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テーマ:アニメあれこれ(26114)
カテゴリ:考察
名探偵コナン コースターは誰が書いたモノ?
単行本の67巻 File:700「危険なエリア」 ⚪コースターは誰が書いたのでしょうか? ジョディ:「(おかしい・・・口が利けないやけどの男が買い物に来たら、絶対店員の誰かが覚えているはず・・・そんな人最初からいなかったって事? だったら私が見た彼は何?何だっていうのよ?)」 ジョディ「(あれ?コースターの端が折れてる・・・最初から・・・折れてた?)」 メモ:「(逃げろこのエリアは危険だ) 赤井(逃げろ!このエリアは危険だ・・・)」 ジョディ:「(シュウ・・・)」 米花百貨店の爆破騒動の事件の際 ジョディ先生の飲んでいたグラスに敷いていたコースターに「逃げろ!このエリアは危険だ」というメッセージが残されていました そしてジョディ先生はこのメッセージを見た後に赤井秀一が残したのではないかと考えています メッセージを残したのは誰かデパート内にいたジョディ先生を知っている人物とメッセージを残す意味を考えれば可能性のある人物は火傷赤井か沖矢昴のどちらかでしょう ⚪まず単行本の67巻 File 701「赤と13の暗示」では ジョディ:「右のホオに火傷のある男がさっきこの店から出て行った?」 店員:「は、はい・・・さっきお客様がかかって来た電話を外でとるために席を離れたすぐ後に・・・」 ジョディ先生が電話に出るために席を離れたすぐ後に火傷赤井が店から出て行くのを店員さんが見ているということを聞いています 火傷赤井はタイミングを見計らって行動しています ジョディ先生は最初から折れていた?とも考えていますがここはシンプルにカフェを抜け出した時間帯に摩り替えられたと思います 火傷赤井はこれまでにジョディにわざと自分の存在をアピールしていますし このメッセージもその行動の一つではないかと思います ジョディ先生はすぐにこれが赤井からのメッセージではないかと考えているので作戦は成功しています 赤井さんのセリフを使っているのは口癖を把握しているからで ベルモット編でジョディ先生がベルモットの口癖を真似してミスリードしていましたし赤井さんのセリフを使っているから本物の赤井ではないということです ただ赤井さんの口癖を把握していても書き方まで完璧に真似をすることが出来るのか気になるところです ⚪メッセージはそのまま沖矢さんがジョディ先生を助ける意味で置いていった可能性もあります 赤井秀一は1年前にNYで「消えろ!! この場(エリア)から今すぐに!!」と言っています 「このエリア」も同じような意味だと思われます コースターにメモが残された時間帯はジョディ先生が電話を出るためにお店を出て通話しながらお店の前を歩いたから席に戻るまでの短時間です あらかじめ店内にいなければジョディ先生の座っていた席がどこか分からないと思います 私の知り合いが左利きなのですが文章を書く時少し右上がりになるので左利きである赤井さんが書いた可能性は高そうです ただ何故英語で書かなかったのが気になりました ジョディ先生は英語を話せるので相手に伝えるなら英文でも良かったのになとは思いました ⚪では一体何が危険だったのでしょうか? 危険というのは爆弾犯のことを指しているのか それとも外で待ち構えている黒の組織のメンバーのことを指しているのかどちらのことでしょうか? この回は原作とアニメでは少し違うのですが 原作では爆弾犯が現れたのはメッセージが残された後になっており アニメではコナンくんや小五郎のおっちゃんが爆弾犯と話している直後にジョディ先生がカフェを出てジェイムズと電話をしています コースターを仕掛ける時間はあまりなかったはずですし爆弾騒ぎがあったのは上のフロアでジョディ先生がいたカフェは下のフロアなので離れています ⚪沖矢さんが火傷赤井を見つけた後同じフロアのカフェから発見し黒の組織のことに気づいたのはジョディ先生がメッセージに気づいた後なので爆弾騒ぎの件についてのことになると思います ⚪火傷赤井はどちらも出来るのですが爆弾騒ぎでの行動から事件に巻き込まれたのは偶然の出来事だと思います