他の仕事と兼業することを前提とした職種なのであろう。ここで上の時間帯でフルに働くとしたら、平日の夜か土日にも別のアルバイトをしなければ、生活は厳しい、ということである。夜のお仕事か・・・って、妙な妄想はさておき。この2年間、一応、日本語教育学を修めてきた私としては、教壇に復帰しないまでも、やはり何らかの形で、学んだことを社会に還元したいと思っている。で、外国人児童むけ教材作成補助というのは、私の修士論文のテーマに近接している。これを「棚から牡丹餅」いや「天からお仕事」と言わずして、何と言うのであろうか。ということで、採用されるかどうかは別としても、とりあえず応募してみることに決めた。業務内容を取って確実にワーキング・プアになるか、それとも待遇を取って少しはマシな生活水準を保つか。ここは人生の岐路である。私自身にとって、どちらが笑い（苦笑、の意味ではなくて）の多い幸福な生き方なのか、よく考える必要がありそうである。家賃がもっと安い場所に引っ越そうかなぁ。でも、カーペットとかカーテンとかは、今の間取りに合わせて特注したことを思えば、引っ越し費用も馬鹿にならないし・・・。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと11日。うーむ、時間がない。今は空想の世界で遊んでいる場合ではなかろう。

  2008.01.04

• ［VOYAGE-406］　エピソード／銀河新年（？）と年賀状。

  初春のお慶びを申し上げます。もっとも、今の私はそれどころではなく、このブログも十分に書き込めないけれども・・・。今日もよく晴れたが、三多摩では午後に雲が多少かかったらしい。アメダスによれば、日最低気温日最高気温府中（三多摩）-1.3℃（03:30）9.9℃（12:00）辻堂（湘南）0.6℃（06:50）10.5℃（13:40）であった。三多摩の府中では今季6日目の冬日であり、また湘南の辻堂ではこれでも今季の最低気温の記録を更新した。さて、今日は夕飯を食べた後で、湘南の実家を出て、三多摩の自宅に帰ってきた。ところで、三多摩の自宅の周辺は街路灯やら樹木やらが多く、夜空を見上げたときの「パノラマ感」は乏しい。一方、湘南の実家は住宅街にあるとは言え、周辺のところどころに畑などもあって、星がよく見える。ゆえに、実家を出た際に、東の低い空にオリオン座の三ツ星（←ミシュランにあらず）が縦に並んでくっきりと見えたときには、ちょっとうれしかった。で、自宅に帰ってくると、年賀状が7枚ほど届いていた。年々少なくなるのは私の不徳の致すところではあるが・・・その中に、どういうわけか、清川屋からの年賀状が初めて入っていた。わざわざ手書きでコメントが添えられていたのが、さすがのサービス精神ではある。しかし・・・あれっ、昨年は利用したっけ？と思って、楽天市場の購入履歴を調べてみると、2007年4月25日：ほわいとぱりろーる【清川屋の母の日】2007年5月24日：日本酒飲み比べ5本セット　お父さんへのプレゼントに♪お取り寄せ日本酒ギフト【清川屋の父の...2007年8月27日：【特撰刈屋幸水】まさに水菓子　みずみずしい甘さ溢れる果汁の絶品ナシ！山形県産地直送　和梨の3回、利用したらしい。ああ、思い出した。そう言えば、いずれも母の日、父の日、父の誕生日、の前に実家宛てに商品を送っていたのであった。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと14日。うーむ。2008年が始まったという実感が全く湧かない。なぜであろうか？今年は毎年恒例の初詣に行かなかったせいもあるかもしれない。実は、直前までは行くつもりでいたものの、初詣に行けば疲れてしまい、修士論文の作成がさらに遅れる可能性があったため、急遽中止した次第である。つまり、言い換えると、今の自分にとっては、神頼みをすることよりも、自分を信じて修士論文を書き上げることのほうを優先したかったのであろう。心だに　まことの道に　かなひなば　いのらずとても　神や守らむ（by 菅原道真公）まあ、1月15日を過ぎてから、修士論文完成のご報告とお礼を兼ねて、参拝したいと考えている。

  2008.01.01

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  ［VOYAGE-405］　エピソード／実家でこの一年を振り返る。

  今日はおおむね晴れ。アメダスによれば、日最低気温日最高気温府中（三多摩）0.5℃（02:30）9.6℃（15:50）辻堂（湘南）4.1℃（04:40）9.7℃（14:20）であった。うーむ、同じ関東南部でも、内陸と臨海とでは、これだけ日最低気温に差が出るのか・・・。というわけで、今日の昼過ぎに三多摩の自宅を出て、途中で年賀状を買ったりとある本を買ったりした後で、今は湘南の実家に帰省している。それにしても、自宅の外に出てコンビニ以外の場所に行ったのは、今月最後の授業があった12月20日（木）以来のことである。この10日間、髭を剃るのもほぼ5日おきという無精ぶりで、私は一体どこで何をしていたのであろうか・・・って、手帳の日記を調べるまでもなく、自宅に引きこもって修士論文と交戦していたのである。実に哀れな年末と言えよう。そんな私にもご褒美（？）。実家では、家族が揃わないと「鍋料理」ができないとのことで、（別に息子に気を遣わずに食べればいいじゃん、と思ったりしつつも）家族サービス（？）を兼ねて「きりたんぽ鍋」に舌鼓を打った次第である。さて、何はともあれ、ついに大晦日を迎えてしまった。2007年も今日で終わりである。本当にあっと言う間であった。自分の内側や外側で一体何が起きているのか、よく分からないまま、無我夢中で駆け抜けてきたような印象だけが残る。そういう一年を振り返る前に、今日の小さなエピソードを紹介しよう。実家に向かう際にJR南武線および小田急小田原線・江ノ島線を利用することは［VOYAGE-43］などでも述べているが、その途中停車駅に「大和」という駅がある。この「やまと」という駅名表示を見た瞬間、私の頭の中では、次のような独り言を始めていた。あっ、俺だ・・・じゃなかった。でも、漢字とカタカナとひらがなとでは、随分イメージが違うなぁ。漢字で「大和」と書くと・・・第二次世界大戦中に九州南方で撃沈した旧日本海軍の戦艦のイメージカタカナで「ヤマト」と書くと・・・イスカンダル星に向けて飛び立つ宇宙戦艦のイメージひらがなで「やまと」と書くと・・・佐世保を出港しミンダナオ海溝・モルッカ海峡・沖縄沖・東京湾・北極海・ニューヨーク沖を経てニューヨークに入港した後、沈没した原子力潜水艦のイメージここまで妄想が膨らんだところで、ふと記憶が甦った。ニューヨークで沈没した「やまと」と言えば、※画像は2007年3月19日にニューヨークで撮影したものを再掲。あっ、やっぱり俺だ・・・。そうなのである。このニューヨークの大雪のおかげで、2007年3月14日（水）成田17:00発→トロント16:10着ナイアガラフォールズ泊（予定通り）15日（木）ナイアガラフォールズ泊（予定通り）16日（金）トロント10:15発→ニューヨーク11:45着ニューヨーク泊　⇒　トロント泊17日（土）トロント06:30発→ニューヨーク07:55着ニューヨーク泊　⇒　トロント泊18日（日）トロント18:15発→ニューヨーク19:45着ニューヨーク泊19日（月）ニューヨーク10:30発→トロント12:00着トロント14:25発機中泊（予定通り）20日（火）→成田16:55着（予定通り）という、もはや今となっては笑うしかない出来事に遭遇してしまったわけである。でも、この経験に触れずして、その後の9か月を語ることはできまい。現に、こうして、修士論文のテーマを大転換させたわけでもあるし。ということで、この一年は、3月のカナダ・米国旅行に尽きる。以上。では、また来年（？）。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと15日。昨夜から今朝にかけては、結構はかどっていたのであるが・・・実家で鍋をつつくために一時中断。こういうのを「好事、魔多し」と呼ぶ？

  2007.12.31

• ［VOYAGE-402］　エピソード／電話2件と、その翌日の新世界。

  昼前から昼過ぎにかけて薄日が差したものの、おおむね曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は1.1℃（06:30）、日最高気温は10.4℃（14:10）であった。さて、まずは別件から。オダギリジョー：香椎由宇と結婚へ（毎日ｊｐ　2007年12月27日16時52分）オダギリジョーさん結婚へ、香椎由宇さんと（NIKKEI NET　2007/12/27 17:51）オダギリジョーさん結婚へ　相手は香椎由宇さん（MSN産経ニュース　2007.12.27 18:05）オダギリジョーと香椎由宇が電撃結婚（MSN産経ニュース　2007.12.27 19:03）オダギリジョーさんと香椎由宇さんが結婚へ（YOMIURI ONLINE　2007年12月27日19時54分）オダギリジョーさん：香椎由宇さんと結婚へ（毎日ｊｐ　2007年12月27日19時59分）オダギリジョー：「最初から結婚考えた」電撃会見　香椎由宇と１１歳差婚（毎日ｊｐ　2007年12月27日19時59分）「年明けに入籍」　オダギリジョー、香椎由宇　記者会見一問一答（MSN産経ニュース　2007.12.27 21:18）オダギリジョーさん、香椎由宇さんと結婚へ（asahi.com　2007年12月27日21時34分）結婚：俳優のオダギリジョーさん、香椎由宇さん結婚（毎日ｊｐ　2007年12月28日1時30分）結婚：オダギリ＆香椎　同じ誕生日１１歳差（毎日ｊｐ　2007年12月28日10時08分）ほほう、そうきたか・・・1976年生まれと1987年生まれという、11歳の差（←強調してどうする？）はあるものの、お二人とも2月16日が誕生日の水瓶座である。何はともあれ、お幸せに。それでは本題。昨日の記事でも触れたように小さなエピソードがいくつかあったので、それらを整理して第1部と第2部に分けて述べてみよう。エピソード第1部。話は一昨日の夜に遡る。2件の電話があった。まずは1件目。20時過ぎに、私が三多摩の自宅から湘南の実家にかけた電話である。用件としては、この年末年始は忙しくてなかなか帰れないが、12月31日（月）の昼から1月1日（火）の夜まで1泊2日で帰省するというものであった。例年なら、12月30日の夜に実家に帰り、箱根駅伝の復路を見ながら1月3日の昼に自宅へ戻るという4泊5日のパターンとなるが・・・修士論文を抱えている今年はやむを得まい。続いて2件目。その約30分後、今度は私の携帯にかかってきた電話である。ディスプレイの表示を見ると、昔の日本語学校の教え子からであった。私の携帯には、かつて私がクラス担任をしていた教え子75人の電話番号が、いまだに登録されたままなのである。いずれにしても、着メロを奏でる携帯を見つめながら、私は脳内検索エンジンを急速に起動させた。以下の記述は、その際の私の心の中のつぶやきである。このお嬢さんは確か・・・2005年4月期から同年7月期までの2期（6か月間）教えたような記憶がある。実は私と同い年で、授業中は物静かでありながら、文章を書かせると見事な出来。大学院への進学希望者で、音楽表現学（作曲理論）か何かを専攻していて、当時「研究計画書」を指導したときには私は内容が全く理解できず、文法的なチェックしかできなかったことを覚えている。で、その年の10月に、某国立大学の大学院へ研究生として送り込んだはず。ということは、私と同じ2006年4月に、大学院に進学しているわけか・・・。ということは！私と同様に、今頃は修士論文に立ち向かっているはず。I have a bad feeling about this. （イヤな予感がする） by ジェダイ修士2年以上のブランクを経て、こんな時期に私に電話をかけてくるとしたら・・・思い当たる用件はただ一つ。（修士論文のネイティブ・チェックをお願いします）この人は多分、私が日本語学校を離れて大学院に進学したことを知らない。うーむ、こういう場合は・・・君子危うきに近寄らず三十六計逃げるに如（し）かずよし、電話に出るのはやめておこう・・・というわけで、内心「ごめん！」と謝りながら、とりあえず携帯を捨て置いた。まあ、もし、もう一度かかってきたら、そのときは対応しようと思う。エピソード第2部。その翌朝（昨日の朝）のことである。修士論文の構成を見直す必要に迫られたものの、発想の転換が不可欠であった。そこで、半日か一日くらい論文のことを忘れ、後腐れのないことをして気を紛らせることにした。再び、以下の記述は、その際の私の心の中のつぶやきである。とは言え、何をしようかな？どこかに行くとしたら、神社仏閣（神頼み）？　本屋？　映画？　博物館・美術館？それとも、何か美しい景色を見る？景色なら、空？　海？　それとも、庭園のようなところ？ただ・・・外は寒い。筋肉を収縮させるよりも、むしろ弛緩させたほうがいいかも。それなら、家の中で何かしよう。睡眠！　まあ、確かに、それは悪くない。うーむ、その前に、何か音楽でも聴こう。何がいいかな・・・で、私が選んだのは、ドヴォルザーク：交響曲第9番「新世界より」カルロ・マリア・ジュリーニ（Carlo Maria Giulini）指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団（Royal Concertgebouw Orchestra）1996年10月21日発売　ソニー・クラシカルSRCR-2016まさに「新世界」を待望したわけである。何にせよ、この曲を聴いてから、仮眠を取った。昼過ぎに目覚めると、「新世界」効果かどうかは知らないが、ある程度はアイディアが浮かんだ。そして、夜。珍しくテレビをつけていたら、NHK総合で『関口知宏の中国鉄道大紀行 完全走破スペシャル！』なる番組を放送していたので、前編（19:30～20:43）後編（22:00～22:58）とも、何気なく見てしまった。なお、蛇足ではあるが、私は決定版 列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅 1 北海道・東北・信越 編決定版 列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅 2 関東・中部・関西 編決定版 列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅 3 中国・四国・九州 編の3枚のDVDを所有している。この2004年度のシリーズは主題歌が私のお気に入りであった。それはさておき、番組の中で個人的に印象深かったのは、東北部の黒竜江省。省都ハルビンのロシアっぽい雰囲気と、日本語教育が盛んな町・鶏西の様子に、思わず目が留まってしまった。これも「新世界」効果であろうか？人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと18日。まあ、後は野となれ、山となれ（？）。

