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テーマ:アニメあれこれ(26114)
カテゴリ:考察
ワンピース 桃太郎の雉
※最新話までの内容を含んでいますので未読の方はご注意ください※ワンピースでは今熱い展開が繰り広げられています 桃太郎の役者が揃いつつありますね! 桃太郎のモモの助 きびだんごのお玉ちゃん 猿のルフィ お犬様のヤマト そして犬と猿は既に揃っているのでここに雉に当たる人物が登場するのかなと思うのですが その雉のは誰かということを指すのでしょうか? 既に不死鳥のマルコは既に力は底つきかけていますので加勢しに行くのは厳しいでしょう となると新しいキジの枠となる人物が必要になります (1):孔雀と光月日和新たに「キジ」のイメージがあるとすればクジャクが着物の「生地」にあしらわれていた光月日和だと思われます モモの助はおでんと同じく黒髪ですがモモの助と日和の母であるトキの髪色は明るい緑です 娘の日和はトキの髪色とは少し違い鮮やかな明るい青色の髪をしています この明るい青色のことを「ピーコックブルー」というそうです キジは英語でピーコックと言いますし江戸時代の大阪には孔雀を見ながらお茶が飲める孔雀茶屋と呼ばれる茶屋がありました さらに吉原遊廓の近くには孔雀長屋と呼ばれる長屋がありました このことから吉原の遊廓の近くにあった花魁と孔雀には繋がりがあります ⚪諸説ありますが吉原の「孔雀や」の所有だったり 孔雀屋三右衛門の地所で孔雀不動の祠があったり 孔雀のように美しい吉原の灯りがよく見える長屋だったから孔雀のように美しい娘が住んでいたなど様々な形で信じられていました またオスの孔雀は羽を扇状に広げます 花魁の小紫こと光月日和も扇を手に持っています この扇状に広げることでメスを誘惑(誘う)という目的があります まず日和は光月おでんの娘でありながらその正体を隠したまま花魁として名を上げ ワノ国の売れっ子アイドルのような存在にまで名をあげています その派手な外見はどこにいても目立ってしまう孔雀そのものですし美しい姿を見せつけることで異性の気を引くというのはまさしく小紫のイメージにピッタリと重なります しかし光月日和として正体を現してからは彼女の言動は驚くほどに地味になっています 河松とは再会したものの「戦の前に情は禁物」と言って赤鞘たちの前に姿を現すことを拒み自分は決戦が終わるまでどこかに隠れていると言ったのです またその口調もおっとりしてどこか抜けたところがあり将軍の前で啖呵を切った小紫とはまるで別人のように変貌しています オスとメスとでその姿に大きな違いを持つ孔雀ですが小紫と日和もまた同じ人物ながら違いがあります 孔雀という動物は蛇(毒蛇)を攻撃するそうでこの事から孔雀は古代から神聖な生き物として扱われています 孔雀の羽根の模様は古来から「目」に見える事からギリシャ神話では全身に 「100の目」 を持っていた巨人アルゴスと同一視されています それは神話に登場するアルゴスを愛したヘーラーはアルゴスの死後彼の「100の目」を取って自身が飼っていた孔雀の羽に飾ったと言われておりそれ以降孔雀の羽には「目」が付いている模様になったと言われています ⚪孔雀もまた繁殖期には嘴でつついたり飛び蹴りしてきますし桃太郎のキジも鬼の目を突いていましたし可能性はありますよね! また尾田先生曰く日和のイメージの動物は孔雀なのだそうです メスのクジャクは思ってるよりも地味な焦げ茶や茶色っぽいです ⚪さらに孔雀は狩りや闘争を行う鳥類でありその足には鋭い鉤爪がありそれを使って相手に攻撃を加えるそうです 日和は幼少期から兄のモモの助に飛び蹴りをするといったお転婆な側面も描かれています また筋の通らないことには自分の命もかえりみず将軍であるオロチに食ってかかるなどその気性の激しさも孔雀のようです 孔雀は50種類以上の種類が存在しておりインドクジャクだと飛ぶのが下手なので飛んでくることは難しいかもしれません 飛行能力はありますが高い所を飛べる程で上手くは無いです