つまり爆弾事件を予め知っていたわけではないので後者の黒の組織のことを指しているとも考えられます ⚪例え袋が置かれたところを見ても普通はそれが爆弾かどうかわかりません コナンくんも爆弾犯に言われるまでは袋の中身は分かっていませんでした 犯人もジャケットを着たままでした 爆弾騒ぎのフロアで袋が置かれているのを確認し爆弾だと判断してからジョディ先生のいるカフェに向かいジョディ先生が外に出ている間にコースターを残して警告し自分は再び爆弾騒ぎのフロアに戻ったということになります それも小五郎のおっちゃんたちが爆弾男と話してからはすぐにフロアを閉鎖しているのでメッセージを残した後にダッシュで戻って来た事になります しかし本物の爆弾ではなかったという早とちりさらにジョディ先生やキャメル捜査官はメッセージを見た後も避難するような行動も取っていないのでさほど効果は無かったようです またメッセージを見たジョディ先生が「赤井秀一が生きている」と心を乱すきっかけにもなっていますし火傷赤井を発見したジョディ先生は危うく黒の組織の狙っている外へ出ようとしています 沖矢さんがワザとぶつかったことでピンチを乗り切りましたが安全のための警告どころかコースターのメッセージは逆効果になっています 爆弾騒ぎが起こることを早く察知したならジョディ先生だけにこっそり警告する沖矢さんはかなり不自然な行動ではありますが… ⚪沖矢さんだった場合は爆弾騒ぎを見抜いたという設定に無理がありますし例えそうだとしても間抜けな行動を取っていると思います またジョディ先生に危険を知らせるのに「沖矢=赤井」とするのは赤井さんがジョディ先生に生きていることがバレたら都合が悪い設定ですが… 赤井さんはFBIすら騙すことで黒の組織に自分の死を信用させているのでジョディ先生が赤井さんが生きていると知っているような振る舞いをすれば黒の組織が赤井さんの死が偽装だと疑ってしまいます 赤井さんが生きていることがバレれば自らの死を偽装してまでキールを組織に戻した事が無駄になりますしキールの命まで危うくなります 赤井さんであれば他の手段を使ってジョディ先生やキャメル捜査官を安全な方向へ導けると思いますが… ⚪火傷赤井の場合は伏線もあるのでその目的も一致します 爆弾騒ぎは偶然の出来事ですが キャメル捜査官「どうやら例のメッセージ通りここが危険な場所だって事は確かなようですよ・・・」の発言通りメッセージを残したのが赤井さんだと連想させることは出来ています ⚪単行本の80巻 File 850「バーボンの目的」でのコナンくんの「本当に赤井さんが死んだかどうか確かめるために・・・ あの姿で赤井さんの知り合いの周りをうろついていたんだ!FBIが彼の死を偽装してるなら反応でわかるから・・・ まぁ、ベルツリー急行の時は彼を赤井さんに変装させてたベルモット本人が赤井さんに成り済ましていたみたいだけど・・・」 火傷赤井の目的はジョディ先生やキャメル捜査官に近づいてその反応を見ることで赤井秀一が本当に死んだかどうかを確かめることです 火傷赤井がメッセージを残した理由もあのメッセージが沖矢さんだった場合は火傷赤井についての情報を得たのは偶然だったことになりますし ジョディ先生はカフェの店員さんに帽子のことを尋ねていますし キャメル捜査官はトイレで自分もその男に遭遇したという話もしています ただ以前怒られたこともあってジョディ先生を気遣ってそのことを黙っていましたね またジョディ先生はデパートに火傷赤井がいたことを知らないまま話が進み入り口で火傷赤井を追いかけるシーンもなくなってしまいます さらに火傷赤井がジョディ先生のカフェにいたことの意味も無くなります ジョディ先生の周りをうろつきながら気づかれないという間抜け展開はギャグ漫画ならそれでいいのですが… ⚪しかし単行本の81巻 File 852「赤井秀一の消息」では ジョディ:「ええ・・・カードは全部そろってるし・・・ポケットの中・・・(これってあのデパートジャックの時の・・・あの火傷の彼がシュウじゃないのなら・・・これは一体誰が・・・何の為に・・・)」 ジョディ先生は火傷赤井がバーボンの変装であり赤井関係者の周囲をうろついて反応を伺っていたという事実を聞いた後に「あの火傷の彼がシュウじゃないのならこれは一体誰が」と考えています 