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カテゴリ:初田悦子
東京でのワンマンライブ開催を聞いた時は、本当に嬉しかった。
また関東在住のたくさんの方に、 シンガー初田悦子の歌を聴いてもらえる!って思いで。 今年2月に出演を予定していた東京でのライブに 体調が思わしくないということで初田さんは不参加だった。 だんだんと元気を取り戻しつつあるという話をブログやらで見て、 初田悦子ファンとして とにかく多くの人に彼女の歌を聴いてほしい。 体全体でのびのびと歌う彼女の姿を見てほしい。 生み出される音楽の世界を肌で体感してほしい。 そんな思いが、またさらに強くなっていたから。 去る4月28日・29日に開催された、 昨年末に続いて2回目の初田悦子東京ワンマンライブ2days。 今回は、その2日目のライブレポートをお届けします。 1日目の模様をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。 (先に読んだ方が、きっと楽しめます) ―――――――――――――――――――――――――― 2012/04/29 ☆初田悦子 東京ワンマンライブ2days vol.2☆(2日目) セットリスト Place: Cafe Shandi 1st stage (18:07-19:00) 1. kissのうた 2. 光 3. 天使のめがね 4. 星のピカリ☆ 5. 春ある国に生まれ来て (←初田さんご本人による弾き語り!) ゲスト田ノ岡三郎さん演奏: アドリエンヌ 6. Calling you 7. 愛の讃歌 8. 夢☆ジオラマ工房 2nd stage (19:17-20:44) 1. 空に 2. パパとあなたの影ぼうし ゲスト大野賢治さんソロ1: 空飛ぶ風船 ゲスト大野賢治さんソロ2: カーニバル (初田さんコーラス参加) 3. 新しい恋をするために 4. 銀色の恋人 5. インテリアくらげ 6. 海賊の花嫁 7. きみのママより アンコール (20:45-20:55) 1. アデュー~旅芸人のうた~☆ (大野賢治さんと) 2. 僕らのラララ (大野賢治さんと) 3. Wave of Love ―――――――――――――――――――――――――― まさかのロシア人登場であっと驚いた夜から 一夜明けてのワンマンライブ2日目。 会場は、前日と同じくミュージックスタジオ&カフェ・バーのCafe Shandi。 ↑東急世田谷線若林駅から徒歩5分のロケイションのCafe Shandi 往路、錦糸町で馬券を買うも何の見返りもなくあっさりと紙屑と化し、 むしろさっぱりとした気持ちで早めに到着。 細長い造りの店内。 前の方にいた方がステージがよく見えるということもあり、 ワタクシは店の中腹ほどのそれなりプレイスに座す。 予定時刻を少し過ぎて、青緑の服に黒のスカートを纏った ミラクルブロンズヘアのシンガーEtsuko Hatsutaが登場! ワタクシが応援している歌い手が外国人だったことを改めて認識した。(笑) ↑「今日は初田悦子ワンマンライブ、思いっきり楽しんでいきましょう!」 と元気一杯のロシア人エツコーノフ ライブスタートは80年代を髣髴とさせるメロディラインの『kissのうた』から。 最初から気持ちがノリノリという感じが見てとれて さすが2日目!という感じに満ち溢れていた。 続く『光』ではパワフルボイスが炸裂!! すごいなー。 「君も震えてた」って歌詞だけど、体感も「君も震えてた」だよ。 1日目とは、1曲目と2曲目が逆になった。 が、やはりこの2曲がライブ冒頭に来るのが定着傾向。 ライブの雰囲気を作っていくには、最適なチョイスだと思う。 「改めまして初田悦子です。東京でのワンマンライブも 今日が最終日。2回しかないけど・・・(笑) 音楽にグッと入り込めるようなライブにしたいと思っています。」 そんなトークに続いて、「この日も私をアカペラにしなかった」 という素敵なサポートメンバーのみなさんのご紹介。 ↑写真左、4月4日の大阪ワンマンライブでも出演されていた アコーディオン田ノ岡三郎さん。 写真中央、“食虫植物ウツボカズラ柄のシャツでいい匂いを出しながら待っている” 初田さんのプロデューサーであり、ピアノ担当の鎌田雅人さん。 写真右、前日に続いて登場のベース帆保博康さん ここから、2曲続けて可愛い曲。まずは『天使のめがね』。 