さらに母の名前は「トキ」ですがトキとは日本に住む朱鷺という鳥を連想することもできますね 朱鷺色と言われるほど朱鷺は非常に美しい鳥とされています 同じく美しい鳥である孔雀が小紫のイメージであるならその点に共通点があるとも考えられます (2):シームルグシームルグはイラン神話に登場する「孔雀」の姿で描かれることが多い霊鳥です その死と再生を繰り返すため 「不死鳥」 や「太陽」 と同一と考えられていました シームルグの体は金色で覆われているようでこの「金色の孔雀」というイメージは日本ではお神輿の屋根の上に配置される「鳳凰」に近いですね 鳳凰は「徳の高い君子が位に就く時に現れる鳥」 と言われています またシームルグは英雄を手助けした伝説があるそうで今後モモの助やルフィの手助けをしに現れるのでしょうか? シームルグはペルシアの北部にあるアルブルズ山に住むとされておりその羽毛は美しいだけでなく治癒する力を持つとされているようです また第1004話で赤鞘の前に現れた人影は彼らに手当を施して消えたことがわかっています カイドウに大きな傷を負わされた赤鞘たちをその場しのぎの手当をしただけですぐに回復が出来るのかと考えるとここで彼らに回復系の能力が使用されたと思われます 同じトリトリの実の能力者であるハヤブサのペルは回復系の能力はありません さらに伝承によるとシームルグの体は象さえ運べるほど巨大な霊鳥であり鳥の王(女王)と呼ばれています また餌として得たものは自身が満腹になると残りは他の動物が食べられるようにとその場に置いていくそうです 伝承によってはシームルグは1700年の寿命を持ち300歳になると卵を産み、その卵は250年かかって孵るという。そして雛が成長すると親鳥が火に飛び込んで死ぬのだそうです このことから火の中に飛び込んでまた甦るフェニックス(不死鳥)と同一視されています (3):孔雀明王毒虫や蛇を攻撃するところから益鳥として尊ばれています 神経毒に耐性を持つと言われているが学術的に毒耐性が確認されたことはないそうです クジャクを含む雉目の鳥類は卵や雛を守るために蛇やサソリ等の毒虫や毒蛇類を攻撃する習性があり戦っている所を目撃する機会が多いために生まれた神話のようです 蛇に噛まれれば普通に死ぬがこの習性から邪気を払う象徴として「孔雀明王」の名で仏教の信仰対象にも取り入れられた 孔雀は害虫やコブラなどの毒蛇を食べることから孔雀明王は「人々の災厄や苦痛を取り除く功徳」があるとされ信仰の対象となっていました しかし後年になると孔雀明王は毒を持つ生物を食べる=人間の煩悩の象徴である三毒(貪り・嗔り・痴行)を喰らって仏道に成就せしめる功徳がある仏という解釈が一般的になりました また魔を喰らうことから大護摩に際して除魔法に孔雀明王の真言を唱える宗派も多く雨を予知する能力があるとされ祈雨法(雨乞い)にも用いられたそうです このことから日和が悪魔の実の能力者であれば治癒系の能力を持っているかもしれません 日和が鬼ヶ島に来るのかというのがまだ疑問ですが彼女が活躍する機会も残されていると考えています ただ日和が戦闘力として加わる可能性は低いと思います 戦闘力として役に立てるという自覚があれな最初から討ち入りに参加しているのでわざわざ姿を隠す必要もありません またこの「孔雀明王」は元々インドの女神・パーンチャ・ラクシャーと言われており元が女神であれば女性である日和が能力者であることにも納得がいきます 今後日和は回復要員として鬼ヶ島の戦いに参戦すると思われます 彼女が能力者であることを敵に知られる危険性を考えれば日和が表面的に戦いに参加しないと選んだことも納得出来ます また小紫として百獣海賊団側に顔を知られているので秘密裏に動き回ることに徹するのかなと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.03 21:25:10
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