  2007.12.28

• ［VOYAGE-400］　エピソード／鈍器でゴン。転じて、電子ゲームの思い出。

  今日はおおむね晴れ。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-1.4℃（06:50）、日最高気温は8.7℃（13:50）。今季4日目の冬日で、今季最低気温を更新した。さて、指導教員から返信メールを頂戴して、多少落ち込んでいる今日この頃であるが・・・現実逃避に走るわけにはいかないものの、ちょっとだけ与太話に興じたい。今日の記事は、数日前のエピソードから。自宅で食事を済ませた後で、皿を洗い、その水切りをしていたときに、手に持っていた皿を思わずステンレスの流しにぶつけてしまった。ゴーン。かなり丈夫な器であったため、割れたりヒビが入ったりするようなことはなかったが・・・こういうものを「鈍器」と言うのであろうと、ニュースで報道されるような事件をつい想像してしまった。鈍器（ドンキ）でゴン、か。待てよ。そう言えば、昔、ドンキーコングというゲームがあったなぁ・・・懐かしいなぁと、妄想が広がってしまったのである。で、ここからが本題。ドンキーコングと言えば、任天堂のゲーム＆ウオッチでおなじみであるが、そうした電子ゲームの思い出を語ってみたい。とは言え、同世代以外には理解不能かもしれないけれども。私の電子ゲームの記憶は、やはりゲーム＆ウオッチに始まる。ボール、フラッグマン、バーミン、ファイア、ジャッジ、マンホール、ヘルメット、ライオン・・・この辺までは順番を覚えているが、その後はワイドスクリーンやらマルチスクリーンやらに進化して、記憶が曖昧となる。いずれにせよ、友人同士で貸し借りをして、よく遊んだものである。ちなみに、私個人が所有していたのは、ジャッジとマンホール。前者はなぜか秋田の木内デパートで買ってもらったような記憶がある。ということは、叔父の結婚式に出席した1981年11月ごろか？その前後に漫画『ゲームセンターあらし』が一世を風靡し、私自身もゲームセンターに足を運んだ時期があった。ゼビウスやテトリスなど、数え上げればキリがないものの、おそらく私が今までで一番熱中したのはゴルフの18ホールに挑戦するジャンボ尾崎のスーパーマスターズ。その頃、私自身は浪人生であったが、当時の友人に言わせれば私は「非常に真剣な眼差しでゲームをしていた」らしい。その後は、Windows95以降のPCゲームを数本持っていた。何かのRPGと、やはりゴルフであった。しかし・・・社会人として多忙になるにつれて、ゲームへの興味が失われてしまった。そして、今ではほとんど関心がない。時間のムダと悟ってしまったのであろうか？人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと20日。ところで、このブログは今日で400日目の書き込みとなる。ちょうどいいタイミングなので、この際ブログを一時休止したいなぁ・・・という衝動に駆られてしまう。今後どうするかは、まだ決めかねている。修士論文の進捗次第かもしれない。何はともあれ、ここまで続けることができたのは、読者諸氏のおかげであろう。感謝申し上げたい。

  2007.12.26

• ［VOYAGE-398］　エピソード／クリスマス・威武。

  今日はおおむね晴天。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は3.3℃（06:50）、日最高気温は13.9℃（12:10）であった。さて、2日前の［VOYAGE-396］の末尾でも記したように、私は明日の午前中までに修士論文を70％の完成度に高めた上で、指導教員にメールで送らなければならない。まさに「総員戦闘配備」状態で、ひたすら執筆に専念している。全くもって浮かれている場合ではなく、本当ならこのブログの記事の書き込みも、明日のメール送信以後に回そうと思ったくらいである。ところが・・・私の調子を狂わせる小さな事件が起きた。そこで、今日の記事では、そのエピソードを取り上げる。20時過ぎであったと思う。私の自宅は閑静な住宅街にあるので、めったなことがない限り、騒々しくはならない。しかし、外の通りが少しにぎやかな感じであった。どうやら数人のグループが歩いているらしい。その直後。唐突に歌声が響き渡った。♪き～よし～こ～の夜～♪もろびと～こぞりて～2曲である。独唱ではなかった。複数のパートに分かれていて、明らかに合唱であった。屋内ではなく屋外で、しかも多分、私のマンションの前で立ち止まって歌っている・・・ように聞こえた。ただ、上戸彩氏と犬のお父さんの英語の歌声とは違って、日本語の歌声であった。うーむ。このご近所には、クリスマス・イブにコーラスをプレゼントしてくれるサンタ集団がいるのか？ところで、私自身は昨年4月に現在の場所に引っ越してきたので、これが2度目の冬となる。昨年のクリスマス・イブは函館に滞在していたため定かではないけれども、実はこのコーラス・サンタは、ご近所では毎年恒例のイベントなのかもしれない（？）、と思ったりもした。ともあれ、調子が狂ってしまったのは事実である。気分転換に近くのコンビニで大量の食料品を買い込んできて、さらなる戦闘に備えるのであった。なお、余談であるが、今宵は満月が美しい。私にとっては、この光景がクリスマスプレゼントであろうか？人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと22日。4日前と同じ手法によって、この1日でまた6ページくらい、怒涛のように進んだ。ちなみに、5年前の第2卒業論文は、写真を大量に貼り付けたおかげで、MS-WordのDOCファイルのサイズは5MBを超えた。今回は、現時点では目次2ページ＋本文40ページ＋参考文献6ページ＝計48ページで、罫線機能で作成した表と、Visioで作成した図（オブジェクト）が、それぞれ数枚あるものの、ファイルサイズは今のところ982KBしかない。とは言え、まだまだ先は長い・・・一体どこまで膨らむのやら。

  2007.12.24

• ［VOYAGE-393］　エピソード／真冬の朝の夢。

  どんよりとした曇り空の一日。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は0.4℃（08:00）、日最高気温は7.7℃（15:30）。冬日を観測するのは免れたとは言え、日最高気温としては今季最寒記録で、昼間でもまるで冷蔵庫の中で過ごしているような気分であった。さて、今日の記事では、5か月近く前の［VOYAGE-244］の遠い親戚のような、ちょっとしたエピソードがあったので、それについて述べたい。本当なら私の目に留まったニュースも並べたいところであるが、それは明日以降の記事に回す。要するに、ネタを小出しにしていかないと、今は時間的に厳しいのである。お許しのほどを。で、そのエピソードとは・・・昨日の朝、奇妙な夢を見たこと。夢は割とよく見るものの、この夢はあまりにも強烈であったため、起きた瞬間に「？？？？？」という状態に陥っていたほどであった。一度目覚めた後で、すぐに二度寝をして夢の続きを見たことを覚えている。よって、この夢は、第一部と第二部に分かれる。この映像イメージを言葉に置き換えるのは容易でなく、どこまで読者諸氏にお伝えできるかは自信がないが、とにかく言語に翻訳してみよう。まずは第一部。海のすぐそばに立つ高層マンションの一室。ここで私は一人暮らしをしているが、マンションというよりは「学生や社員のための寮」や「団体客を泊める旅館」といった雰囲気で、個室にはほかの住民が勝手に出入りできるようになっている。要するに、プライバシーが保障されるような居住環境ではないらしい。現に、大家か管理人と思しき人が、マンションの住民を総動員して、何かの商業的なキャンペーン・イベントのような一大演説会（アジテーション？）を開いていた。そんなときに、実家の親がふと現れる。「お前の就職先が決まらないと聞いて、お前を教えた先生方が、家を訪問してくださったよ」とのことであった。内心「余計なお世話だ！」と思いつつも、私はあることを決意する。それは、動員されたこの演説会（？）から、こっそりと退出することであった。演説会からの退出に成功すると・・・次の瞬間には、近隣住民の協力を得て、私は引っ越しの作業を始めていた。大家か管理人と思しき人はいい顔をしていないが、私の引っ越しにしぶしぶ同意する。引っ越しを届け出る書類を手にしっかりと握り締めながら、私はこれが一大転機であることを自覚するのであった。第一部はここまで。ここからが第二部。近隣住民がすべて手伝ってくれたおかげで、私自身はほとんど何もせずに、引っ越し作業が終わる。ここは、新たな居住空間。実に静かで、落ち着きのある部屋であった。どうやら以前のマンションから数百メートルしか離れていないようで、その高層マンションが聳え立っているのが遠くに見える。しかし、窓からの見晴らしは抜群であった。以前の高層マンションは、海のすぐそばに立地していたにもかかわらず、建物の構造のせいか、海はほんのわずかしか見えなかった。しかし、今の場所は、以前よりも低層で、海から多少距離があるのに、かつての高層マンションが視界の一部を遮っているものの、広々とした水平線が見渡せる。ちょうどそのとき、昇ってきた太陽が、以前の高層マンションの頂上から顔をのぞかせた。私はその朝日を浴びながら、すがすがしい気分を満喫するのであった。以上が、夢の内容である。うーむ・・・いろいろな解釈ができてしまう。建物の高層と低層の違いは私自身の経済的状況を表しているとか、物事を水平に見渡せるのは実は低層であるとか、ひょっとしたら高層マンションは「象牙の塔」（学者の世界または官僚の世界）を表していて、そこから離れつつもそれに近い領域で生活することを暗示しているとか、である。いずれにせよ、私の人生遍歴（これまでとこれから）に何か関係がありそうな印象を受けてしまった。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと27日。進んでいるようで、あまり進んでいない今日この頃・・・。

  2007.12.19

• ［VOYAGE-392］　エピソード／合コンへのお誘い（？）。

  今日はおおむね晴れ。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は-0.8℃（06:40）、日最高気温は12.3℃（13:30）。今季2日目の冬日となった。最近は明け方が特に冷え込むので、その時間帯は温暖な布団の中に「避難」することが多い。その結果として、今までに比べれば、生活のリズムはかなり安定しつつある。夜に眠り昼は目覚めているといった感じで、24時間サイクルに近づいている。とは言え、それでもなお、日中に仮眠を取ることが時々あるけれども・・・。さて、今日の記事は、昨日のエピソードから。昨日は「合同ゼミ」と呼ばれる進捗状況発表会があり、私も顔を出した。しかし、教室を見回してみると、博士1年が6人中2人、修士2年が11人中2人（プラス遅刻1人）、修士1年が12人中9人、研究生が5人中1人と、いつもと比べて参加者が妙に少なかった。発表者の一人に不幸があって急遽帰郷していたりとか、寒くなって体調を崩している人がいたりとか、修士2年の人々は残り1か月を切ってしまった修士論文と格闘していたりとか、まあ諸般の事情があるのであろう。もちろん私自身も時間的な余裕はない。が、最後の論文執筆は別としても、学術研究は自分一人で閉じこもってやるものではなく、教員や学友などとの切磋琢磨を通じて、コラボレーション（協働）の中から生み出していくものというポリシー（美意識？）を持っているため、こういう集まりには極力参加するようにしているのである。今回は発表者が減ってしまったことから、とある先生がピンチヒッターで、ご自身の専門分野でもあり、なおかつ発表者の内容を補足するような、ミニ講義をなさってくださった。いやぁ・・・こういうのを「機転が利く」と言うのであろう。先生のエンターテイナーぶりには、拍手喝采を送るしかなかった。その「合同ゼミ」が終わった後には、恒例の「懇親会」がある。「合同ゼミ」後の「懇親会」・・・を短く縮めると、「合懇」あるいは「合コン」となる。で、いつになく参加者が少なかったことから、その「合コン」へのお誘いとして、私にも声がかけられてしまった。後輩　「言泉「やまと」さんはどうですか、合コン？」私　「は？　行けるわけないじゃないっすか・・・今どういう状態かは、来年になれば分かるよ、きっと」思わず冷たく言い放ってしまったが、言った後で少し後悔した。誘ってもらったことに対しては、キチンと感謝すべきであったかな・・・と。人類滅亡、じゃなくて修士論文提出期限まで、あと28日。こちらの記事の書き込みが簡略モードになってしまう点については、しばしお許しのほどを。

  2007.12.18

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  ［VOYAGE-389］　エピソード／近くになくても、そば。

  午前中は晴れていたが、上空に寒気が流れ込んできたらしく、昼過ぎから雲が増えて時折ぽつぽつと小雨がぱらついた。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は1.4℃（04:30）、日最高気温は11.9℃（13:30）であった。さて、今日の記事は、唐突ではあるけれども、私のお気に入りの食べ物についてである。まずは昨日の記事の余談から始めよう。木曜には久々に京急線・東急線・京王線に乗車したわけであるが、単に乗るだけが目的ではなかった。実は、京急線横浜駅構内にあるえきめんやというそば屋で、美味しいそばを食べてきたのである。この「えきめんや」は、京急線の主要駅に展開しているチェーン店であるが、たとえば品川駅にある店はつゆが「関東風」と「関西風」で選べるシステムになっていたりするなど、駅によってクオリティーにかなりのばらつきがある。で、横浜駅にある店は、クオリティーが高い部類に入り、売りはズバリ麺である。「当店は石臼挽き生そばを使用しています」とのことで、白系なのにシャキッとした歯ごたえ感があるのと、いかにも生そばらしい香ばしい香りが楽しめるのが、最大のポイント。ちなみに、下の画像は、特盛りそば（450円）である。このように、私自身はそばが好きである。私がそばにハマるようになったのは、おそらく2000年8月にJR東日本のパッケージツアー「やまがた休暇　木々や草とともに暮らすということ。」に参加したのがきっかけであろう。2泊3日で山形県最上郡金山町のシェーネスハイム金山に滞在して、「大きく息を吸い込んで、ふーっと東京をはきだしました。」というコンセプト通りの心休まる静かな山里暮らしを満喫したのであるが、そこではファラベラ（世界一小さな馬）の世話をしたり、ファームの芝刈りをしたり、畑で野菜を収穫したり、藍染体験をしたり、ナイト・ハイクで星を見たり、早朝のブナ林を散策したり、そば粉をひいてそばクッキーを作ったりしたのである。そうした経緯もあって、白系のそばよりも、むしろ山形とか出雲とかの黒系のそばのほうが、個人的には好みかもしれない。［VOYAGE-136］などでも示唆しているが、東京都内であれば、虎ノ門のやまがたプラザゆとり都にあるそば処出羽香庵がイチ押しである。まあ、私はそばに限らず、麺類は全般に好きらしい。秋田・山形方面のDNAを有する私としては、稲庭うどんも好物の一つ。秋田に行ったときは必ずと言っていいほど、老舗の佐藤養助秋田店に立ち寄るくらいである。なお、讃岐うどんも嫌いではなく、秋田で時間がない場合には秋田駅前のはなまるうどん秋田トピコ店を利用することすらもある。・・・と、書いているうちに食欲が刺激されて、暴走的な妄想モードに移りつつある。うーむ。きりたんぽ鍋とか、食べたいかも・・・。（修士論文を早く仕上げて湘南の実家に帰れ、ということか？）最後は、話題をがらっと変えて、私の目に留まったニュースを。日本への留学生１１万８５００人　短期増え過去２番目（MSN産経ニュース　2007.12.14 17:04）短期留学が急増　アニメなどに関心　中国人留学生は減少（asahi.com　2007年12月14日18時23分）日本への短期留学生、過去最高・12％増の8368人（NIKKEI NET　2007/12/15 00:34）この動向をにらんで、日本語学校は右往左往するわけである・・・。

