「笑えれば」
FireWorks 小松慎典監督作品。ドキュメンタリー青春映画「笑えれば」がまもなく完成する。制作期間は3年半。登場人物は1万人以上。撮影テープは数百本にのぼる。多くのひとたちの熱情と笑いと涙と勇気がつまっている、らくだ銀座の熱き人間ドキュメント。小松、彼はこの時代に生きる侍だ。食べること、寝ること、着ること・・・そういうことは彼にはほとんど興味がない。ブルーハーツをこよなく愛し、映画が死ぬほど好きで、創ることにかけては鬼気迫るものがある。缶コーヒーとパーラメントロングがあればよい。じいっと長い間、この作品とそれにまつわる多くの人たちと向き合って、じっと耐えて、ひたすら編集して撮影してインタビューして・・・。僕はその登場人物のひとりではあるが、プロデューサーとして、現在128分ある作品を20~30分短くしようと小松と試みている。らくだ銀座の本編もこれからまた公開を開始するにあたり、この「笑えれば」も絶対観て欲しい。なぜ今ぼくらがここにいるのか、笑えるのか、体をはっているのかが、そしてこれからの未来がここには凝縮している。さて、テレビ放映がいいのか、映画としての上映がいいのか、どうしたらみんなにふれてもらえるのか、考えている。そして僕は、今じーーーんわりとゆーーっくり、さかのぼって、自分をふりかえり、みんなを見つめなおしている。最後に笑えれば・・・。