直木賞とお散歩
第135回直木賞受賞作品、 「まほろ駅前多田便利軒」と、 「風に舞いあがるビニールシート」を読んだ。 前者は、少し楽しめたけど、 後者は、非常に辛かった。 最近、直木賞と芥川賞のカラーや 選考基準が話題にはなっているが、 本好きな人間に、出来ればがっかりさせないで欲しい。 それに比べて、昨日観た、 僕の友人でもある映画監督、松田彰氏の撮った作品、 「お散歩」と「冬の幽霊」は最高だった。 予算や製作体制やフォーマットなどの格なんかぶち飛ばす、 ほんとに素敵な映画だった。 嬉しくて心が震えて、これぞ「映画」だと感じた。 松田さん、ずるいよ~ こんなの創っちゃってさ、 僕には逆立ちしてもこういうテイストの作品は創れないと思う。 公開は、下北沢シネアートンでレイト2週間の規模で、 明日公開は終わる。 DVでラフに創ってある印象はうけるが、 ほんとに真心あふれる、 今年の劇場公開ベストワン作品だと思う。 ぼくらの「人生ごっこ!?」も早く劇場公開にこぎつけたい。 最後に・・・、 昨日はずっとある念力と送り続けていたら、 それが叶った。涙が出た。ありがとう!