テーマ:蟻飼育(5)
カテゴリ:社会・生活
アリの集団を研究している北海道大学の研究チームが面白い研究成果を発表したそうです。その内容が先日の日経新聞に掲載されていました。 アリの集団には常に2~3割の働かないアリたちが存在しているそうです。その働かないアリたちは、普段、働いているアリたちが疲れてしまった場合に、代わりに働きだすのだそうです。 集団のアリたち全員が普段からみんなで働いていたほうが効率が良さそうに思いますが、その全員が疲れてしまい、働かなくなると集団が維持できなくなります。 ということで、いざ!という時のために、普段は働かないアリたちが存在しているらしいということです。 ちなみに北海道大学の研究チームでは、働かないアリたちがいる集団といない集団をコンピュータでシュミレーションしたところ、働かないアリがいる集団のほうが長く存続することが分かったそうです。 このように集団で行動する生物では、アリだけではなく、ハチの世界でも働くグループと働かないグループがいて、働き者が疲れた時には、普段は怠けている者たちが働き出すそうです。 なお、人間も集団で行動する生物ですから、働き者と怠け者がいるわけで、普段は働いていない人でも、いざとなったら遮二無二働くのかもしれません。 というか、社員全員が脇目もふらずに働いている会社よりも、適度にサボっている連中が存在している会社のほうが長生きするのではないかと思います。 以上 働け!働け!と社員を叱咤している社長さんたちに、ぜひとも理解してもらいたいアリの集団の行動のお話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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