  2007.12.15

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  ［VOYAGE-388］　エピソード／この期に及んで図書館めぐり。

  今日は朝から青空が広がり、おおむね晴天の一日。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は3.4℃（23:50）、日最高気温は14.6℃（12:40）であった。さて、今日の記事は、［VOYAGE-369］の続編とも言うべき内容になる。修士論文を執筆する上で、ある英文雑誌を参照したかったのであるが、私の大学の附属図書館では所蔵していなかった。そこで、［VOYAGE-374］でも紹介した検索方法の一つであるWebcat Plusを利用して、該当の巻・号を所蔵する図書館を調べてみると、東京都内では次の図書館にあることが分かった。T大学 図書館（町田市玉川学園）K大学 図書館（渋谷区東）A大学 図書館（渋谷区渋谷）T大学 大学院教育学研究科・教育学部 図書室（文京区本郷）H大学 多摩キャンパス 図書館（町田市相原町）M大学 図書館（港区白金台）R大学 図書館（豊島区西池袋）いずれの図書館にしても、大学の附属図書館で紹介状を発行してもらう必要があった。直線距離的に最も近いのはH大学多摩キャンパスであろうが、ここは相原駅か西八王子駅からバスに乗らなければならないため、かえって交通費がかさんでしまう。ゆえに、駅探で運賃をすべて確認した上で、最安値でアクセスできる渋谷駅から徒歩圏内の、A大学を指名することにした。月曜にレファレンスカウンターを訪れ、火曜に紹介状を発行してもらい、授業が休講であった昨日、A大学に赴いた次第である。ただ、ほかの用事も同時に果たしてしまおう、との考えから、ついでにいろいろな場所にも立ち寄ることにした。その当初の周遊計画は以下の通りである。1）国立市役所で住民票の写しを取得（日本学生支援機構に提出するため）2）谷保→（JR南武線）→鹿島田→（徒歩）→新川崎→（JR横須賀線）→横浜→（JR根岸線）→桜木町3）神奈川県立図書館4）横浜市中央図書館5）日ノ出町→（京急本線）→横浜→（東急東横線）→渋谷6）A大学 図書館7）渋谷→（京王井の頭線）→吉祥寺→（JR中央線）→国立しかし、またしてもハプニングに見舞われた。3）の神奈川県立図書館が、第2木曜（館内整理日）のため、休館していたのである！そこで閲覧しようと思っていた雑誌は、東京都立多摩図書館にも所蔵されていることを知っていたので、7）の吉祥寺に到着した際にJRの運賃を確認してから、急遽計画変更である。1）国立市役所で住民票の写しを取得（日本学生支援機構に提出するため）2）谷保→（JR南武線）→鹿島田→（徒歩）→新川崎→（JR横須賀線）→横浜→（JR根岸線）→桜木町3）神奈川県立図書館4）横浜市中央図書館5）日ノ出町→（京急本線）→横浜→（東急東横線）→渋谷6）A大学 図書館7）渋谷→（京王井の頭線）→吉祥寺→（JR中央線）→立川8）東京都立多摩図書館立川市内にあるのに多摩図書館という名称は、いかなる所存なりや？　などと思いつつ、立川駅の近くの書店で地図を見てその所在地を把握し、徒歩で初の訪問を果たした。ところが、どういうわけか、こちらも第2木曜のため、休館であった！妙なところで歩調をあわせなくても・・・（絶句）。結局、昨日はそのまま帰宅した。こちらの文献はそんなに急ぐ必要もないので、次の機会に再チャレンジ、である。それにしても、さすがに渋谷に立地しているだけあって、A大学の学生たちのファッションは洗練されていた。図書館そのものも内部は小奇麗で、スペースに無駄がなく、機能的な印象を受けた。あと、三多摩に移り住んでからはJR線ばかりを利用しているけれども、かつて横浜の自宅から新宿の日本語学校に通勤していた私としては、京急線・東急線・京王線といった私鉄に乗るのはとても懐かしく感じられた。毎日乗車している人なら何とも思わないであろうが、久々に乗車した人間にとっては、ドアに貼ってあるイラストが新鮮に映ったりする。 沿線にサンリオ ピューロランドが立地する鉄道会社ならではのサービス（？）であろう。

  2007.12.14

• ［VOYAGE-386］　エピソード／借りたものは返す。

  日中はおおむね晴れて暖かく感じられたが、夜に入って弱い雨が降ったりやんだりしている。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は1.7℃（06:30）、日最高気温は15.2℃（13:40）であった。さて、今日の記事は、奨学金の返還に関するエピソードについて。来春卒業・修了予定の奨学生を対象とした「日本学生支援機構 返還説明会」なるイベントが大学で開かれ、月々88,000円の第一種奨学金の貸与を受けている私も出席してきたのである。その式次第は以下の通りで、50分ほどで終わった。1）ビデオ上映　「これから奨学金の返還を始める皆さんへ」※ウェブサイト上に全く同じ内容の動画あり・後輩に引き継がれる奨学金・先輩からのメッセージ（作家の荻野アンナ氏、ジュビロ磐田の中山雅史氏）・返還の手続（返還誓約書の記入方法、リレー口座の加入手続）・返還期限の猶予と繰上返還2）機構職員による説明　「手続き上の諸注意」3）質疑応答ビデオは非常に真面目でお堅い説明が続き、思わず苦笑してしまった部分がなくもない。たとえば、「半年後には、皆さんの多くは社会人になります。返還の手続きを正しく行うことは、責任ある社会人の務めです。」「借りたものは返すという、ごく当たり前のことが守られることで、奨学金制度も成り立っているのです。」といった文言。うーむ・・・あまり想像はしたくないけれども、もし社会人になれなかったら、どうするのであろうか？幸か不幸か、大学院において第一種奨学金の貸与を受けた学生で、在学中に特に優れた業績を挙げた者として機構が認定した場合には、貸与期間終了時に奨学金の全部または一部の返還が免除されるという制度がある。修了後はワーキングプアになる可能性が高い私としては、これを狙うしかあるまい。とは言え、このハードルが、なかなか高いのである。返還免除の認定は、大学院を置く大学の学長が学内選考委員会の審議に基づき推薦する者について、その専攻分野に関する論文その他文部科学省令で定める業績を総合的に評価することにより行われます。とのことで、具体的には次の表のような評価項目が掲げられている。業績の種類機構が定める評価基準省令第36条第1号に定める「学位論文その他の研究論文」学位論文の教授会での高い評価、関連した研究内容の学会での発表、学術雑誌への掲載又は表彰等、当該論文の内容が特に優れていると認められること省令第36条第2号に定める「大学院設置基準（昭和49年文部省令第28号）第16条に定める特定の課題についての研究の成果」特定の課題についての研究の成果の審査及び試験の結果が教授会等で特に優れていると認められること省令第36条第3号に定める「著書、データベースその他の著作物（前2号に掲げるものを除く。）」前2号に掲げる論文等のほか、専攻分野に関連した著書、データベースその他の著作物等が、社会的に高い評価を受けるなど、特に優れた活動実績として評価されること省令第36条第4号に定める「発明」特許・実用新案等が優れた発明・発見として高い評価を得ていると認められること省令第36条第5号に定める「授業科目の成績」講義・演習等の成果として、優れた専門的知識や研究能力を修得したと教授会等で高く評価され、特に優秀な成績を挙げたと認められること省令第36条第6号に定める「研究又は教育に係る補助業務の実績」リサーチアシスタント、ティーチングアシスタント等による補助業務により、学内外での教育研究活動に大きく貢献し、かつ特に優れた業績を挙げたと認められること省令第36条第7号に定める「音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績」教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における発表会等で高い評価を受ける等、特に優れた業績を挙げたと認められること省令第36条第8号に定める「スポーツの競技会における成績」教育研究活動の成果として、専攻分野に関連した国内外における主要な競技会等で優れた結果を収める等、特に優れた業績を挙げたと認められること省令第36条第9号に定める「ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績」教育研究活動の成果として、専攻分野に関連したボランティア活動等が社会的に高い評価を受ける等、公益の増進に寄与した研究業績であると評価されることこれらの総合評価で、免除候補者の学内選考が行われるわけである。仮に私に当てはまる項目があるとしても、せいぜい省令第36条第5号に定める「授業科目の成績」くらいであろう。ティーチングアシスタントやボランティア活動をもっとしっかりやっておけばよかったかもしれない？　今から学会発表などできるはずもなく、実に厳しい状況と言える。要するに、総額2,112,000円を、今後168か月（＝14年）かけて、地道に返還していかなければならない、ということらしい・・・。

  2007.12.12

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  ［VOYAGE-384］　エピソード／苦しみます、シーシス・クライシス。

  今日は晴れ時々曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は1.7℃（06:50）、日最高気温は13.3℃（13:10）であった。さて、修士論文の作成がひと段落（正確にはひと節？）し、次の節に取り掛かる前の「気分転換」という名目で、現時点では軽く休養している。精神的に多少は余裕があるとは言え、今日は何枚か写真を撮影したので、こちらの記事は、その画像で手抜きをさせていただきたい。 上の画像は、今日の夕方に大学通りで撮影したもの。街は完全にクリスマスの演出である。※こちらの画像は2006年12月15日に撮影したものを再掲。もっとも、私自身は全くそういう気分ではない。クリスマスというよりはクルシミマス（苦しみます）、ジーザス・クライストというよりはシーシス・クライシス（thesis crisis＝論文危機）またはジーザス・暗いスト、といった感じである。この2枚は、研究科事務室の前の掲示板に張られていたもの。「期限」が刻一刻と近づいている。はぁ～っ・・・と、ため息をついているヒマがあれば、少しでも論文を書き進めなければなるまい。 ※こちらの画像は2007年3月15日にナイアガラ・フォールズで撮影したものを再掲。では、今宵はここまでに。

  2007.12.10

• ［VOYAGE-375］　エピソード／AOL CommunicatorからOutlook Expressへの乗り換え。

  朝のうちまではどんよりと曇っていたが、昼前から急速に晴れてきて、青空が広がった。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は5.0℃（05:50）、日最高気温は15.5℃（14:20）であった。昼ごろに大学通りを歩いていたら、黄色や赤色や茶色などに彩られた木々の葉に日光が当たってキラキラと輝き、見事な青空を背景として、とても美しい晩秋の風景を目にすることができた。写真日和であることを痛感したものの、油断してデジカメを持ってくるのを怠ってしまったのである。ああっ、残念・・・。さて、今日は、プロバイダのメールソフトにまつわる話題である。私自身は1999年9月に加入して以来、ずっとAOLの会員である。以前はインターネット・メール・メッセンジャーなどの機能が統合された専用のソフトウェア（「AOL接続ソフト」）を使っていたが、ダイヤルアップ接続からADSLによる常時接続へと切り替えた2003年8月以後は「AOL Communicator」というメールソフトを利用してきた。ところが、ここしばらくの間は、プロバイダ側の不具合によって「AOL Communicator」からメールを送信できない（ただし、受信はできる）という障害が続いていた。送信する場合はInternet Explorerなどのブラウザを開いてAOLの日本国内サイトからWebメールを送るしかなかったのである。しかし、添付ファイルがあるときはその方法すらも不可能な場合があり、やむを得ず米国サイトからWebメールを送信することもあったりした。どうやらそういう状況が改善できなかったらしく、昨日付けで次のようなお知らせがあった。AOLCommunicatorサービス終了のお知らせ（2007年11月30日　イー・アクセス株式会社 AOL事業本部）うーむ、そうか。これからは面倒になるなぁ・・・と思っていたところ、今後は、Outlook ExpressやWindows メールをご利用くださいますようお願い申し上げます。とのことであった。へぇ～・・・などと感心している場合ではなく、ほかのメールソフトが使えるのなら、もっと早く周知していただきたい。で、Outlook ExpressがOKなら、Microsoft Outlookは使えないの？　と思って、いろいろと試してみたが、そちらはどうも無理らしい。仕方なくOutlook Expressを設定した次第である。その後、サイト内を調べてみると、AOL接続ソフトの「メール」や「お気に入り」をほかのソフトウェアに移行できる引っ越しツール（「AOLアシスタント」なるユーティリティソフト）があることも分かった。こちらはまだ試していないけれども、利用してみる価値はあるかもしれない。使っていくうちにまた何か発見があれば、今後のこのブログの記事で取り上げることになろう。というわけで、今宵はここまでに。