普通ならこの説明を聞いたらバーボンが自分を嵌めるためにメッセージを残して反応を見ていたと考えるのではなく別の人物が別の目的でメッセージを残したと考えています そうなると沖矢さんしか残らないのです コースターのメッセージは罠ではなくあくまで警告です メッセージを残したのが火傷赤井ではないとすると赤井さんしかいないのですがジョディ先生は赤井さんが生きていることを知らないので「誰が・・・」と疑問に感じているのでしょう これはジョディ先生が赤井さんの生存に気づくフラグとなるのですがかなり無茶な点が多くどっちに転んでも腑に落ちないですが… ⚪筆跡鑑定すれば誰のものか一発でわかるのでこれが火傷赤井だったらすぐにバレるなんてそんな馬鹿な真似はしないはずとも考えられます ⚪しかも筆跡鑑定をしていないので馬鹿だとすれば火傷赤井ではなくてジョディ先生のほうですね… 今まではこのコースターのおかげで生きているかもしれないと希望があったので失念していたのでしょうが… 火傷赤井としてはそのメッセージを見たジョディ先生がどんな反応をするかを見たいだけなので時間のかかる鑑定をしてそれが偽者によるメッセージだとジョディ先生が気づいたところで問題はないですからね! ⚪単行本の85巻 File 895「緋色シリーズ」で キャメル「ホラ、赤井さんよく言ってたじゃないですか!!「50・50だからお互い様だ」とか・・・」 回想シーン 沖矢「(すみません・・・大丈夫ですか?でも過失の割合は50・50です・・・周りの注意を怠っていた君にも非がある・・・)」 ジョディ:「(あ、あ──っ!!)」 ジョディ先生は米花百貨店で沖矢さんとぶつかったことを思い出し彼が赤井秀一だという気付きましたがコースターのメッセージを赤井さんが書いたとは考えていないのかその話には触れていません あれが沖矢=赤井さんの伏線ならその伏線が回収された緋色シリーズで扱われても良かったのにと思います あのメッセージが沖矢さんの残した物なら今後もう説明する必要はないのが残念です ⚪単行本の85巻 File 898「緋色のエピローグ」では ジョディ「だったら何で私達にも話してくれなかったの?」 沖矢昴「前にも言っただろ?敵をだますにはまず味方から・・・現に奴らはお前達に探りを入れて来たじゃないか・・・生きている事を話していたら、俺に変装したあの男に会った時にバレていたよ・・・」 沖矢(赤井)さんはやはりジョディ先生に自分が生きていることを意図的に教えなかったみたいですね またそのことを勘づかれてもいけない立場であったようです メッセージを残すことが赤井さんが生きていると動揺させ火傷赤井を追わせるその行動はバーボンを騙す作戦だったのでしょうか? 沖矢さんが火傷赤井に気付いたのはメッセージが残された後です またジョディ先生は黒の組織に目をつけられそうになり下手をすればそこで疑われる危険もあったのですからFBI捜査官としては軽率な行動とも言えます コースターについては緋色の前哨戦である「最後のピース」で接触した時はジョディ先生はまだ赤井さんの生存に気づいていませんでしたが… ⚪また単行本の80~81巻 File 734「お花見回」でコナンくんはジョディ先生に「ごめんね、ジョディ捜査官」と言ってるのですが ここでいつものジョディ先生ではなく捜査官と呼んでいるのは赤井秀一の偽装死をFBIの仲間であるジョディ先生に打ち明けられないもどかしさや罪悪感のようなものを感じたから来てるのでしょう 敬意も お花見の会のタイトルが「赤井秀一の消息」 となっています そして現在の古語では「消息=手紙」という意味もあるようでそこにかけたものなのではないでしょうか? 何かしら回収されたらいいのですが…ジョディ先生ってどちらが書いたものでも「よくも私を騙そうとしたわね!」って言いたいことを言ったら後はほじくり返す事がない前向きな人だと思うので素敵な女性ですけどね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.26 09:58:35
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