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その3は、子供さんの顔立ちについてです。
グラフ中の上顎骨と下顎骨という2つの線は、歯科と直接関係する重要な線です。 ところで、上顎骨の線と神経組織の線ですが、曲がり方とか似ていませんか?下顎骨の線と全身組織の線も、曲がり方とか似ていますよね!そうなんです、上顎骨は神経組織(脳など)と一緒で早く成長が始まり早く成長が終わります。一方で、下顎骨は遅く成長が始まり遅く成長が終わるんです。 最近いわゆる「こども顔」ってあまり見かけなくなりました。「こども顔」というのは下顎がちょっと引っ込んだ感じの顔です。上顎の方が先に成長しているわけですから、この時期のこの顔立ちは正しい成長をしている子供さんです。 そういう顔立ちの子供さんが減った代わりに、子供なのに大人のような整った顔立ちの子供さんが増えています。何故でしょうか?、、それは、上顎が成長できておらず、小さいままだからです。 整った顔立ちのままサイズアップしてくれればよいのですが、そういうわけにはいきません。ヒトの顔は風船の様に全て均等に膨らんではくれません。上顎骨も下顎骨も同じように均等に成長してくれるならば、2つの線は一致していないといけませんが、、全然違う線ですよね。 上顎骨が先行して成長し、思春期以降に下顎骨が始まり、最終的に上下の顎の骨格が整うというのが正常な成長です。 永久歯の生え変わりの際に 専門用語で「醜いアヒルの子時代」という歯並びの時期があります。上顎骨が大きく成長し すきっ歯になる一方で、小さな下顎とのバランスが悪くなってしまい、そのように呼ばれるのです。 でも醜いアヒルの子は最後には美しい白鳥になりますからご心配なく。ヒトの場合も同じで、このような子供さんは最後は整った顔立ちになるんです。 子供の時点で大人の顔立ちになってしまっていたら、思春期に下顎が成長してきたら 一体どうなってしまうのでしょうか。 子役の芸能人さんで成人になってからも活躍されている方って、どちらかというと少数派ですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.23 21:53:23
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