  2007.12.01

• ［VOYAGE-369］　エピソード／本を求めて東奔西走。

  今日もよく晴れた。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は0.9℃（06:30）、日最高気温は18.0℃（15:00）であった。それでは、昨日の記事の続きで、昨日のエピソードを振り返ってみたい。実は、とある本を入手したくて、図書館やら書店やらを駆け回っていたのである。昨日の行動を述べる前に、その前段階について触れておこう。［VOYAGE-366］でも示唆しているけれども、ここ数日、その本を求めて書店を訪ね歩いていた。11月20日（火）：ジュンク堂書店池袋本店11月22日（木）：霞が関政府刊行物サービス・センター〃八重洲ブックセンター本店11月10日（土）の時点で検索したところ、大きな書店でもほとんど在庫がない中で、池袋のジュンク堂にはあることが分かった。どうせそんなに売れるような本でもあるまい・・・と、高をくくってすぐには買いに行かなかったが、その10日後に行ってみると、既に品切れであった（！）。もともとその本は「文化庁編　国立印刷局発行」であったため、以前に霞が関の政府刊行物サービス・センターでチラッと見かけたことがあったように記憶していた。そこで、そこにも足を運んでみたものの、無駄足であった。これらの結果として、魅力的な別の資料を買いあさることになったのである・・・。で、その本が横浜の図書館にあることを知り、ついでに川崎で映画を見ることにした。それが昨日の当初の計画であった。1）大学附属図書館2）国立→（JR中央線）→立川→（JR南武線）→鹿島田→（杜甫、ではなくて徒歩）→新川崎→（JR横須賀線）→横浜→（JR根岸線）→桜木町3）横浜市中央図書館4）桜木町→（JR根岸線・京浜東北線）→川崎5）映画A　17:00～18:506）映画B　20:35～22:357）川崎→（JR南武線）→谷保ところが、予定通りに進まないのが人生である。私もそれを見越して、時間に十分な余裕を持って自宅を出発した。1）から 3）までは、南武線の車内で寝過ごして川崎まで行ってしまったことを除けば、計画通り。しかし、問題は・・・目的の本が「館内用」で貸し出しの対象外であることは事前に把握していたとは言え、この本を探して中身を見ると、修士論文に役立ちそうな情報が盛りだくさんなのである。うーむ。部分的にコピーするよりも、現物丸々1冊を手に入れたくなってしまった。そこで、4）以降は計画変更である。1）大学附属図書館2）国立→（JR中央線）→立川→（JR南武線）→鹿島田→（李白、ではなくて徒歩）→新川崎→（JR横須賀線）→横浜→（JR根岸線）→桜木町3）横浜市中央図書館4）有隣堂伊勢佐木町本店 書籍館5）関内→（JR根岸線・京浜東北線）→川崎6）映画A　14:40～16:307）川崎→（JR東海道線）→新橋→（JR山手線）→有楽町→（東京メトロ有楽町線）→麹町8）にほんごの凡人社麹町店9）半蔵門→（東京メトロ半蔵門線）→神保町10）三省堂書店神保町本店11）御茶ノ水→（JR中央線）→東京→（JR東海道線）→川崎12）映画B　20:35～22:3513）川崎→（JR南武線）→谷保横浜の桜木町まで来ていたので、どうせなら徒歩で行ける伊勢佐木町の有隣堂本店に立ち寄り、「ダメもと」でタッチパネルで書籍を検索してみた。すると、やはりダメであった。映画Bについては事前に予約して購入済みであったため時間をずらせないものの、映画Aについては先日は祝日で利用できなかった招待券で見ようと思っていたため時間変更は可能であった。そこで、映画Aを1本早い回で見て、空いた時間で日本語教育専門書店の凡人社に向かうことにした。が、そこにも在庫はなかった。仕方なく脳内検索エンジンを起動して、まだアタックしていない大型書店と言えば・・・神保町の三省堂書店か、新宿の紀伊國屋書店。そのうち後者は、インターネットショップBookWebで在庫がないことを事前に確認していたので、残るのは前者くらいであろう。そちらに即行で移動して、店内のタッチパネルで書籍を検索してみると・・・なんと、あった！はじめからここに来ればよかった、などと思う間もなく、ほかの魅惑的な資料とあわせて3冊に8,816円もの投資をした次第であった。とは言え、本を借りたり買ったりするだけで満足している場合ではない。修士論文を実際に書き上げなければ、「宝の持ち腐れ」になってしまうのである。［慣］宝の持ち腐れ［解］1）役に立つ物を持ちながら利用しないこと。2）才能をもちながらこれを活用しないこと。また、生かし切れないでいること。『広辞苑』◆宝の持ち腐（ぐさ）れ役に立つ物や才能を持っていながら、利用しないでしまっておいたり発揮しないでいたりすること。『明鏡国語辞典』たからのもちぐされ【宝の持ち腐れ】［意味］役に立つすばらしいものを持っているのに、その使い道を知らなかったり、出し惜しみをしたり、しまい込んだりして、それを十分に活用できずにいるたとえ。［英語］Not possession but use is the only riches.（所有ではなく使用が富というもの）『故事ことわざ辞典』こうした言葉を肝に銘じつつ、自らの修士論文を書き進めていきたい。

  2007.11.25

• ［VOYAGE-366］　エピソード／城塞都市、と言えば。

  ほぼ快晴の一日。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は3.1℃（05:40）、日最高気温は12.7℃（14:10）であった。空気が肌を刺すかのように冷たく、一方で太陽の光がこれほどまでにありがたく感じられるとは・・・夏の間は毛嫌いしてごめんね、といった心境である。このように太平洋側の関東南部では冬晴れであったものの、日本海側の北海道・東北・北陸など（特に山沿い）では11月としては記録的な大雪・風雪に見舞われているらしい。オホーツク海には発達した低気圧があって、日本付近の等圧線が縦じま模様となる典型的な冬型の西高東低の気圧配置であり、気象衛星の画像を見ても筋状の雲の離岸距離が短いことから相当に強い寒気があることも分かる。まさに「冬将軍」の到来と言える。夏のあの猛暑も、今は昔の物語であろう。さて、今日は、ネットサーフィンをしていたら、こんな記事に目が留まってしまった。【世界危機遺産】城塞都市バクー（１）（MSN産経ニュース　2007.11.22 08:14）【世界危機遺産】２００７年１１月（MSN産経ニュース　2007.11.22 11:34）世界危機遺産というのは、ユネスコ（国連教育科学文化機関）が登録した「世界遺産」のうち、自然災害や人災によって危機に瀕しているもの。その連載記事で、今回はアゼルバイジャンの首都バクーにある歴史的建築物が取り上げられている。で、私が注目してしまったのは、この「城塞都市」という響きである。私にとって、城塞都市または城砦都市と言えば、すぐにカーレを思い出してしまう。その昔、創元推理文庫（東京創元社）に、スティーブ・ジャクソン氏の「ソーサリー」というシリーズがあったのである。魔法使いの丘（1985年07月）城砦都市カーレ（1985年08月）七匹の大蛇（1985年09月）王たちの冠（1985年10月）読者諸氏は「アドベンチャーゲームブック」というジャンルをご存じであろうか。RPG（ロールプレイングゲーム）を本にしたようなもので、文章を読み進めていくと途中で選択肢が枝分かれしていて、読者自身がこれだ！と思うほうに次々に進んでいき、経過や結末がそれぞれに異なる・・・という形式の書籍である。この創元推理文庫の「ソーサリー」（を含む「スーパーアドベンチャーゲーム」）シリーズと、今は亡き社会思想社の「ファイティング・ファンタジー」シリーズが、ゲームブックの双璧であった。うーむ。懐かしい。1980年代半ば、私は中学生であったが、このジャンルに熱中していたものである。さらに検索してみると、近年創土社から別の翻訳で出版されていることが分かった。シャムタンティの丘を越えて（2003年08月）魔の罠の都（2003年12月）七匹の大蛇（2004年05月）諸王の冠（2005年03月）思わずオンラインで注文しそうになった自分が怖い・・・。そうでなくても、ここ数日で修士論文の資料として新刊4冊に13,650円もの投資をして悶絶（？）しているのに・・・不要不急の出費を避けなければ、この冬は乗り切れまい。銀行口座残高がどんどん目減りしていく中で、その「出血」を抑えるためには、我慢が肝要であろう。

  2007.11.22

• ［VOYAGE-365］　エピソード／ゆく年くる年。除夜の鐘。

  今日はおおむね晴天。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は2.7℃（04:50）、日最高気温は14.4℃（14:30）であった。さて、このブログへの書き込みは今日で365回目。つまり、明日で1周年ということになる。そんなに時間が経過しているとは・・・私自身は、あまり実感が湧かないかもしれない。で、（実は今もそうであるが、とりわけ）書き始めた当初は、1件1件の記事を「カテゴリ」で分類しようとは思わなかった。というのも、複数のカテゴリにまたがる記事が少なくないからである。ゆえに、「カテゴリ」は使用せずに、タイトルの中にカテゴリっぽいキーワードを挿入するにとどめてきた。記事の件数が少ないうちは、そういう方法でも、さほど問題はなかった。しかし、これだけ記事の件数が多くなると、いつ何を書いたのか分からなくなる。記憶再生を効率化するためにも、便宜的に「カテゴリ」で整理しておくほうがいいのでは・・・と思うようになった。思い立ったが吉日、である。ちょうど1年という節目の日に、直近の「最終更新日時」をタイトルの中に残しながら、すべての記事をカテゴリで分類してみた。今日の分を含めた結果をまとめてみると、次の表のようになる。（年）20062007合計（月）11120102030405060708091011（計）9313128313031303131303121365カテゴリ映画278664566565571エピソード　183109565146361雑筆13　324546638348旅行　2358121　433　32日本語教育1332　4442411231やまとことば1221　　412343326読書122311　12332223天気・季節　3113224121　122購入履歴132111　1111　　13三多摩　221　1　　2　2　　10ミュージアム　　　1　11　1113　9音楽　3　　　　11　　1　17養生　　　　　1112　　　　5テレビ1　　1　1　　　1　　　4三多摩小旅行　　　　　　1　1　　　　2序1　　　　　　　　　　　　1やはり「映画」が一番多かった。このブログを書くようになってからは、記事のネタを確保するために見に行った・・・という可能性も否定できまい。まあ、いずれにせよ、私がいつ何を考えていたか、これで一目瞭然（？）であろう。ところで、実は1件だけ、カテゴリで分類できなかった記事がある。それは、［VOYAGE-173］（2007.05.13）。更新しようとすると、・ 禁止されているワードが含まれていますというエラーが表示されて、どうにもならなかったのである。楽天ブログのヘルプによると、●書き込み時にエラーがでてしまった楽天ブログはスパム対策の一環として記載禁止リスト機能を実装しております。その結果一部の文言、URLを入力した際にエラーが出る場合がございます。記載禁止リストについてのお問い合わせにはお答えすることが出来ませんので、ご了承ください。※禁止リストは定期的に追加、更新してまいりますとのことで、どうやら何らかの語彙表現が、楽天の「言葉狩りリスト」に抵触しているらしい。どの文言が引っかかっているのか判断できなかったため、この記事のカテゴリ分類を諦めた。なお、上記の表では、この記事の本来のカテゴリである「雑筆」としてカウントしてある。最後に余談。月曜（一昨日）に郵送した履歴書については、早々と結論が出されてしまったらしい。火曜（昨日）の夜21:50ごろに携帯電話および自宅の固定電話に着信履歴が残っていたのであるが、私はヘッドホンを耳にかけたまま爆睡していたので着信音には気づかなかった。で、改めて水曜（今日）の昼13:17ごろに携帯電話に着信があった。電話に出てみると、今回は残念ながらご希望に添うことができませんので、申し訳ありませんが・・・とのことであった。まあ、連絡してくれるだけありがたいと思わなければなるまい。ゴーーーン。私の頭の中では、（煩悩を除去するための？）除夜の鐘が鳴り響いていたりする・・・。妄想（？）が膨らんでいただけにショックを受けたものの、その状態は一時的なものであった。シャバに復帰するのは容易でなく、いろいろと作戦を練る必要があることを悟った次第である。

  2007.11.21

• ［VOYAGE-363］　エピソード／履歴書の作成。【2007.11.20 01:38:46】

  今日は晴れのち曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は6.3℃（05:10）、日最高気温は11.8℃（14:20）。朝の冷え込みはやや緩んだとは言え、日中の最高気温は今季最寒であった。さて、昨日から今朝にかけて、履歴書・職務経歴書・志望動機といった応募書類を作成していた。市販の履歴書に書き込むのは久しぶりである。おそらく、日本語学校に非常勤講師として勤務するようになった2004年10月の、1か月前（つまり、2004年9月）に作成して以来であろう。あれから3年以上が経過しているのか・・・と、思わず「遠い目」で過去を振り返ってしまった。しかし、まあ、これがまた実に難儀であった。履歴書の内容自体はPCの中にファイルを保存していたので、それを見ながら書き写していたのであるが、『学歴・職歴』欄の最初の行に見出しで「学歴」と書くのを忘れて、いきなり「小学校入学の年月」を書き込んでしまい、あえなく1枚書き損じてしまった。その無駄にした1枚目を下書きにして、まずは最後まで一通り作成することにした。「履歴書の書き方」を検索してみたところ、学歴に関しては、基本的には、最終学歴だけでOK。卒業の年月、大学であれば学部、学科までしっかり書こう。となっている転職サイトもあれば、小中学校を記入する場合は卒業年度のみ記入する。となっている転職サイトもあって、必ずしも一様ではないことが分かる。へぇ～、そうなのか・・・と、自らの無知を悟ってしまった。で、『学歴・職歴』欄で書くべき内容の行数を確認してみると、省略できる部分は多少省略しておいたほうがよさそうとの判断から、後者の方式を採用して小中学校の入学年度は記入しないことにした。2枚目。いい感じで書き進めていたが、『免許・資格』欄でつい色気（？）が出て、「日本語教師養成講座」のことも書いておくか・・・と思ったのが運の尽き。ああ゛っ、しまった！履歴書には、英検、TOEICの語学レベルを示す内容をご記入ください。と先方から指示されていたのに、それをすっ飛ばして「日本語教師養成講座」を書いてしまったのである。お陀仏・・・。3枚目。『学歴・職歴』欄の職歴は、複数行にわたって記入するところがある。右のほうに「●●●●●●●●●　勤務」と書いた行は、左のほうが空白になっていた。そこで、思わず同じ行に「退職年月」を記してしまい、右のほうに目をやると・・・うっ、アウト！そして4枚目。これで失敗すると、新たに買ってこなければならなくなるため、慎重に書き進めた。そのおかげで、どうにか無事に書き終えることができた。上の経験を踏まえて、職務経歴書は、最初の1枚目を完全に下書き用にして、2枚目できちんと書き上げた。また、志望動機は、形式・分量は問わないとのことであったため、MS-Wordでサラサラと作成した次第である。これらを今日、配達記録で郵送した。書類選考を突破できるかどうかは、時の運であろう。まあ、就職活動は「縁談」みたいなものであるから、結ばれる場合もあれば、結ばれない場合もある。「ご縁」がなければ、次の求人情報に向かうのみである。それにしても、私の「スーツ着ていない歴」は1年半ほどになろうか。最後に着たのは、確か大学院の入学式であったと思う。この人生は、サブプライムほどではないにせよ（？）、巨大な不良債権と化しているらしい・・・。末筆ながら余談。ここ数日のネットサーフィンで、私の目に留まった記事などに触れておく。発信箱：漱石と遺伝（毎日ｊｐ＝毎日新聞　2007年11月17日0時05分）日本語の普及　外国人が学ぶための総合施策を（YOMIURI ONLINE＝読売新聞社説　2007年11月17日1時38分）【土・日曜日に書く】ニューヨーク支局長・長戸雅子　国連の舞台裏にみる国益（MSN産経ニュース　2007.11.18 02:38）この三つは「世界とどう付き合うか」というテーマでまとめられそうである。上の毎日コラムは「多様性の尊重」を強調。真ん中の読売社説は「国家の覇権（ヘゲモニー）の道具」として日本語教育の推進を主張している点で個人的に異議あり。下の産経記事は「あくまでも現実主義に徹する米国流の国際政治」を浮き彫りにしているのが興味深い。葉酸不足、うつ招く?・野菜少ない食生活影響、東大など調査（NIKKEI NET　2007/11/17 21:01）鉄道運賃：建設費回収理由に「加算」３７年間も（毎日ｊｐ　2007年11月18日2時30分）消えゆく東京駅発ブルトレ　「銀河」来春に引退（asahi.com　2007年11月18日11時02分）『発掘！あるある大事典』の騒動以来、食品の効果を宣伝する報道については割り引いて見る必要もあろうが、野菜不足が万病の元であることは間違いなかろう。そして最後の二つは鉄道ネタ。特に寝台列車が消えるのはさびしい限りと言える。