前日はとんでもない前フリのあった『天めが』だが、 (ライブ中に名前が出るとさすがにあたふたしてしまう・・・その好例) 無用なプレッシャーを避けるためか(笑)、2日目は目立った前フリはナシ。 歌っている時の楽しそうな表情。 アコーディオンでコミカルさが増して、より可愛らしい仕上がりに。 ちなみに、念願の合ってるver.! 「『天めが』の歌詞はいつの日も鬼門なり」って あらゆる場面で言われておりますからな。 “天めが評論家”のワタクシとしても、非常に嬉しいものである。 ミナサマともぜひこの嬉しさを分かち合いたい。 音源化を楽しみに待つばかり。 次の『星のピカリ☆』もまた、 アコーディオンによってさらに映える曲といえる。 これが実に良くて、今まで聴いた『星のピカリ☆』の中では Bestと言っても過言ではないと思った。 それと相まってか、初田さんの声もよく出ていて それでいて透き通っているという二面性。 ↑『星のピカリ☆』は、意外とアットホームな場所向きの曲だと思う。 最近のライブでは歌われることが少ないが 『虹の地球』もアコーディオン入りの編成で聴いてみたい 「続いての曲にいきましょう・・・」 という初田さんの言葉に誘われるかのように サポートのみなさんが一旦退場。 この展開は・・・! 「最近、1つの事をしながらもう1つの事をやるという進化を遂げました!」 と落ち着いたトーンで初田さんが語る。披露されしは、もちろん弾き語り。 曲目は、ワタクシが初田さんが歌う曲の中では最も好きな曲、『春ある国に生まれ来て』 。 ただ2日連続で歌を聴けるだけでなく、2日連続で弾き語りを見られる、 その幸せに感謝しながら、全力でワタクシも聴き入った。 ↑『春ある国に生まれ来て』演奏中の初田さん 声の響きが前日よりも格段にいい。 奏でられるピアノの音と初田さんの柔らかくてハートフルな歌声が 激しく琴線に触れる。嬉しくて、聴いていて自然と顔が笑んでしまう。 「お粗末!ありがとうございます!!」 という充足感に満ちた初田さんの声。 現時点では唯一の弾き語りレパートリーだというが 個人的には、そのままでもいいと思う。(笑) そのくらい本当にこの曲が好き。 夏も秋も冬も、『春ある』でいこう!(・・・とはいくまいか) この後、ゲスト演奏として 田ノ岡三郎さんのアコーディオンソロ『アドリエンヌ』が披露された。 電車に乗ってアドリア海を旅した時に作られた曲で、 旅をしている時の穏やかで和やかな 情景が浮かび上がってくるような素敵な旋律だった。 「三郎さんの前に弾き語りやってよかったー!」 という充足感に満ちた初田さんの声。(笑) 続いて、田ノ岡さんとのアコーディオンデュオ編成で 有名なジャズナンバー『Calling you』に。 魅惑。両アーティストの本領発揮という感じ。 田ノ岡さんの演奏(特に間奏のソロ部分がもう!)も 初田さんの歌もとにかくものすごくて、 聴いているこちらが緊張で痺れてくるほどの表現の壮大さ。 約2年前に初めて聴いた時も圧倒的な迫力に思わず目を見開いたものだが 『Calling you』は、初田さんの数ある洋楽レパートリーの中でも 神の領域を体感することのできる曲の1つである と言っていいのではないかと思う。 間髪入れず、鎌田さんも加わって3人編成で、 今度は初田さんの音楽のルーツとも言えるシャンソン。 『愛の讃歌』を熱唱。 そして、1st stageラストで披露されたのは、 ♪空っぽの引き出しは~ 夢ジオラマ工房~ の歌い出しから始まる、5拍子の(準)新曲『夢☆ジオラマ工房』! ワタクシにとって大のお気に入りの1曲である。 とにかく歌詞が会心の出来! それに、アコーディオンとの相性が抜群に良くて この編成だと聴く楽しみも観る楽しみも増す。 メルヘンチックな歌詞と痛快なメロディが 会場全体をファンタジックな空間に変えていく。 まるで自分が別世界に迷いこんだかのよう。 少し突っ込んだ持論を展開・・・しようと思ったが、 スペースの都合もあり、偉大なる日本の政治家の方々を摸倣させていただき 次回に先延ばしすることにする。 あっという間に時は流れ1st stageが終了。 Cafe Shandiでのライブはフード付き。 会場の特性的に休憩時間が長めになるので、そこでメシを食う。 (後編に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.06 05:29:33
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