  2007.11.19

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  ［VOYAGE-356］　エピソード／時間がない！【2007.11.13 01:38:45】

  昨夜のうちに通り過ぎた気圧の谷が雲を一掃してしまったらしく、今朝は秋晴れ。夕方になって西の空に雲が群がっていたものの、おおむね晴天で爽快な一日と言えよう。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は8.4℃（04:00）、日最高気温は19.5℃（14:40）であった。もっとも、西高東低の冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込んだ日本海側では雨に見舞われたところも多かったようである。さて、普段このブログの記事を書き込むのに、1日につき最低でも2時間、映画などの長いネタになると5～6時間も費やす場合がある。平均すれば1日3～4時間といった感じであろうか。しかし、今日は・・・時間的な余裕が全くない。3日前の記事でも触れたように、木曜のゼミでの発表資料の作成に追われていて、遅くとも明日（火曜）の夜にはメーリングリストでレジュメを送らなければならないと思っているので、まさに「締め切り直前の缶詰め状態」なのである。あるいは「交戦中」（って、誰と？）とも言えるかもしれない。ちなみに、現在の状況としては、A4用紙に9ポイントのフォントで書き込み、14ページ目に突入。あと2ページくらいは増えそうな予感がしている。かつて、1年1か月ほど前に、持ち時間45分の発表で（当時は標準的な10.5ポイントを採用して）12ページにわたるレジュメを作成し、次の発表者に多大な迷惑をかけてしまった経験があるけれども、それ以来の大作（？）である。とは言え、今回は質疑応答などを含めて持ち時間が丸々90分あるので、まあ許容範囲内ではなかろうか？というわけで、こういう日は写真でごまかすしかあるまい。現在の心境を画像で表現すると、次のような光景になるであろう。※画像は2007年3月15日にナイアガラ・フォールズで撮影したものを再掲。12日前の記事でも同じ画像を見たよ、というリピーターの読者諸氏のために、微妙に違うアングルで撮影したものをお初にお目にかけよう。こちらのほうが迫力がある？何はともあれ、今宵はここまでに・・・。

  2007.11.12

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  ［VOYAGE-343］　エピソード／鯛で海老を釣る？【2007.10.31 01:38:46】

  今日は晴れのち曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は11.9℃（06:00）、日最高気温は23.0℃（12:10）であった。さて、まずは横道から。ここ数日で気になった各紙社説を取り上げたい。限界集落　消えゆく前に手を打たねば（読売新聞＝YOMIURI ONLINE　2007年10月28日1時41分）辞書の品格　期待するのは“鑑”の役割（産経新聞＝MSN産経ニュース　2007.10.28 03:31）希望社会への提言（１）―連帯型の福祉国家へ（朝日新聞＝asahi.com　2007年10月29日）最初の読売新聞は、［VOYAGE-337］で言及した朝日新聞社説と同様の内容。「後出しジャンケン」の印象が否めない。真ん中の産経新聞は、改訂される『広辞苑』第6版が「めっちゃ」「うざい」「いけめん」といった言葉を採録することに対して、苦言を呈したもの。まあ、私個人の見解ではあるが、語彙が増える分にはさほど目くじらを立てる必要もあるまい。最後の朝日新聞は、これから週1回、シリーズ社説「希望社会への提言」を掲載するとのことである。社説としては面白い試みであり、今後の展開に期待する。では、本題に入ろう。今日の記事は、とあるエピソード（海老騒動？）についてである。話は25日ほど前、2度目の浜松訪問の前日に遡る。可能であれば2団体で実地調査（インタビュー）を試みるつもりであったが、そのうちの1団体については、まだ先方とのアポイントメントが取れていなかった。その団体を訪問できるかどうか、どちらに転ぶか流動的であったため、ひとまず2種類の東京土産（三多摩土産ではないことに注意！）を準備しておいた。しかし・・・「担当者が多忙」との連絡があり、この団体でのインタビューは断念せざるを得ず、購入した東京土産のうちの1種類は不要となってしまった。そのうち長野訪問で使うことになるであろう、と思っていたのであるが、こちらもすっかり梨の礫（なしのつぶて）で音沙汰がなく、この土産は日の目を見ることもなく私の部屋に放置されてきた。そして、今日。その土産の存在をふと思い出して中を見ると、「賞味期限　2007.10.25」と書かれていることに気がついた（！）。まあ、不二家や白い恋人や赤福ではあるまいし、数日くらいなら大丈夫であろう、と高をくくって自分で消費することにしたのである。 それが、コレ。鎌倉 源 吉兆庵の「東京鯛まんじゅう」である。湘南育ちの私にとって、鎌倉を名乗るブランドは依怙贔屓（えこひいき）してしまうらしい。まあ、私の期待に違わず、なかなかの美味であった。ちなみに、そのパッケージには、次のような解説が記されていた。鯛は、「めでタイ」魚として古くから日本人に愛されてきました。鯛のうろこには、現在でも東京湾よりその秀麗な姿が見られる富士山に似た模様があると伝えられ、その逸話が時の世の最大の権力者家康公と符合し、鯛は江戸時代に大いに珍重されるようになったといわれています。縁起のよい赤色や立派な姿形が武士たちに好まれ、「人は武士、柱は檜、魚は鯛」と言われ、献上品や贈答品として、もてはやされるようになりました。源 吉兆庵では、この縁起のよい鯛をかたどったおまんじゅうをおつくりしました。きめ細やかなこし餡をしっとりとした甘さの生地で包み焼き上げた、ふくよかで愛らしい鯛をお楽しみくださいませ。ああ、なるほど。元日に鶴岡八幡宮で真っ赤な鯛が奉納されていたのは、そういう歴史的な背景があったわけである。 ※画像は2007年1月1日に鎌倉の鶴岡八幡宮で撮影したものを再掲。ここまでが鯛の話題。ここからは海老の話に移る。とは言え、マクドナルドの焙煎ごまえびフィレオとも、そのイメージキャラクターを務める蛯原友里氏とも、一切無関係である。蛇足ではあるものの、あらかじめ一言付け加えておく。最後の画像は、一昨日に浜松で食べた「極厚桜海老のかき揚げ丼」である。桜海老と言えば、駿河湾の名産。むしろ遠江は浜名湖の鰻であるが・・・まあ、同じ静岡県ということで、心を許した次第である。こちらも、なかなかの美味であった。［慣］海老で鯛（たい）を釣る［解］少しの物をもとに、またわずかの労力によって多くの利益を得る。『広辞苑』◆海老で鯛（たい）を釣るわずかな元手や労力で大きな利益を得ることのたとえ。えびたい。『明鏡国語辞典』えびでたいをつる【蝦で鯛を釣る】［意味］わずかな労力や元手で、大きな利益を得ることのたとえ。［注釈］安くて小さい蝦で、大きくりっぱな鯛を釣り上げることから。略して「えびたい」とも言う。［類句］雑魚で鯛釣る、麦飯で鯉を釣る［英語］throw a sprat to catch a herring［mackerel, whale］（小魚を投げてにしん［さば、鯨］を捕る）『故事ことわざ辞典』うーむ。今の私がしていることは、多くの労力と元手によって小さな利益を得ることであろうか・・・。まさに「鯛（Thailand？）で海老を釣る」といった気分？

  2007.10.30

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  ［VOYAGE-339］　エピソード／大人のためのドラえもん特集2。【2007.10.26 03:21:47】

  私事都合ながら、今日の午後から明日の夕方にかけては、かなり忙しくなることが予想される。そこで、今日の記事は、非常に早い時間帯に、手短かつお手軽な内容を、書き込んでおく。先ほどネットサーフィンをしていたら、こんな特集にたどり着いてしまった。大人のためのドラえもん特集2　（Yahoo! JAPAN）この中のドラえもんと「森」のコーナーでは、無料で公開されている原作コミック「森は生きている」（第26巻）と「さらばキー坊」（第33巻）がなかなかいい感じで、ちょっと癒やされた。中国の内蒙古で砂漠緑化に従事した経験のある私としては、グリーン系の物語には弱いのかもしれない。また、「ドラえもん」が生まれた時代のコーナーでは、『ドラえもん』といえどもその時代のトレンドとは無縁でないことが示されていて、実に興味深かった。ドラえもんの好物ということで、［VOYAGE-46］と［VOYAGE-296］の画像を再掲しつつ、今日の記事を終わりにしたい。では、ごきげんよう！

  2007.10.26

• ［VOYAGE-328］　エピソード／今日の出来事＋メルマガ。【2007.10.16 00:59:31】

  今日は晴れ時々曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は15.1℃（06:10）、日最高気温は22.2℃（13:50）であった。さて、［VOYAGE-320］でも記したが、今学期は通学する日が週に2日しかない。今日はそのうちの1日ではあるが、なんとなく調子が冴えない。いや、確かに昨日も述べたように睡眠障害の傾向はあるけれども、その症状自体は今日はそんなにひどくない。むしろ、精神的な部分で、今ひとつなのである。その原因として考えられるのは、やはり修士論文の進捗であろう。「ああでもない、こうでもない」と、いろいろなアイディアが浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・を繰り返し、あたかも原子炉の内部で臨界に達しているような状態にあるらしい。そうした活動が脳の一角で常に起こっていて、それが私の作動記憶容量を侵食しているのかもしれない。PCにたとえてみれば、常駐している重～いソフトウェアがバックグラウンドで働いているために、ほかのアプリケーションがうまく動かない・・・みたいな様子であろうか。ということで、授業に出ていても、時々その内容が耳や目から頭に送信されず、自分の修士論文のアイディアを練っていたりする。集中力そのものは決して途切れていないのであるが、集中すべき対象が大きくズレてしまうようである。それほどまでに、プレッシャーを感じているのであろうか。実に奇妙な気分と言える。そのような精神状態であるため、今日は新聞記事などを読んでいても、私の心には響かなかった。そこで、今日の記事では、気分を少し変えて、『まぐまぐ！』経由で配信された今日のメルマガの中から、印象に残ったものを二つほど紹介してみたい。まずは、「毎日に情熱をもたらす珠玉の言葉」から、一部を引用したもの。┌────────────────────────────│　 ◆　毎日に情熱をもたらす珠玉の言葉　vol.1027　◆└────────────────────────────　　次のような銀行があると、考えてみましょう。　　その銀行は毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。　　同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。　　つまり、86,400ドルの中で,あなたがその日に使い切らなかった　　金額はすべて消されてしまいます。　　あなただったらどうしますか。　　もちろん、毎日86,400ドル全額を引き出しますよね。　　僕たちは一人一人が同じような銀行を持っています。 　　それは時間です。　　毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。　　毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。　　それは、翌日に繰り越されません。　　それは貸し越しできません。　　毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。　　そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。　　もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、　　あなたはそれを失ったことになります。　　過去にさかのぼることはできません。 　　あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。　　だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。　　そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しましょう。　　時計の針は走り続けてます。今日という日に最大限の物を作り出しましょう。　　１年の価値を理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。　　１ヶ月の価値を理解するには、 　　未熟児を産んだ母親に聞いてみるといいでしょう。 　　１週間の価値を理解するには、　　週間新聞の編集者に聞いてみるといいでしょう。　　１時間の価値を理解するには、　　待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。　　１分の価値を理解するには、　　電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。　　１秒の価値を理解するには、たった今、　　事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。　　１０分の１秒の価値を理解するためには、　　オリンピックで銀メダルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。　　だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。　　そして、あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから、　　十分に大切にしましょう。　　その人は、あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。　　そして、時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。　　昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。　　明日は、まだわからないのです。今日は与えられるものです。 　　だから、英語では今をプレゼント(=present)と言います。英語の「present」の説明としては若干の違和感を覚えるものの、ちょっと素敵な解釈ではなかろうか。もう一つは、「ユネスコ情報マガジン」から、一部を引用したもの。==============================================================U^N^E^S^C^O^U^N^E^S^C^O^U^N^E^S^C^O^U^N^E^S^C^O^U^N^E^S^C^O============================================================== 　　　 □■□　ユネスコ情報マガジン　□■□ 　　　　　　《２００７年１０月１５日　通巻第８９号》==============================================================　　　　　　　　　社団法人日本ユネスコ協会連盟　　　National Federation of UNESCO Associations in Japan「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない ― UNESCO憲章前文より」==============================================================10月も半ば、秋も深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか？10月のメールマガジンをお届けします。＜中略＞■トピックス■┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓　　　　　　　　　　シンガポール、UNESCOに復帰┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛　シンガポールが22年ぶりにUNESCOに復帰しました！これにより、UNESCOの加盟国は国連の加盟国数より数字の上ではひとつ多い193ヵ国になりました。　シンガポールがイギリスと共にUNESCOを脱退したのは1985年。前年の1984年にはアメリカもUNESCOを脱退しており、相次ぐUNESCOからの加盟国の脱退は、国際社会に大きな衝撃を与えました。脱退の理由には、UNESCOの政治化、予算の膨張、言論・報道の自由を侵害する恐れがあるとして激しい論争を巻き起こした「マス・メディア宣言」（1978年採択）への反発がありました。その後、イギリスは1997年、アメリカは2002年にUNESCOに復帰しましたが、シンガポールの復帰は実現していませんでした。　この度復帰したばかりのシンガポールは松浦UNESCO事務局長の歓迎を受け、10月16日から11月3日にかけてパリのUNESCO本部で開催される第34回UNESCO総会にも出席します。　なお、総会はUNESCOの最高決定機関で、2年に一度、加盟国の代表が一堂に会し、UNESCOの政策と活動方針、数年ごとに策定される中期戦略に基づく2年単位の事業計画予算案などが決定されます。今回の総会では、2008年から2013年の中期戦略計画、2008年から2009年の事業計画予算案などが決まります。シンガポール復帰のリリースはこちら（英文）↓http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=39834&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html総会についてはこちら（英文）↓http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=37843&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.htmlへぇ～、そうなのか・・・といった感じの記事である。興味深く拝読した。

  2007.10.15

• ［VOYAGE-323］　エピソード／EUREKA！【2007.10.11 02:42:40】

  午前中は雲が多かったが、昼前から日が差すようになった。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は14.6℃（22:00）、日最高気温は23.2℃（15:00）であった。さて、今日の記事では、とある言葉を取り上げたい。とは言え、必ずしも「やまとことば」ではなく、この言葉に関連する個人的な「エピソード」に関しては後で述べよう。以下、例によって、私の電子辞書からの引用である。エウレカ【エウレカ】⇒ユリイカ『故事ことわざ辞典』ユリイカ⇒ユーレカ『カタカナで引くスペリング辞典』ユリイカ【ユリイカ】［意味］「見つけた」「わかった」など、意外な発見をしたときや、すばらしいひらめきがあったときに発することば。［注釈］もとはギリシャ語で「エウレカ」「ヘウレカ」などとも言う。アルキメデスが王冠の純度を測る方法を発見したときに発した叫びから。英語はeurekaと言う。『故事ことわざ辞典』EUREKA ユリイカ［監督］青山真治［脚本］青山真治［出演］役所広司、宮崎あおい、宮崎将、斉藤陽一郎、国生さゆり、光石研、利重剛［製作国］日本［製作年］’00［感情］考えさせられる［解説］九州の田舎町でバスジャック事件が発生し、運転手の沢井と幼い兄妹だけが生き残った。事件から2年後、妻を置いて消息を絶っていた沢井が町に戻り、兄妹と彼らの従兄と4人で奇妙な共同生活を始める。カンヌをはじめ世界の映画祭で高い評価を受けた、青山真治監督の長編7作目。［商品名］『EUREKA ユリイカ』［時間］217min［映像特典］2000年カンヌ国際映画祭映像、劇場初日舞台あいさつ、2001年しんゆり映画祭・役所広司×青山真治トーク、劇場予告編、TVCM、フランス版劇場予告編［価格］4,935円［品番］ZMBC-1387［発売元］J-WORKS［販売元］メディアファクトリー『シネマコレクション』ユリーカ（Eureka）アメリカ合衆国、カリフォルニア州北西部、フンボルト湾にのぞむ港湾都市。通関港で、付近のアメリカスギの森林を活用した製材業、漁業の中心地である。1850年創設、53～65年に先住民族インディアンとの抗争が数回あった。酪農や家禽の集散のほかベニヤ板、ボイラ、羊毛製品なども産する。北部にフンボルト州立大学がある。人口2万7025（1990）。『ブリタニカ国際大百科事典』ユリーカ（Eureka）アメリカ合衆国、カンザス州南東部にある町。エンポリアの南約60km、フォール川にのぞむ。1857年入植が開始された。豊かな農牧業地域にあたり、バター、チーズを産し、牧草アルファルファの加工も行われる。付近に油田が発見されて工業化が進んでいる。人口2974（1990）。『ブリタニカ国際大百科事典』ユリーカ（Eureka）アメリカの詩人、作家エドガー・アラン・ポーの形而上学的散文詩。1848年刊。ニュートンやフランスの数学者ラプラスらの影響下に書かれた、宇宙万物の根元に関する数学的・物理学的・哲学的考察で、宇宙の一切は原子から成り、牽引と反発という相補的な2つの法則によって支配され、あらゆる現象はこの法則によって説明されるとする。題名はアルキメデスがいわゆる「アルキメデスの原理」を発見したとき叫んだ言葉で、ギリシア語で「われ発見せり」の意。『ブリタニカ国際大百科事典』ユリーカスプリングズ（Eureka Springs）アメリカ合衆国、アーカンソー州北西部の町。1879年創設。40ヵ所の鉱泉があり、保養地として有名。付近にオニックスケーブ、ビーバーダムなどの名所がある。人口1900（1990）。『ブリタニカ国際大百科事典』ユリーカ籠城（Eureka Stockade）1854年12月3日に起ったオーストラリア史上最も有名な反乱。ビクトリア植民地のバララトの採金者たちが、法外な税金、警察権の乱用、選挙権と被選挙権の欠如、王室領の採鉱禁止などに関して改善を強く要求していたが、警察はこれに弾圧をもってのぞんだ。おりしも54年10月採金者J.スコピーが殺され、加害者が無罪として釈放されると、ついに積年の不満が爆発、デモ隊と警察の衝突が相次いだ。11月30日約150人の武装した採金者たちが、P.レーラーを指導者としてユリーカ鉱地の柵内にたてこもり、12月3日銃撃戦を展開、しかし翌日政府側はここを攻撃し、鎮圧した。採金者30名と兵士4名が死亡、政府側はこの責任の追及をやめ、翌年大幅な改革を実施した。『ブリタニカ国際大百科事典』ユーレカeureka『カタカナで引くスペリング辞典』EUREKA（ユーレカ）European Research Coordination Action［訳］欧州先端技術共同体構想．『NE最新略語小辞典』ユーレカ計画（European Research Coordination Action）欧州先端技術共同体構想European Research Coordination Action。1985年4月にフランスのミッテラン大統領が提唱した先端技術の共同研究・開発計画で、アメリカが提唱した戦略防衛機構SDIに対置し、ヨーロッパ諸国による独自の技術開発をねらったもの。参加国はヨーロッパ連合EU12ヵ国とスイス、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、トルコ、アイスランドの19ヵ国。86年ブリュッセルにユーレカ事務局、欧州研究調整機構European Research Coordination Agencyが設置された。具体的な研究分野は、第5世代コンピュータ、マイクロ・エレクトロニクス、人工頭脳、新素材、光技術、高エネルギーとレーザーの6分野で、エイズの診断システムの開発や査察衛星システムの開発など民需、軍事にまたがる研究テーマを掲げている。600以上の企業・研究機関が参加し、200以上のプロジェクトが推進されている。ユーレカはギリシア語で「我発見せり」の意味。アルキメデスが金の純度の測定法を発見したときの言葉とされている。『ブリタニカ国際大百科事典』ユーレカ計画【─ケイカク】〔フEureka─〕フランスが米国の戦略防衛構想（SDI）に対抗して提案した欧州先端技術共同研究計画。1985年7月、パリに欧州17か国閣僚が集まって発足会議を開いた。内容はコンピューター、ロボット、通信、生物工学、新素材など民間技術が中心。ユーレカ（ユリーカ）はアルキメデスが金の王冠の純度を知る方法を見つけた時に発したとされる言葉で「みつけた」の意。『カタカナ語新辞典』［経済］ユーレカ計画［ゆーれかけいかく］Eureka project欧州高度先端技術計画。1984年4月にフランスのミッテラン大統領が提唱、米国や日本に後れをとっているハイテク分野で巻き返しを図ろうと当時の欧州共同体（EC）加盟国に呼び掛けた。新素材、大型コンピューター、高出力レーザーなどの分野を中心に技術開発を進めている。欧州域外企業の参加も進み始めている。なお、ユーレカとは、アルキメデスが入浴中、比重の原理を発見した時に叫んだと伝えられるギリシャ語で「そうか、わかった」の意。『経済・ビジネス用語辞典』記事の構造としては［VOYAGE-311］　やまとことば／ひらめく。の続編で、エピソードの中身としては［VOYAGE-316］　エピソード／個人的な悩み、2題。の続きである。昨夜（正確には今朝）就寝するときであったか、それとも今朝（正確には昼頃）起床したときであったか、はっきりとは覚えていないものの、いずれにしても修士論文のレシピが突如ひらめいた。まさに「EUREKA！」の気分で、思わず心の中で絶叫してしまった次第なのである。ここからは余談。丁亥年戊申月（立秋～処暑）己酉月（白露～秋分）庚戌月（寒露～霜降）辛亥月（立冬～小雪）陰陽五行説で言うところの金性を含む月が、2007年8月8日から12月6日までの4か月間、めぐっている。詳しい解説は差し控えるものの、戊辰日生まれの私にとって、この期間は「内に蔵されたものが外に顕れやすい」星回りと言える。知性・感情・意志などの精神面でもそうであるが、財布の中身といった物質面でもそうである。内にあるものがどんどんと外へ放出されやすい運気なのである。この期間に、私のブログの記事が長文化する傾向が見られているのも、その一つの現れかもしれない。もっとも、夏休みに入って単に余暇が増えたから・・・という説もあるけれども。ともあれ、そうした外に顕れる運気（に刺激された表現力）をうまく活用しながら、修士論文の作成を進めなければならない。踏ん張りどころであろう。

  2007.10.10

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  ［VOYAGE-319］　エピソード／旅先のトラ。【2007.10.07 10:12:56】

  現場視察を2か所で実施してから、15時52分に浜松を出発。21時過ぎに三多摩の自宅に帰還して、テレビで映画『フラガール』を見た。疲労のあまり、映画を見終わった後、そのまま寝てしまう・・・。浜松は曇りで昼前には小雨がぱらついたが、午後は晴れ時々曇り。現地の日最低気温は19.5℃（11:06）、日最高気温は25.1℃（14:46）であった。ちなみに、三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は14.7℃（22:20）、日最高気温は23.9℃（14:00）とのことである。さて、今日の記事は、ある意味で［VOYAGE-216］　エピソード／旅先のネコ。の続編とも言える。浜松市内でこんなものを見かけたので、思わず撮影してしまった次第である。横断歩行者がボタンを押すと、トラの額（ひたい）の部分に「おまちください」と表示される。何とも微笑ましい「トラちゃんボタン」である。これなら、幼い子供たちにも親しまれるであろう。ただ・・・あくまで妄想であるが、私の頭の中で、とある音楽が流れてしまった。チャンチャチャチャー　チャチャ　チャチャチャチャチャーチャー「阪神タイガースの歌」、通称「六甲おろし」のイントロである。このボタンを押したらこのメロディーが流れるとか、あるいは信号が青になったらこの音楽が鳴り響くとか・・・であれば、面白いかもしれない。なお、念のため断っておくが、2日前の［VOYAGE-317］でも記述したように、私自身はプロ野球には関心がない。あしからず。ついでながら、妄想をもう一つ。1572年に武田信玄と徳川家康との間で行われた合戦は三方原の戦いであるが、その三方原の近くには現在、航空自衛隊浜松基地および航空自衛隊浜松広報館がある。前回浜松を訪問したときに戦闘機が低空でビュンビュン飛んでいたので何かあるに違いない・・・と思っていたら、そういうことであった。この基地の一帯が、突如、1572年にタイムスリップしてしまったとしたら・・・。『戦国自衛隊1549』ならぬ、『戦国航空自衛隊1572』である。「航空自衛隊」と称するからには、「其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山」の甲斐・武田軍には加勢できまい。三河・徳川軍の援軍として、かの卑怯者を退治したとすると、その後の日本の歴史は・・・と、思わず妄想が膨らんでしまう。企画を角川映画に持ち込むべきであろうか？

  2007.10.06

• ［VOYAGE-316］　エピソード／個人的な悩み、2題。【2007.10.04 00:17:43】

  今日も一日曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は18.0℃（24:00）、日最高気温は21.8℃（15:10）。気温が上がらないため、室内では洗濯物がなかなか乾きにくい。扇風機の風でどうにか乾かしている次第である。さて、まずは横道から。私の目に留まった新聞記事を紹介しよう。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの『幸せのレシピ』に登場するチャーミングな赤ワイン（asahi.com　2007年09月25日）キッコーマン感謝決議案　米議会に提出（MSN産経ニュース　2007.10.3 19:08）ほかにもツッコミを入れたくなる記事が少なくないものの、ひとまずはこの二つ。前者は、社団法人日本ソムリエ協会機関誌編集長の青木冨美子氏による連載「ワインの歳時記」の記事の一つ。映画『幸せのレシピ』に登場するワインの種類や産地にまつわるエピソードが綴られていて、興味深かった。後者は・・・なんだそりゃ、といった感じのニュース。米国進出50周年を迎えたキッコーマンによる米経済や食文化への貢献をたたえよう、という決議案が、米議会上下両院に提出されているらしい。その政治的意図を含めて、意味不明な決議案である。ワインにせよ、醤油にせよ、私にとってこの季節は「食欲の秋」であるのかもしれない（？）。では、今日の本題に移りたい。本格的な秋を迎えつつある中で、このところ個人的な悩みも深まりつつある。それは二つあって、まず一つは修士論文の進捗状況である。料理にたとえてみれば、食材（論文のネタ）は優に1人前以上を確保済みである。ただ、ボリューム的には十分にあるとは言え、種類的にはかなり偏りがあって、質（情報の正確さ）も今ひとつである。これだけの食材で料理を作るのは容易でなく、もっと多様で良質な食材を集める必要があろう。そして、最大の難点は、食材はあっても、レシピ（論文の組み立て）が皆無に等しいことである。この食材を「生」のまま並べるわけには行くまい。いかにして学術論文らしく組み立てていくか・・・が、問題なのである。もう一つの悩みは、修士課程修了後の進路をどうするか、である。これに関しては、つい最近、とある人から説得を受けた。いわく、私は性格的に細かい上に、学力的にも申し分ないため、研究者向きである。ただ、いくら優秀であっても、博士の学位がなければ、社会的に認知される機会は格段に減る。それは私個人が損するだけでなく、社会全体にとっても損失であるから、ぜひとも博士後期課程に進学すべきである、と。［VOYAGE-313］でも示唆したが、私自身は「学校の権威主義」に対して違和感を覚えている。大学といえども、多かれ少なかれ権威主義的であり、私が行き着く「終の棲家」ではないような気がしているので、博士後期課程への進学（ひいては大学で仕事を見つけること）は今のところ眼中にない。そもそも今でさえ、自らの学業に投資した額を回収できる見込みは乏しく、雪ダルマ式に膨れ上がって私自身が巨大な「不良債権」と化しているのに、さらに投資して博士の学位を取得したとしても、この年齢での再就職先は高が知れている。とても債権を回収できるとは思えないのである。あと、博士後期課程に進学しようとすると、同期の学友との間で「椅子取りゲーム」が始まるのは目に見えている。どの研究室で何人まで受け入れられるか・・・といった生々しい算盤勘定が水面下で展開され、学友間のバランス・オブ・パワーに影響を与えるのは必至であろう。（まあ、私自身は、そうした算盤勘定には全く無関心であるが・・・）これらの事情から、私は進学よりも再就職を志し、かつ日本語教師に復職するよりも多言語・多文化教育コーディネーターになりたいと思い始めている。『機動戦士ガンダム』にたとえると、権威主義的なザビ家（学校文化）に風穴を開けるために、キャスバル・レム・ダイクンすなわちシャア・アズナブルのようにジオン公国軍の内部に入り込んでキャリアを積み重ねるのではなく、むしろアムロ・レイのようにあくまで地球連邦軍の一兵卒として外部から攻撃を仕掛けたいのかもしれない。まあ、修士論文にしても、進路にしても、うじうじ悩んでいても仕方あるまい。とにかく前進あるのみである。そうすれば、道は開かれるであろう（と、思いたい）。

  2007.10.03

• ［VOYAGE-310］　エピソード／修士論文構想発表会・秋の陣。【2007.09.28 13:37:46】

  今日はおおむね曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は19.8℃（05:50）、日最高気温は25.4℃（14:20）。昨日同様、ちょっと秋らしい涼しさを感じさせた。さて、まずは余談から。1か月ほど前に楽天100万ポイント山分けキャンペーンなるものに参加した。普段はそういうものには目もくれないのであるが、たまたま魔が差して（？）参加してしまったのである。で、1週間ほど前に、とある見知らぬショップから、『残暑お見舞い1,000円クーポン』が当選した旨のメールが届いた。あまり関心のあるジャンルではなかった上に、税別4,980円以上のお買い上げに適用されるとのことであったため、クーポンは使わずに無視していた。ところが・・・以来、上記のキャンペーンに参加したことを理由として、このショップだけでなく、雨後（羽後すなわち秋田）のタケノコのように、いろいろなショップからメールマガジンが配信されるようになった。それらのメルマガが、読んでいて面白いとか、私にとって役に立つとかいうのであれば、文句は言うまい。しかし・・・大して面白くもなく、ほとんど役にも立たないのであれば、配信を停止するまでである。既に5つのショップで配信を停止したが、「楽天ショップのメルマガ一覧」を取り寄せてみると、見知らぬショップがまだ3つ残っているのを発見した。はあっ（ため息）。要するに、美味しい話にはウラがある、ということであろう。筋道から言えば、ウラの部分（本件で言えば「見知らぬショップからメルマガを配信させていただくことがあります」という情報）をきちんと明示すべきではあるが、楽天市場にそういう筋道を期待してはいけないらしい。まあ、自分の利益が最大になるように・・・と考えた点では、私も楽天市場も同じであって、お互いに相手を責めることはできまい。いかにしてwin-winの関係を築くことができるか、を考えたいものである。それでは、今日の本題である。長期的に見れば（［VOYAGE-57］→［VOYAGE-58］→）［VOYAGE-59］の続編、中期的に見れば（［VOYAGE-155］→［VOYAGE-164］→［VOYAGE-165］→）［VOYAGE-167］の続編、そして短期的には［VOYAGE-290］の続編となる。1月19日（金）に引き続き、2回目の「修士論文構想発表会」が開かれた。自らの研究の進捗状況を発表する機会としては、5月7日（月）以来である。3か月半後に提出する修士論文そのものはともかくとしても、今日の発表に関しては、信濃および遠江への出張でネタを十分に確保していたおかげで、資料の作成は比較的ラクであった。ただ、発表後に寄せられたコメントは、ある程度は予想していたが、かなり手厳しいものになった。多少意訳して掲載すると、よく調べてあるのはいいと思う。ただ、調べて分かったことを書くだけであれば、新聞と同じ。先行研究の中でどのように位置づけられ、そしてどのような見通しのもとで調べたのか・・・という一本柱がないと、学術研究のレベルにはならない。そのあたりの工夫がほしい。といった感じであった。まあ、私自身もその点を懸念していたので、さもありなんと神妙に拝聴した次第である。自分の発表で精一杯で、学友たちの発表は半分くらいしか私の頭に入らなかった。ただ、終わった後で振り返ってみると、論理的に整合性があってまさに「学術研究」と呼ぶにふさわしい内容のものもあれば、その一歩（数歩？）手前のものもあり、興味深かった。また、進捗状況としても、まずまずのものもあれば、やや遅れ気味のものもあって、実にさまざまであった。発表会の後には全体の懇親会があり、その後は有志の学生＋教員で飲み会に向かった。その席での話題は幅広いものになった。が、特に印象的であったのは「学会に発表（投稿）しよう」というお話（お説教？）である。私が所属する部門は創設されてからまだ3年目で、この春に初の修士課程修了生を送り出したばかりであるが、良くも悪くも伝統がなく、手探り（行き当たりばったり）の部分が少なくない。日本語教育とは言いながら、研究者を養成するという視点が乏しい。そこを改善していかないと、大学院のレベルとしては今後マズいことになる。博士後期課程はもちろんのこと、修士課程であっても、学会での発表を念頭に置いた指導教育をしていかなければならない・・・とのことであった。ごもっともな指摘であろう。ところで、今日は久々に学友たちに会うことになったが、みな相変わらずである。まあ、相変わらずではない雰囲気をかすかに漂わせて、ちょっとドキっとしてしまった人もいた。とは言え、「秘すれば花、秘せねば花なるべからず」ということで（？）、それは公開せずに私の胸の中にしまっておくことにしたい。

  2007.09.27

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  ［VOYAGE-303］　エピソード／遠江滞在の証明写真。【2007.09.21 02:17:03】

  浜松市内での視察をひとまず終えて、夜遅くに三多摩に帰還した。今日の浜松はおおむね晴れて、日最低気温は23.3℃（05:48）、日最高気温は30.3℃（13:34）であった。また、三多摩の府中のアメダスによれば、こちらも晴れて、日最低気温は21.2℃（05:30）、日最高気温は31.9℃（13:40）。今日から「彼岸」に入ったのに、3日ぶりに「真夏日」を観測している。さて、昨日の記事では、とんぼ返りで再び浜松に戻る可能性も示唆しているが、その可能性はとりあえず消滅した。今日の現場視察で有益な情報を大量に仕入れることができ、それらの咀嚼と消化のために、頭の中でいったん整理する必要が生じたからである。とは言え、さらなる情報はあるに越したことはないため、いずれは再訪することになろう。なお、信濃・川中島と遠江・三方原への二方面作戦のうち、信濃については数多くの写真を掲載しておきながら、遠江の画像が全くないのは公平さを欠くように思われる。そこで、枚数はわずかではあるものの、以下に示してみよう。 うーむ。浜松のイメージをステレオタイプ化しているかもしれないが、長野のときとは違って、物見遊山の余裕がほとんどなかったのである・・・。いずれにしても、脳内が酸欠気味であるため、今日の記事はこれで終わりたい。

  2007.09.20

• ［VOYAGE-302］　エピソード／滞在長期化の予感。【2007.09.20 01:29:36】

  今日は早朝から大移動であった。谷保05:20→（南武線）→登戸05:42／05:49→（小田急小田原線）→小田原06:57／07:18→（東海道線）→沼津08:05／08:09→（東海道線）→浜松10:15［VOYAGE-297］の続きで、信濃・川中島と遠江・三方原への二方面作戦の第2弾である。まあ、三方原というよりは、むしろ浜松城の近くに布陣して、本業（修士論文の研究）に従事している。ということで、現在は浜松市内の宿泊施設に滞在しながら、ノートPCに向かっているわけである。なお、当地の今日の天気は曇り時々晴れ。浜松特別地域気象観測所の観測によれば、日最低気温は23.7℃（05:45）、日最高気温は29.5℃（13:29）であった。ちなみに、三多摩の府中のアメダスによれば、天気はおおむね曇りで、日最低気温は19.5℃（02:40）、日最高気温は27.8℃（13:30）であったらしい。さて、［VOYAGE-290］でも触れたように、2回目の修士論文構想発表会がいよいよ来週に迫りつつある。その泥縄式の準備のために当地に来ているのであるが・・・四苦八苦の状態である。いろいろな情報を聞くことができて非常に興味深くはあるものの、それらを整合性のある論文にまとめることができるかどうか、微妙なのである。たとえてみれば、長野ではジャガイモとタマネギとニンジンが手に入ったので、「よし、これならカレーライスを作れる！」と意気込んでいたところ、浜松ではウナギとミカンとチンゲンサイが手に入り、「ええっ、一体何を作ればいいの？」といった感じであろうか。いずれにせよ、長野と浜松とでは事情がかなり異なるため、その違いに焦点を当てて、さらに情報を集めなければなるまい。当初の予定では、用向きは今日の午後（半日）だけであった。しかし、可能であれば翌日に現場を視察したいと思っていたので、事前に宿泊の予約を入れておいて、1泊できる態勢で当地に来た。で、ありがたいことに、明日、現場を視察できるように手配していただいた次第である。ところが、上記のように修士論文の構想をいろいろと練り上げていくうちに、もう少し情報がほしいと思うようになった。明日（木曜）の状況いかんでは、さらに金曜・土曜にも視察させていただければ、と考えつつある。今日は1泊分の用意しかしていないので、明日はいったん三多摩の自宅に帰らなければならないとは言え、場合によっては再び明後日に出直す可能性も浮上しつつある。そういうわけで、ブログの記事としては少々貧弱ではあるが、しばらくは「臨戦態勢」につきご容赦願いたい。

  2007.09.19

• ［VOYAGE-299］　エピソード／試行錯誤の299日。【2007.09.17 00:31:58】

  実は、昨夜から今日の日中にかけて、私は湘南の実家に帰郷していた。昨日のブログの記事もそこで書いていたのである。とは言え、今は三多摩の自宅に戻っている。この行程を整理してみると、9/15（土）長野06:33→（篠ノ井線・中央東線）→下諏訪08:35／10:26→（中央東線）→茅野10:37／13:27→（特急「あずさ」）→立川15:15／15:17→（中央線）→国立15:20谷保19:47→（南武線）→登戸20:07／20:16→（小田急小田原線 各駅停車）→新百合ヶ丘20:26／20:30→（小田急小田原線・江ノ島線 快速急行）→藤沢21:049/16（日）藤沢12:36→（小田急江ノ島線・小田原線 快速急行）→新百合ヶ丘13:08／13:11→（小田急小田原線 多摩急行）→登戸13:17／13:27→（南武線）→谷保13:46といった具合になる。なかなか忙しいらしい。今日もよく晴れたが、朝鮮半島に上陸した台風第11号（ナーリー）と太平洋高気圧の相乗効果で、特に湘南では南風が強かった。湘南の辻堂のアメダスによれば、今日の日最低気温は24.7℃（03:50）、日最高気温は27.6℃（14:30）。他方、三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は24.3℃（04:50）、日最高気温は32.2℃（10:40）で、3日連続の真夏日となった。海岸と内陸とでは、ここまで気温が違うわけである。さて、今日の記事では、いろいろと取り上げたいニュースがあるものの、それはやめておく。このブログに書き込み始めて以来、明日で300日目となるわけであるが、この間、文章のみならず画像やレイアウトに至るまで、試行錯誤の連続であった。その進化（？）を振り返るため、「画像つき」の記事の一覧を掲げてみよう。［VOYAGE-14］　天気・季節／八王子で冬日。［VOYAGE-24］　天気・季節／師走の雨。［VOYAGE-28］　エピソード／こんなん出ましたけど～。［VOYAGE-35］　旅行／函館・小樽・札幌。［VOYAGE-41］　エピソード／謹賀新年。［VOYAGE-46］　エピソード／桜みち。［VOYAGE-62］　やまとことば／難読漢字。［VOYAGE-75］　旅行／東京（成田）⇔トロント（ピアソン）⇔ニューヨーク（ラ・ガーディア）。［VOYAGE-82］　天気・季節／初雪と冬日をまだ観測していない東京都心。［VOYAGE-93］　ミュージアム／東京国立博物館「悠久の美」＆「マーオリ」。［VOYAGE-96］　旅行／宗像大社→博多。［VOYAGE-97］　旅行／太宰府天満宮→『のだめ』ロケ地。［VOYAGE-98］　旅行／寝台列車で東京帰還。［VOYAGE-102］　映画／さくらん＆蒼き狼。［VOYAGE-105］　天気・季節／大学通りの春の花々。［VOYAGE-108］　エピソード／天空の青。［VOYAGE-113］　旅行／「やまと」、北へ。［VOYAGE-114］　旅行／要撃作戦「ナイアガラ・フォールズ」。［VOYAGE-115］　旅行／青天の霹靂（ローリング・サンダー発動）。［VOYAGE-116］　旅行／デイ・アフター・トゥモロー（「やまと」水没）。［VOYAGE-117］　旅行／欲窮千里目 更上一層楼（トロントからニューヨークへ）。［VOYAGE-118］　旅行／わずか14時間のニューヨーク滞在。［VOYAGE-119］　旅行／成田および三多摩への帰還。［VOYAGE-122］　エピソード／出会いと別れの春。［VOYAGE-127］　エピソード／ひじの痛み。［VOYAGE-131］　天気・季節／大学通りの桜並木。［VOYAGE-140］　ミュージアム／東京国立博物館「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。［VOYAGE-142］　旅行／ANAマイル口座明細？［VOYAGE-145］　天気・季節／大学通りの木々や草花。［VOYAGE-147］　雑筆／騒音に接する機会が多い理由。［VOYAGE-151］　エピソード／♪ぶんぶんぶん。［VOYAGE-164］　三多摩小旅行／地元散策（立川→国立→日野）。［VOYAGE-175］　旅行／東海道・関西・紀勢→川湯温泉。［VOYAGE-176］　旅行／熊野本宮→瀧原宮。［VOYAGE-184］　天気・季節／アオスジアゲハ。［VOYAGE-206］　音楽／村松健『+Blue』『子供の時間』。［VOYAGE-210］　エピソード／朝顔の開花。［VOYAGE-214］　旅行／貴船・上賀茂・下鴨。［VOYAGE-216］　エピソード／旅先のネコ。［VOYAGE-221］　やまとことば／夏越・名越。［VOYAGE-229］　天気・季節／くにたち朝顔市。［VOYAGE-239］　購入履歴／モーツァルト歌劇「魔笛」DVD。［VOYAGE-249］　三多摩小旅行／町田市鶴川の旧白洲邸・武相荘。［VOYAGE-253］　雑筆／身勝手なのはどっち？民主党代表VSマスメディア。［VOYAGE-255］　日本語教育／第5回新渡戸記念国際シンポジウム。［VOYAGE-260］　天気・季節／サルスベリ。［VOYAGE-261］　やまとことば／空蝉。［VOYAGE-262］　ミュージアム／東京国立博物館「京都五山　禅の文化」。［VOYAGE-263］　エピソード／東方を征服せよ。［VOYAGE-269］　雑筆／東京都心の最低気温と、「言語力」育成。［VOYAGE-275］　旅行／パネルクイズ・アタック青春18きっぷ。［VOYAGE-276］　旅行／ガクト出陣、甲斐包囲網。［VOYAGE-286］　旅行／鞭聲肅肅夜河を過る（妻女山から八幡原へ）前編。［VOYAGE-287］　旅行／鞭聲肅肅夜河を過る（妻女山から八幡原へ）後編。［VOYAGE-288］　読書／戦国時代の大誤解。［VOYAGE-296］　三多摩／お土産に持って行きたい銘菓？［VOYAGE-297］　やまとことば／禅定・禅譲。［VOYAGE-298］　旅行／姨捨駅からの絶景と諏訪大明神。画像の中には使い回しているものもあるが、まあ、ご愛嬌として、ご容赦願う。

  2007.09.16

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  ［VOYAGE-263］　エピソード／東方を征服せよ。【2007.08.11 10:07:30】

  諸般の事情により、今日の記事は早めの時間帯に書き込んでおく。タイトルの「東方を征服せよ」は、ロシア極東のプリモルスキー（沿海）地方の州都「ウラジオストク」を、ロシア語から日本語に直訳したものである。ああ・・・プリモルスキーとかサハリンとかカムチャツカとか、ロシアの極東には行ってみたいと思っている。とは言え、今日の記事は、そうした極東地域とは一切関係のない話題である。私が三多摩の現在のマンションに引っ越してきて以来、特に夏季には「睡眠障害」に悩まされていることについては、［VOYAGE-13］や［VOYAGE-230］などで触れた。要するに、東向きの窓から強烈な朝日が差し込むために、体内時計が狂ってしまうらしいのである。上の図は現在の部屋の間取りで、上方が北になる。つまり、ここが東と南に面した角部屋であることがお分かりいただけるであろう。で、洋室6帖の東向きの出窓については、二重にカーテンを取り付けているおかげで、ここから差し込む朝日はそんなに強烈ではない。ところが、室内洗濯機置場（ユニットバスと押し入れの間）にある窓には、カーテンが取り付けられていないため、特に夏季の朝はキッチン全体に直射日光が入ってまぶしい上に暑くなるのである。この画像は、昨日の朝06時17分頃に撮影したものである。ご覧の通りの朝日である。夏至の頃には今よりも30分ほど日の出の時刻が早いことから、6月後半には既に05時台にこんな光と熱に襲われるわけである。よほど早寝早起きの生活習慣を身につけない限り、体内時計が狂ってしまうのも無理はあるまい。こうした状態にメスを入れるべく、先日、旧白洲邸・武相荘を訪れた帰りに、東急ハンズ町田店で買い物をした。それが、下の画像のロックンポール（いわゆる「突っ張り棒」）である。この室内用物干し竿は、キッチンに侵入する光や熱を遮断するだけでなく、洗濯物が早く乾くという副次的な効果も得られた。ところが・・・見栄えがあまりよろしくない上に、洗濯した当日や翌日は洗濯物が十分にあるとしても、洗って乾かした洗濯物は日々使っていくことから、次第に枚数が少なくなって光や熱の遮断効果が薄れてしまうという欠点があった。そこで、さらなる改善を図ることにした。昨日の東京国立博物館からの帰りに、東急ハンズ新宿店に立ち寄り、買い物をしてきた。それが、下の画像の「のれん」（綿100％、日本製）である。昨日とほぼ同じ時刻に今日撮影したものであるが、両者を並べてみると、そのビフォーアフター効果は一目瞭然であろう。 ということで、東方征服のお題であった。もっとも、神武天皇の東征神話とも無関係である（と思う）。

  2007.08.11

• ［VOYAGE-248］　エピソード／夏休み初日。【2007.07.28 00:59:29】

  今日は晴れ時々曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の最低気温は23.6℃（04:00）、最高気温は34.7℃（14:30）。4日連続の真夏日で、しかも今年一番の暑さとなった。なお、関東南部では、東京・横浜・千葉で熱帯夜を観測している。また、日本全国に視野を広げてみると、東海地方で梅雨明けしたらしいということに加えて、各地で気温が上がったことが分かる。以下の表は、気象台所在地57地点における今日の最高気温を並べてみたものである。地方猛暑日真夏日夏日それ以外北海道　旭川（31.2）札幌（29.2）函館（26.2）室蘭（26.0）網走（25.1）釧路（22.1）稚内（20.7）東北　福島（32.8）青森（31.3）山形（30.5）仙台（30.3）盛岡（29.9）秋田（28.0）　関東甲信　熊谷（34.9）甲府（34.9）前橋（34.6）宇都宮（33.3）横浜（32.9）東京（32.7）長野（30.5）水戸（29.9）銚子（26.2）　東海　津（34.5）名古屋（34.3）岐阜（33.5）静岡（32.0）　　北陸　富山（30.3）福井（29.2）新潟（28.4）金沢（28.1）　近畿京都（35.2）大阪（34.4）和歌山（32.9）奈良（32.4）神戸（31.5）舞鶴（31.0）彦根（29.7）　中国岡山（35.1）広島（34.1）鳥取（32.8）松江（31.8）　　四国　高松（34.5）高知（34.5）徳島（34.2）松山（33.4）　　九州北部佐賀（36.6）熊本（36.4）大分（34.6）福岡（34.1）長崎（32.3）下関（32.0）　　九州南部鹿児島（36.4）宮崎（33.2）　　沖縄　石垣島（34.8）那覇（33.5）宮古島（33.5）南大東（31.8）　　さて、私自身は、今日から夏休みに入った。厳密に言えば、夏休みは明日からである。というのも、今日は「音声・音韻論」の期末試験（聞き取りおよび発音のテスト）が行われているからである。ただ、私は「聴講」で単位を取得できないため、試験は自主的にサボった。ゆえに、私の夏休みは、実質的に今日から始まったと言える。で、夏休み初日の今日は、自分の研究とは関係のない本を読んだり、昼寝をしたりして、とにかく放電しながら自宅でのんびりと過ごした。あまりに暑かったため、部屋のクーラーを稼動させてもよかったのであるが、一度つけてしまうと二度と消せなくなる（？）可能性を考えれば、扇風機の風量を「強」にして、ひたすら耐えるしかなかった。この夏は、地球環境にも私の身体にもやさしい生活を心がけたいと思っている。ここからは余談。ネットサーフィンをしていて、私の目に留まったものを紹介したい。まず一つは、昨日付けの『人民網日文版（人民日報日本語版）』に掲載された、地下鉄で一目惚れ　日本人青年の恋（１）地下鉄で一目惚れ　日本人青年の恋（２）という記事。中国版『電車男』といった感じで、一歩間違えると「ストーカー」になってしまう危険性もあるが、ちょっとほほえましいストーリーに仕上がっている。もう一つは、またしても政局がらみの話題である。森元首相「過半数割れなら解散も」（NIKKEI NET　2007/7/27 07:02）危機感強める安倍政権　大敗の場合　森氏、解散の可能性に言及（Sankei WEB　2007/07/27 08:10）森元首相、「野党過半数なら追い込まれ解散」（YOMIURI ONLINE　2007年7月27日10時18分）参院選：森元首相「終わればノーサイド」　民主と協力視野（MSN毎日インタラクティブ　2007年7月27日20時21分）森元首相：８月１日からバンコク訪問　安倍退陣ないから？（MSN毎日インタラクティブ　2007年7月27日21時51分）この御仁は、首相在任当時、神道政治連盟国会議員懇談会という内輪の席で、日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知をしていただくという、いわゆる「神の国発言」をしてしまい、各方面から物議をかもしたりしている。そうした失言は枚挙にいとまがない。要するに、身内を甘やかすことしか考えられないらしく、自分の発言がよその人々にどう受け取られるかを想像できないのであろう。まさに「身内主義の権化」とも言うべき御仁で、現在の「仲良し内閣の親玉」とも呼べるかもしれない。で、今回は、参院で野党が多数になると衆院の法案が通らないことになる。だんだん追い込まれていって、衆院は解散せざるを得なくなる。解散を恐れているわけではないが、政治が不安定になることは国民にとっても、とても不幸なことだ。とのことである。この発言を言い換えると、衆議院の法案が通らない、という不安定な政治状況は、国民にとって不幸なことであるから、それは避けなければならない。与党に投票して、政治を安定させよう！ということになろう。が、「政治が不安定になる」という結果をもたらした原因は、「国民の投票行動」というよりも、むしろ「政権担当能力が疑問視されるような内閣そのもの」にあるのではなかろうか。原因を棚上げして結果だけを論難するのは筋違いである。やれやれ・・・ナントカも休み休み言ってもらいたいものである。いや、ナントカ還元水に付ける薬はない、ということであろうか。

  2007.07.27

• ［VOYAGE-244］　エピソード／真夏の夜の悪夢（？）。【2007.07.24 03:56:23】

  今日は二十四節気の一つ、大暑である。一年中で最も暑い時期という意味らしい。ちょうどタイミングよく・・・と言うべきか、先日の九州南部に引き続き、今日は九州北部・四国・中国で梅雨明けしたようである。確かに、今日の高層天気図を見てみると、梅雨明けした地方に加えて、地上では必ずしも晴れてはいないとは言え、淡路島から紀伊半島、東海地方の太平洋岸、伊豆半島あたりまでが、太平洋高気圧の勢力下に入っていた。本格的な夏の到来が近いのかもしれない。ちなみに、三多摩では一日曇りで、朝のうちと、夕方から宵のうちにかけて、雨が降った。府中のアメダスによれば、今日の最低気温は22.6℃（24:00）、最高気温は26.4℃（13:30）であった。さて、このところ、いろいろな課題などに追われているせいか、眠りが浅いらしく、寝ている間に夢を見ることが多い。特に、昨日の朝から今日の夜にかけては、断続的に眠った際に奇妙な夢をたくさん見た。その内容については、気恥ずかしいため、具体的な詳述は差し控えるが、何か「仕事」に関係するようなシチュエーションが多かった。たとえば、何かのプロジェクトチームがあって、ある仕事をしなければならないのに、担当できる者が（人手不足で）いない。たまたまその場面に居合わせた（全く無関係な）素人の私に対して、「どうだ、この仕事をやってみないか？」と（半ば強制的に）誘われて、ひょうたんから駒でその仕事に就くことになってしまう。といった感じの夢を、今日の夜は立て続けに2本（？）も見た次第である。うーむ。ある意味では、ブータン人に広辞苑をプレゼントするために本屋を襲撃するという話に、少し似ているかもしれない。しかし、夢の中でオファーを受けた職種と言えば・・・アメリカ横断ウルトラクイズのスタッフであったり、全日空のパイロットであったり・・・と、現実にはほとんどありえない展開ばかりであった。まあ、正夢であれば、何か予期せぬ仕事のオファーを受ける、という暗示であろう。ただ、逆夢であれば、人が余っていて希望の仕事に就くことができない、という可能性もある。実は、これらの夢を見る直前に、今日は定例の「合同ゼミ」があり、学友の修士論文の進捗状況の発表を聞いた後で、参加者は少ないながらも打ち上げ（飲み会）が催された。その席で、修了後（の進路）はどうする？みたいな会話があったのである。私自身に関しては全くの白紙であり、これから考えていくことになるわけであるが・・・こうした会話が、上記のような夢に影響したのであろう。いずれにせよ、お気楽極楽な学生生活を修了したら、ストレスの多い社会の現場に復帰しなければなるまい。思わず「ああ、いやだ、いやだ」という台詞を思い出してしまった・・・。

  2007.07.23

• ［VOYAGE-242］　エピソード／修士課程入試説明会。【2007.07.22 01:59:00】

  今日も基本的に曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の最低気温は21.5℃（05:40）、最高気温は28.8℃（14:30）で、日中はかなり蒸し暑く感じられた。なお、夕方には、大学のキャンパスでアブラゼミの鳴き声が聞こえた。耳を鍛えておいたので、セミの種類は間違いなかろう。さて、今日は、大学で修士課程の入試説明会が行われ、私もその学生アシスタントとして、教員のお手伝いをしてきた。本当なら、見に行きたい映画もある上に、課題が山積していて体調も万全ではないため、可能であれば参加要請を断りたかったのである。が、私の代役を務めてくれるほかの学生が見つからなかったことから、仕方なく出席した次第であった。それで、私が所属する部門（日本語教育学位取得プログラム）の会場には、午前の部に15名、午後の部に15名、合計30名のお客さんがお見えになった。昨年【7月29日（土）】の説明会には午前24名＋午後32名＝合計56名がいらっしゃったことを考えると、今年はかなり少ない。その原因としては、1）まだ不十分ながらも学生による内部情報を大学のホームページに掲載したおかげで、わざわざ大学まで足を運ぶ必要性が薄れている。2）昨年は他の部門の入試日程が遅かったため、入試説明会は私の部門だけで単独開催された。ところが、今年は他の部門の入試日程が繰り上がったため、研究科全体で同時開催されている。そちらにお客さんが流れた可能性がある。3）日本経済の景気回復傾向に伴い、日本語教師を志願する人々が減ってきている。などのことが考えられるが、真相は不明である。蓋を開けてみないと（入試の出願状況を待ってみないと）、何とも分からない。ところで、我々学生に対して、会場のお客さんからは、※研究計画書は何を書けばいいか？　どこまで詳しく書くべきか？※外国語および論文の試験対策として、どんな勉強をすればいいか？　おすすめの本はあるか？※口述試験ではどんなことが聞かれるか？といった「想定内」の質問も多かったが、「想定外」の質問もあった。それは・・・※指導してもらいたい教員に、受験前にコンタクトを取らなければならないか？※どの先生がやさしい（ラク）か？まあ、最後の質問（愚問？）はさておくとしても、大学院では事前に教員とのコンタクトがあれば入試に有利に働くという考え方は、割と普及しているようである。しかしながら、私が在籍する大学院では、幸か不幸か、そうした考え方は通用しない。事前に教員に挨拶しようとしまいと、実力勝負の入試の結果にはほとんど関係がないのである。現に、私自身も、受験前にはコンタクトを取ったことがなく、どの研究室に所属するかは、入学後に迷いながら決めたほどである。要するに、ほかの多くの大学院では、研究室と学生の結びつきがかなり強いのであろう。そのために、入学できるかどうかを事前に教員に「確認」する必要があるのかもしれない。ところが・・・私が在籍する大学院では、研究室と学生の結びつきはそんなに強くない。必ずしも一対一の関係ではなく、必要に応じて複数の教員から指導を受けることになる。それゆえに、事前に挨拶をしなくても、結構融通が利くのである。ということで、外部のお客さんからの質問を受けて、意外な発見をさせられた。そういう意味では、実に有意義な一日であったと言える。

  2007.07.21

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